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【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 16 ~しつこく勧誘されたり紹介を強要されたことは!?(3日目/連続6回)~

当ブログ読者に関心の高い『コーチング』について、僕の見解を述べておきたく全6回にわたる超大作を作成しました。本日3日目です。

先日から数回に分けて、下記1~5のテーマについて、それぞれ私見を述べています。

  1. 僕がコーチングを学び初めた理由
  2. コーチングは情報商材やマルチ商法か
  3. コーチングは催眠術や宗教か
  4. コーチングに効果は期待できるのか
  5. コーチングとは

本日は『2.コーチングは情報商材やマルチ商法か』について見ていきたいと思います。

まず、僕のコーチング受講体験談からお話させてください。前回お話ししたように、僕がコーチングを学び始めた理由は、「スポーツに関わる仕事がしたい(特に、プレイヤーと同等の達成感が味わえるような・・・)、コーチングなら選手としての実績がなくても、それが可能かもしれない」と思ったことがきっかけでしたね。

コーチングに興味を持つ人のタイプは?

コーチングに関わる人には、大きく分けて3つのタイプが存在します(かなり偏った所感かもしれませんがw)。

  1. コーチングを受けることで、自分の自己開発や目標を達成しようとする人
  2. コーチングを学ぶことで、クライアント(知人であったり、部下であったりを含む)を鼓舞し、目標達成に導こうとする人
  3. コーチングを学ぶことで、コーチングを職業にしたり、お金を稼いだりしようとする人

僕の元々の目的は『スポーツに関わる仕事がしたい』ということなので、当然上記でいうと、『3.コーチングを職業にする人』を目指すことになります。

そこで、ネット検索で色々なコーチング・スクールや団体を探し、リーズナブルだったGCS(銀座コーチング・スクール ※以下GCS)に通うことに決めたのです。

僕が通っていたGCSの特徴

まずGCSに通い始めて、その後いろいろなスクールのセミナー、勉強会などに参加、卒業生や関係者からお話も多く聞きました。その上でGCS(銀座コーチングスクール)について感じた事(一個人の所感・印象)を下記に羅列してみましたので、ご覧ください。

■お手頃価格(といっても、入学から認定コーチ試験を受けるまで20万円以上はかかりますが・・・)。クラスはA~Dまでの4段階に分かれており(それぞれ5~6万円ほど)で、継続・中断・再開などが自由

※つまりクラスAだけ受講して、そのまま辞めるかたもいらっしゃいますし、数年後再開する方もおられるようです。A~Dすべてを受講しないと認定コーチ試験を受けることができませんが、その際、無理に勧誘されたり、継続を強要されたという話は、僕の知る限りありません。

■無理な勧誘などはされない

前述の通りです。

■SNSや勉強会などを通じ、多くの知り合いができる

全国に多くのクラスがあるGCS。他校の受講生や認定コーチ、講師、卒業生などとも知り合う機会が多々あります。

■宗教的・催眠術的な部分は特に感じなかった

僕の通っていたクラス、その間とその後知り合った方の中には、そういった方は見かけませんでした。

ここまで見ると、何ら問題のない、優良コーチング・スクールだといえそうです。ただ、もう一つ感じたことがあり、これがその後コーチングと向き合うにあたり大きな壁となり立ちはだかることになります。

■認定コーチになったからといって、プロのコーチになれるわけではない

これからプロのコーチを目指そうと考えている人にとって、最も気になる部分なのではないでしょうか。またコーチングのことを『マルチ』と呼ぶ人達にとって、この部分が最も大きな要因なのではないでしょうか。

そもそも、どうすればプロ・コーチになれるの?

GCSに限らず、他のスクールや団体のセミナー・勉強会などに参加する中で、講師や卒業生、認定コーチであっても、プロ・コーチとして稼いでいる人はかなり少数だと感じました。 ※ほとんどが副業か、会社で活用、セミナー収入、もしくはセルフコーチング(自己啓発)に使用しているのみで、独立収入を得ている人は稀。

独立したプロのコーチになるには、相当な努力(経験や知識習得)と(もしかすると)資質が必要なのかもしれません。

コーチになるために高い受講料(GCSはまだ良心的なほう)を支払ったのに、結局プロになれない人があふれている現状を目の当たりにし、「コーチングって情報商材やマルチと一緒やん!?」と思い始めたのが、ちょうどこのころでした。

コーチングは情報商材やマルチ商法か

さて、そろそろ本日のテーマに入りたいと思います。

結論から言ってしまうと、『あなたも稼げるコーチになれる!』『コーチングで稼げる!』と謳っているところは、そう、だと思います。情報商材、マルチと大差ないと感じます(実際通ったことはありませんが)

『コーチングで稼げる』と思って始める人は、やめた方がいいということです。そういったスクールやコーチのカモにされるのがオチです。よほどの資質があれば別ですが、コーチング1本で『稼げている人』がどれぐらいいるか、可能なら一度調べてみてください。年間数千万円や数億円稼いでいる人などほとんどいないはずです。

それを、受講生のことを何も知らないうちから『あなたも稼げます』というのは虚言に他ならないと思います。

やはりコーチングはマルチ商法?

前章の内容から考えると、やはり世にあるコーチング・スクールや講師はマルチ商法の共犯者ということになるのでしょうか。

それはちょっと違うように思いました。

いろいろなスクールの講師にもお会いしましたが、少なくとも僕が会った人達の印象からは「真剣にコーチングを広めたい」「真剣に生徒を一人前のコーチに育てたい」と思っていらっしゃる方々がほとんどであるように感じました。

そもそもマルチ商法や、ネットワークビジネス等の情報商材、そして「あなたも稼げます」というコーチングスクールなどは皆、「月●●万円、副業で稼げます!」や「あなたもこのテクニックを覚えたら、儲かります!」など、「稼げる」ということをエサに誘ってきてはいませんか?

僕がこれまで知り合った講師やコーチには、「稼げますよ!」と謳っている人はほとんどいませんでした。※メルマガ登録しただけの方や、1度セミナーに行っただけの人の中には数名いましたが・・・。そういう方たちのメルマガやセミナーに登録すると、「いつまでに本契約すれば料金半額!急いでください!」などという、ありがちな営業をかけてきます。タイムカウンターがカチカチ動いているメールもありましたw

誰か(自分自身含む)の目標を達成に近づけたい、人間関係を円滑にさせたい、などの目的があり、その為のツールとしてのコーチングがあると考えている人達にとっては、そもそもの目的が「稼ぐ」というところにはないのかもしれません。

「この素晴らしいコミュニケーションスキルやテクニックを身に付け、世に広めることでお金が貰えるのなら、これほど嬉しいことはない」と、純粋に考えている人が多いように思いました。※もちろん収入は多いに越したことないのだと思いますが・・・。

そもそもの目的を見失わないこと

僕も含め、『儲かる』という言葉に惑わされてしまうと、そもそもの目的を見失ってしまいます。

僕は『スポーツに関わる仕事がしたい』→『そのためにはコーチングを職業にしなければ』→『コーチってプロになれるの?』→『コーチングスクールって、「あなたもコーチになれる!」とか言って、稼げもしないコーチを次々に輩出することでお金儲けしているマルチ商法では?』と、徐々に当初の目的を見失うようになっていました。

もちろん、コーチング・スクールを卒業したからと言って、自分や知人の目標を達成に近づけられるようなスキルが身に付くとは限りません。ましてや1流のプロになるには、相当な努力と資質が必要かもしれません。

しかし、それはどの世界でも同じですよね?英会話スクールにいって、「3年も通ったのにネイティブのように話すことができない。」や「テニススクールで最上級クラスまで上がったのに、プロになれない。」からといって「あのスクールは詐欺」という人っていないですよね?それと同じことだと思います。もちろん「あなたも、この(テニス/英会話)スクールに通えば稼げるようになりますよ!」と謳っているところがあれば別ですがw

結論

『あなたも儲けられる』や『あなたも月●●万円の副収入を得てみませんか?』という謡い文句のところには充分気を付けたほうがいいでしょう。あと、「今の内に契約しないと損しますよ」というところ。これらの謳い文句って、ネットワークビジネスやマルチのそれとほぼ同じです。

前述のようなスクール以外の中から、自分の目的、予算に見合った、実績、評判(クチコミ)などが良い団体を、よく調査・吟味したうえで選べば、さほど問題はないのではないか、と僕は感じています。

次回予告:【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 17   ~催眠や信仰を取り入れているスクールはある?(4日目/連続6回)~

※本ブログの内容は、あくまで著者一個人の経験に基づく所感です。情報の正確性、読者の方が読後に取る行動等、責任は負いかねますので、ご了承ください。

紹介本

そういえばこれが『コーチング』とはまだ知らない頃、書店でふと手に取った本著にすごくモチベートされたことがあったのを思い出し、紹介させていただくことにしました。

コーチングの神様が教える「前向き思考」の見つけ方

 

 

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当ブログ読者に最も関心の高い『コーチング』について、そろそろ僕の見解を述べておきたく、全6回にわたる超大作を作成しました。本日2日目です。

本日から数回に分けて、下記1~5のテーマについて、それぞれ私見を述べていきます。

  1. 僕がコーチングを学び初めた理由
  2. コーチングは情報商材やマルチ商法か
  3. コーチングは催眠術や宗教か
  4. コーチングに効果は期待できるのか
  5. コーチングとは

第1章となる本日は『僕がコーチングを学び始めた理由』についてお話します。

1.僕がコーチングを学び始めた理由

自分でもすっかり忘れていましたが、僕は学生時代スポーツにハマっていて「プロアスリートになりたい」と考えていたことがありました。

スポーツの魅力は、『鍛え上げられた肉体から繰り出される人間離れしたパフォーマンス』、『誰もがヒーローやヒロインになりうる環境下で、自分が活躍出来た時の達成感』、『ゲームとしての爽快感』等々。

今でも僕にとってのドリームジョブNo.1は『プロ・アスリート』です。ただ、プロになるには、『素質』『環境』『努力』等様々な要素が必要で、限られた、ごく一部の人にしかなりえないものだといえます。ましてやアスリートとしての収入だけで生活していくなど至難の業。

ほどなくして僕もその夢を諦めることになります。

スポーツに関わった仕事に就けば夢は叶う?

それならばと「スポーツに関わる仕事」を検討した時期もありました。『スポーツコーチやトレーナー』『スポーツ用品製造/販売』『フィジカル・トレーナー』『スポーツ科学者』『サポーター』等

しかしスポーツのコーチやトレーナー、監督などは、(基本)その世界での実績がないとなれません。それら以外の仕事は『プレイヤー』とは少々距離感のある『裏方的』存在。僕が求めているのは、あくまでプレイヤーと同レベルの達成感・・・。裏方も立派な仕事だとは思うのですが、僕の目指しているところとは違うと感じていました。

そうこうしている間に、スポーツに関わることすら嫌になり、あれほど好きだったスポーツ観戦もしなくなりました。中途半端に続けていても、思うようにプレイできません。試合に出ても勝てません。悔しい思いしかしないのなら、いっそ止めてしまおうと思ったのです。

コーチングとの出会い

その後月日は経ち、僕も40歳を超えていました。すっかり『プロ・アスリートになる』『プロスポーツに関連した仕事に就く』という夢など忘れて生活していたある日、あの有名なベストセラー著書『嫌われる勇気』に出合います。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

『嫌われる勇気』で紹介されていたい『アドラー心理学』に興味を持ちました。そして「心理学は少しハードルが高いな・・・」と思いながらネット検索をしていた時にヒットしたのが、あの『チームフロー・宮越大樹』氏の動画だったのです。

You Tube 動画 チームフロー・コーチング
※僕が当時実際に見た動画とは異なります。

衝撃でした。

その動画では、柔道選手ではなかったコーチが、柔道の金メダリストを育てたり、スノーボードの選手ではなかったコーチが、オリンピックのメダリストを育てたり・・・。また、不治の病を患った患者さんに夢や希望を与え、劇的な快方を呼び起こしたりと、コーチングは色々なジャンルの夢や目標を叶える『万能薬』のように僕の目には映りました。

胡散臭いと思わなかったのは、実際にオリンピックのメダリストを何人か育てたという実績があり、海外では大統領や世界的企業のCEO、有名スポーツ選手などもコーチングを自己開発や目標達成を図るスキルとして取り入れているという話を聞いたからです。

選手として1流でなくても・・・いや、そのスポーツをしたことすらなくても、コーチとしてプロ・アスリートと共に達成の喜びを分かち合うことが出来るのか!

これが、僕がコーチングを始めようと思ったきっかけです。

後に知ることになるのですが、チームフローの中でも、『スポーツ・コーチング』でメダリストを続々と輩出しているのが、『柘植(つげ)陽一郎』氏だということです。国内スポーツコーチングの第一人者といっても過言ではないでしょう。

その柘植氏の著書が下記。主にスポーツの場におけるコーチングのスキルや事例が紹介されていますが、会社やビジネスの上下関係等にも充分応用が利く1冊です。

最強の選手・チームを育てるスポーツメンタルコーチング

次回予告:【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 16 ~紹介や入会をしつこく勧誘・強要されたことは!?(3日目/連続6回)~

 

 

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【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 14 ~本音を今ぶっちゃけます!(初日/連続6回)~

このところ『コーチング』についてあまり書いていなかったのですが、そろそろ書かないわけにはいかない状況になってきました。

というのも、当ブログ訪問者の多くが、良い意味でも悪い意味でも『コーチング』に興味を持っているとわかった為です。

まずは下記データをご覧ください。

■当ブログ ページ別アクセス数 第1位 -google analyticsを使用- (何かDH●のCMみたいですがw)

調査期間1:2015年8月~2016年4月(開始から直近まで)1位

【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 2

調査期間2:2016年3月~2016年4月(直近一カ月)1位

【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 2

上記のように異なる期間のアクセス数を調べたところ、いずれも同じ記事がTOPに来ていることがわかりました。この記事、ブログ開始間もない頃に投稿したものなので、累計アクセス数で上位に来るということは頷けるのですが・・・。直近1ヶ月でもトップをキープしているということは、最近になっても訪問者の関心度が落ちていないということになります※もちろん「僕の発言に興味があって・・・」というわけではないのでしょうけど。笑

『コーチング』、特に『チームフロー』に対する関心度が高いことが下記のデータからわかります。

■当ブログ 検索キーワードランキング -google analyticsを使用-

調査期間:2015年8月~2016年4月(開始から直近まで)

4位.コーチング 怪しい
5位.チームフロー 評判
6位.チームフロー 宗教
7位.コーチング 胡散臭い
9位.池田貴将 宗教
10位.平本あきお 評判

『怪しい』とか『胡散臭い』『宗教』『評判』など、の文字が見られます。おそらくですが、「コーチを雇うべきか」「コーチングを学ぼうか」などと迷っている方が、どこかで「コーチングって胡散臭いのでは?」と聞き、上記のようなキーワードで検索、当ブログがヒットしたのではないかと思われます。

コーチングは催眠術か

下記のようなこともありました。

ある朝、僕のTwitterアカウントに下記のような通知が届いたのです。

『永江一石さんがリツイートしました』

【永江一石氏】ITコンサルタント兼有名ブロガー。僕はメルマガやTwitterを通じて、氏にIT関連やブログについての質問をさせていただくことがあります。

通知のあったツイートが下記。

コーチングコメント(永江氏)

僕のブログ記事に一言、「催眠術、、」とだけコメントされています。対象の記事が下記。

【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか10 ~平本あきお氏のコーチングライブ行ってきました~

「どこで見かけたんやろ!?(永江さんは僕のTwitterをフォローしていない)」と不思議に思いながらも、前々から永江さんが『コーチング』について、どのような見解をお持ちなのか聞いてみたかったので、チャンスとばかりに質問を投げてみました。

コーチング質問「永江氏」

それに対する回答が下記。

コーチング回答(永江氏)

やっ、やはり、否定的!・・・まー、この回答は予想していたので、それほど驚きませんでした。が、それよりも驚いたのは、永江氏が初めて当ブログについてコメントをされたということ、またその内容が『コーチング』についてだったということです。

永江氏がツイッターでコメントされたからかもしれません。その日からしばらく、面識のない方からもコーチングについてのコメントをいただく日が続きました。もちろんPV数も急上昇。

いずれにせよ、『コーチング』に対する世間の興味や関心が一定以上であるとわかった以上、『コーチングは胡散臭いのか?』という疑問を投げかけた張本人(の僕)が、本音を話さないわけにはいかなくなりました。

と、言うことで、そのあたり次回からまとめてぶっちゃけたいと思います!(「ぶっちゃけとか死語やろ!」とか「お前誰やねん!?」と言わず、コーチングに興味ある方はチェックしてみてください。コーチやコーチ育成の仕事に携わっている方も、世間一般の人がもつ『コーチング』のイメージがどういったものか垣間見ることが出来るかもしれません。けっこう腑に落ちること言っているかもしれませんよ!)

次回予告:【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 15 ~僕がなぜコーチングを学び始めたか(2日目/連続6回)~

次回から5回に分けて、私見を述べていきます!

  • 僕がコーチングを学び初めた理由
  • コーチングは情報商材やマルチ商法か
  • コーチングは催眠術や宗教か
  • コーチングに効果は期待できるのか
  • コーチングとは

多くの方が関心を持っているコーチ団体(企業/スクール)である『チームフロー』(本日の記事にも登場しましたよね)。その創業者にして代表である『平本あきお』氏の著書を紹介して初日の記事は終了とさせていただきます。

成功するのに目標はいらない!―人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方

 

  

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【総評】『マンガでわかるシリーズ』~独断ベスト8を発表します~ ロジカルシンキング/コーチング/NLP/アドラー心理学等~

本日は『マンガでわかるシリーズ』の個別評です。

僕はこのシリーズ、以前はあまり好きではなかったので、既に売ってしまって手元にないものもあります。それらについては記憶の範疇でコメントさせていただきますのでご了承ください。

それではまず、評価の高いところから・・・。

1位:マッキンゼー式ロジカルシンキング

マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ) 
赤羽 雄二  
(著), 
大舞 キリコ (イラスト),  星井 博文 (その他)
宝島社 (出版)

前々回の記事の時点では、このあとに紹介する2位の『コーチング』が一番だとお伝えしましたが、本著、3分の2を読んだ時点で、トップに躍り出ました!

まず、なんといってもマンガが面白い!ちょっとしたギャグが笑えるし、主人公の女の子のキャラ、僕のタイプです(え?どうでもいい?)。もちろんロジカルシンキングについてもマッキンゼー式のゼロ秒思考、フレームワーク等のテクニックが詳しく紹介されています。※本著についてはここでは書ききれないので、後日単独で書評を投稿しようと思います。

2位:コーチング

マンガでやさしくわかるコーチング
CTIジャパン (著), 
重松 延寿 (その他)

日本能率協会マネジメントセンター(出版)

コーチングに興味のある方、既に学んでいる方、コーチに至るまで参考になる1冊です。※ご興味ある方はぜひ下記もご参照ください。

【書評】『マンガでやさしくわかるコーチング』~初心者からコーチまで。CTIジャパンの基礎が学べる1冊~

3位:NLP(エヌ・エル・ピー)

マンガでやさしくわかるNLP
山崎 啓支
 (著), 
サノマリナ (その他)
日本能率協会マネジメントセンター(出版)

シリーズに共通している内容ですが、仕事やプライベートでくすぶっている主人公が、主題のスキルを学ぶことで、次々に身の周りの問題が解消され、好転していくというストーリーです。NLPの技術についても簡単な紹介があります。

僕は未だに油断すると悪酔いする癖があるので、NLPの『アンカリング』スキルを使って改善できるか検証中です。※こちら(悪酔い防止に)ついては、僕には効果がありませんでした w)-後日記-

4位(同率):7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣
フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修)
宝島社 (出版)

友人に紹介された著書『7つの習慣(原書)』は、かなり難しそうだったので、「まずは入りやすいところから」と本著を購入しました。※おそらく僕がはじめて読んだ『マンガで・・・』シリーズです。「ふ~ん、こういう感じなんや~」と、読了直後の印象は結構よかったと記憶していますが、その後読み返すことなく中古で売ってしまいました!

4位(同率):7つの習慣2

まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣 (まんがでわかるシリーズ)
フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修), 小山 鹿梨子 (イラスト)
宝島社 (出版)

うーん。すみません。ほとんど覚えていません!(「じゃあなぜ4位なんだ!」と突っ込まれそうですが・・・『7つの習慣』で同じ順位にまとめたほうが説明しやすかったので・・・)

6位(同率):アドラー心理学

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井 俊憲  
(著), 
星井 博文 (その他), 深森あき (その他)
日本能率協会マネジメントセンター(出版)

『嫌われる勇気』でアドラー心理学に興味を持ち、その直後に購入した1冊です。アドラーの妖精(霊)が出てきて、悩める主人公の問題を次々解決するというお話でした。ただ、下記の『コミックでわかる・・・』にも言えるのですが、どうしても『嫌われる勇気』と比較してしまい、内容が薄く感じてしまいました。そもそも比較する対象ではないのですが、どうしてもアドラー心理学つながりということで・・・。

6位(同率):アドラー心理学


コミックでわかるアドラー心理学
向後 千春 (監修), ナナト エリ (イラスト)
KADOKAWA/中経出版

8位:孫子の兵法

まんがで身につく 孫子の兵法 (Business ComicSeries)
長尾一洋(著)、久米礼華(まんが) (著)
あさ出版(出版)

マンガは可愛く面白かったのですが、肝心の『孫子の兵法』の説明が少なかった記憶があります。そのためこの順位になってしまいました。※本サイトに書評がありますのでよろしければ下記参照ください。

【書評】マンガで見につく孫子の兵法

番外編:マンガで読む国防入門

マンガで読む国防入門 impress QuickBooks
石破 茂 (著), 原 望 (著)
インプレス(出版)

実はこれが良書です。上記の1位から8位までと違い主人公はカワイイ女の子ではなく石破茂さんですが 笑。

衆議院議員の石破茂さん原案のマンガなんですね。漫画には石破さん本人が登場し、「もし今の日本にテロが起こったり、他国から攻撃を受けたらどうなるか」という仮説に対して、独自の見解を述べていくというものです。民主党の岡田さんなんかも登場します。(岡田さんに比べ、石破さんのマンガの顔はかなりハンサムに描かれていますw)※よろしければ下記書評ご覧ください。

【書評】マンガで読む国防入門

※上記書評、すべて僕個人の所感に基づきます。ベスト8までしかないのは、現時点で同シリーズについては上記8冊と番外編の1冊しか読んだことが無いからなんですね。

-2017年6月16日更新-

次回予告:決断の日を迎え
来る2016年2月18日は、今後の僕自身と当ブログの方向性を決める、決断の日なんです。これまで当ブログでも、僕が読んだ著書、参加したセミナー、学んできたコーチング・プログラミング・英語・株式投資などを紹介してきましたが、果たして僕はそれらを通じ『ヒーロー的なやつ』になれたのかどうか・・・。

 

 

「コーチングって、うさんくさいのでは!?」と思いはじめていた僕が、再び学び始めた理由2 ~GCS銀座コーチングスクールについてお話します~

突然ですが、皆さんは『引き寄せの法則』とかって信じますか?

僕は全く信じてません!笑

昭和のオッサンということもあってか、血液型や占いなんかも興味がなく、信じてもいません(これを言うと女の子には「つまらん男!」と一蹴されてしまうので、しばらくは興味があるフリをして話に乗っかっていましたが、それももうやめや!)。

なぜいきなりこんな話から始めたかというと・・・。実はそんな僕でも『タイミング』そして『勢い(ノリ)』というものは大切にしています。コーチングを再び勉強してみる気になったのは、この『タイミング』が大きく影響しています。

さて、本題に入りましょう。前回はタイトルにもある『コーチングとは』や『僕がコーチングに興味を持ったきっかけ』をお話ししましたね。しかし最近では、そのコーチングについて「胡散臭いな」や「ほんまに効果あんの?」と思うようになってしまっていました。そう思うようになった理由は次回、それでもコーチングはやっぱり魅力的、と思うようになった理由を次々回にお話しいたします。では本日は・・・

僕が学んでいたコーチンスクール名を発表します。

以前は名前を伏せてお話ししていましたが、僕が通っていたスクールとは・・・

GCS 銀座コーチングスクールです。

GCS 銀座コーチングスクール

良い点、悪い点もちろんありましたが、トータルして「結構よかったかな~」と、現時点では思えていますので、この度発表させていただきました
※最近Googleアナリティクスを見ていて、当サイトに検索から来られる方の多くが『コーチング』というキーワードで入ってこられていることがわかりました。やはり皆さま関心があるってことですもんね。

銀座コーチングスクール(以下GCS)は比較的価格が安く(僕の知る限りのまっとうなコーチ養成スクールの仲では最安)、全国でもかなり多くの人が学んでいるようでした。そこで、まず初めにGCSの『よかった点』と『よくなかった点』を、僕一人の経験と所感に基づきお話ししたいと思います。※現在僕は受講レベルCまで修了しています。認定コーチ等の資格は取得していません(2015/12/4現在)。

GCSのよかった点・よくなかった点とは

【よかった点】

・マニュアルが充実していた
コーチングテクニックのマニュアル(テキスト)が充実しており、資質に関わらず誰でもコーチングの基本を身に付けることができる。

・仲間が増えた
スクール生や卒業生が多いので、各種イベントや勉強会が多く、Facebookを通じての知り合いなども多数できる(『いいね』をいただく数も激増w)。※飲み友達などもできました。

・安くて短期間で学べた
比較的安価な受講料、そして比較的短時間に『認定コーチ資格』を取得することができる。※人によります。

・豊富な練習機会、練習環境があった
Facebookグループや、勉強会など、無料や安価にて参加できるイベントが数多くある。そこでコーチングの練習ができ経験が積める。

【よくなかった点】

・充分な技術習得のためには、授業時間が短いかも?
短期間・短時間で課程が終了するため、十分な技術や経験を積まないまま受講が終了したり、認定コーチになる人がいたりする。

・カリスマ的コーチが不在
営業活動にそれほど経費をかけていないからなのか、他のスクールのようなカリスマ的コーチ(「金メダリストを育てた!」や「大物政治家やスポーツ選手のコーチをしている」等。スクール内でのカリスマではなく、コーチング業界全体で有名、という意味)がいるという話を聞いたことがない。コーチとして目標とする人や尊敬する人が同じスクールにいないのは、モチベーション向上につながりにくかったといえる。

・安かろう、〇かろう???
安いということで、スクール生には、(僕も含め)志の低い方がけっこういらっしゃった。※『志』という意味では、やはり学費が100万円近くもするスクールに行く人達とは全く違うようです。「副業でちょっとやってみようかな?」とか「生活がちょっとよくなれば・・・」という人はコーチングに100万円も掛けないからです。ガチです。本気度が違います。だからといって闇雲に学費だけ上げられても困りますが・・・。

GCS関係者の皆さま、もしもこの記事に問題があればご指摘ください。修正検討いたします(非難したりディスったりしているわけではないので問題ないですよね?)。

そんなGCSのコーチングを受けていた僕ですが、一度「コーチング学ぶのやめよかな・・・」と思うようになります。次回はその理由についてお話しいたします。

 

 

【書評】『97%の人を上手に操る ヤバい心理術』ロミオ・ロドリゲス Jr.(著)~97%を操れるほどヤバいかどうかわかりませんが~

書評タイトル:97%を操れるほどヤバいかどうかわかりませんが

著作名:97%の人を上手に操る ヤバい心理術
著者名:ロミオ・ロドリゲス Jr.
出版社:SBクリエイティブ

ヤバい心理学

メンタリズムを知ると「モテるかもしれない」と思い・・・

『メンタリズム』という言葉は、芸能界で活躍されているDaiGoさん(ウィッシュ!じゃないほう)が『笑っていいとも』に出演されていた時にはじめて知りました。当時「うさんくさいな」と思っていたのですが、最近になってホリエモンとのババ抜き対決がガチだったという話を聞いたり、Twitterなどで名言をつぶやかれたりしていたので、かなり興味を持ち始めました。

「ガチなんやったらメンタリズムを使いこなせるとモテるかもしれんな~ 😎 」という浅ましい考えと、「何か名言が拾えるかもしれない!」という思いから、DaiGoさんの著書で何か面白いものないかAmazonで検索。DaiGoさんの本ではなかったのですが、同じページで紹介されていた同書が目に入りました。評価がすごく高かったので、著者のことは全く知りませんでしたがとりあえず購入(ロミオ・ロドリゲス Jr.って誰?)。

多くのメンタリズム実践方法が各項ごとに短く具体的に解説されているので、興味深いとともに非常に読みやすかったです。日本人ではない(?)にも関わらず、文章は翻訳家などつけず、自分で日本語で書いているようです(不自然さは全くありません)。また、タイトルや表紙から伝わってくる重苦しい雰囲気は一切なく、軽い気持ちで読み進められます。

僕は心理学やコーチングの本を読むことがあるので、聞いたことがあるような内容も多かったのですが、一般的に誤解されやすいテクニックの本質を説明していたり、その具体例が紹介されていたりしたので、「なるほど~」と納得する部分も多かったです。

例えばミラーリングなどは一般的に、『対峙している相手と同時に同じ動きをすることで、仲間意識や信頼感を植え付ける行動』と思われがちですが、実はそうではないという説明がされています。「実践で使ってみたい!」と思えるテクニックも結構ありました。

『社畜養成テク』みたいで、ちょっとウンザリする箇所もあり

ただ、メンタリズムや心理学などをガッツリ学んでいる人にとっては目新しいものはないかもしれません。また、紹介されているテクニックの多くが、「上司や取引先に気に入られるためにはどうすればいいか」や「会社で評価されるにはどうしたかいいか」のような、サラリーマン向け(しかも平社員や部下)であるため、そうでない人(上役、経営者)や、できるビジネスマンには適さないかもしれません。

恋愛のチャプターは興味深い!

恋愛のチャプターは個人的に興味深かく面白かったので今度試してみたいと思います(悪用はしません。というか、悪用と言われるほどの効果があるとは考えていませんw)。少しぐらいならモテるようになるかもしれませんが・・・ 笑

トータルして、97%の人を操れるとは思えませんが、興味深い内容ではあります。
 

 

【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか13 ~投資の成功者にもコーチングを勧めている人がいました~

昨日は1カ月ぶりの2日酔いで、一日死んでいましたが、今日は完全復活しました!

さて、今日はまた長くなりそうなので、早速本題に。

現在、投資を始めようかと考えています。理由は、本ブログにも度々登場するホリエモンこと堀江貴文氏が下記のように言っていたからというのが大きいです。

投資は必ずやらなければいけないと同時に、もはや全ての人に必要なスキルといっても過言ではありません
-ホリエモン日めくりカレンダー  9/29文より-

堀江氏の「情報をインプットせよ、それをSNS等でアウトプットせよ」的な発言によって、僕はSNSを始め、当サイトも作ることができました。本当によかったと思っています。

そこで、次にプログラミングを始め(ただいま絶賛勉強中)、堀江氏が提唱する(最後の?)もう一つ、『投資』も始めようと思いたった次第です。投資に関しては現在数冊の本を読んだ程度ですので、後日また『投資始めてみた』的なタイトルで詳しく紹介したいと思います。

で、本日はこの投資の話から、またコーチングの話になるという展開です。

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※画像はイメージです。本投稿に直接関係はありません。

先日カット&パーマの途中のこと。20年来カットしてもらっている美容師のおにーちゃんと、たまたま投資の話になり、「神王リョウって知ってます?投資に心理学やメンタルトレーニングみたいな要素を取り入れて、何十億と稼いでいる人がいるみたいですよ。」って教えてもらった。

家に帰りググってみると・・・何やら『スパイダー投資法』なるもので、1日30分の投資活動で、何億も簡単に稼げてしまうといういものです。高額なオンラインセミナーがもありましたが、まずは『見ているだけで幸せなお金持ちになれる13の秘密』という無料動画を見つけたので、早速そちらを視聴。

動画:神王リョウが、20代で30億円以上稼げた”13個”の秘密

最近更新している動画のようで、13個の秘密の内、現在『第四の秘密』までがUPされているようですね。

で、この動画、内容が下記のようなものです。

【秘密1】潜在意識を味方につける ~
【秘密2】ゴール設定は、想像以上に、超重要

【秘密3】セルフイメージで、人生が決まる

【秘密4】自分をブランド化する

どおです、これ?コーチングを習ったことがある方ならすぐにピンときますよね?「これってコーチングやん」と。【秘密4】については、マーケティング(ブランディング)理論ですが、投資の具体的な方法やテクニックについては、いまだ出てきません。

「なんとな~く苫米地式ににているなー」と思っていたら、やはりそうでした。下記のような動画を発見。

2014 10/3放送 苫米地英人×神王リョウ

これには少々テンションがあがりました。神王氏は今のところコーチングを商売にはされていないようです。つまりコーチングを活かしたビジネス成功者の典型のような人だったんですね。本ブログで以前より検証している「コーチングは成功や目標達成をサポートするのに効果がある!」と判断できる一つの好例ではないでしょうか。

ただ、この動画をみて少々残念だったのは、神王氏は、苫米地式コーチングを知る前から数十億の資産があったというところでしょうか。「なんや、コーチング知らんでも、成功してたんや」と思いましたね。それでも本人は「コーチングを知ってからは、さらに自分の成功維持がゆるぎないものとなった」的なことをこの動画でも述べておられます。

神王氏は、10年連続2億円を株で勝っているそうですが、ネット上では『なぜ年間取引報告書を開示しないのか」「いろいろな商材を出して、金もうけに必死」「怪しい」など、諸々の憶測が飛び交っています。

投資家、起業家としての神王氏の実力のほどはわかりませんし、『10年連続2億』というのも本当に投資だけで得たものなのか、そもそも本当なのかもわかりません。が、しかし家賃月80万円のマンションに住んでいるのは本当のようですし、自分でお金持ちといわれるだけの利益を稼いでるのも本当のようです。

一方の苫米地氏は、日本人初(全米でも4人)の計算言語学博士号を取得した天才認知学者です。数百冊という著書の収益も大きいことでしょう。

ネット上では「怪しい」といわれることのある2人ですが、コーチ育成の授業料や、クライアントからの契約が収益の中心でないことは明らかです。つまりコーチングを活かして、それぞれのビジネスを成功させているのです。

これらのことから、改めて思いました。先日お話しした通り、僕がプロコーチに求めるものは、『期待感』であると。そう考えた時、「チームフローの柘植さん」のように、コーチとして多くのクライアントを成功(金メダリスト始め多くのメダリストを輩出)に導いた実績があるか、苫米地さんや神王さんのように、コーチングを活かして、自分も成功している方、でないと、なかなか『期待感』は持てないのではないかな・・・と。

【本日の結論】

成功者の指南や発言には説得力がある。プロ・コーチとして十分な収益を得るためには、実績か自分自身の成功が不可欠。

成功者の発言は説得力を伴います。

苫米地氏、神王氏、ピーターセージ氏等に共通するのは、「コーチングを学び(活かし)それぞれのビジネスを成功させている」という点でしょう。コーチングが本物なら、(彼らほどではなくとも)、コーチはすべからく一定成功者や幸せをつかむはずではないでしょうか。

僕の知る限り、数少ないコーチングで収益を得られている人(※)でさえ、『副業の範囲』であったり、『会社等の組織で後輩をコーチするコーチ』にとどまっていたり、または『コーチを育てる講師』である場合がほとんどです。想像ですがコーチで収益を得ている人の95%以上がそうなのではないでしょうか。※ほとんどの人が収益を得ることすらできず、自己啓発ツールとして『セルフコーチング』をおこなっているか、無償で知人にコーチングを行うか、完全に辞めてしまうかでしょう。

お金を稼ぐこと』だけが『人生における成功』だとはいいません。それでも『プロ』を公言する以上、自身が、いずれかの分野で成功を収めていてもらいたいものです。ビジネスでも恋愛でも、ライフスタイルでもいいでしょう。そうでなければ「コーチングって本当に効果あるの?」と疑わざるを得ません。「自分は成功者とは言えないけど、あなたの目標は達成させて見せます」と言われてもねw。

それでもなお、『私はあなたに目標達成させることができる』と言い張るのなら、自己アピールなり、実績なり、相当の営業力を持って臨まなければ、本当の意味でのプロ・コーチにはなれないのではないかと思います。

そういった意味では、「僕もまずコーチングのスキルを活かし、自分が何らかの成功を収めてから、そのスキルを多くの人に広めたい」と、今は考えています。

 

 

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【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか12 ~宮越大樹 氏のコーチングセミナー&懇親会行ってきました~

本日はチームフローのコーチングについて最終日です。

昨日は、宮越氏の大阪で行われたコーチング・セミナーに参加した時の、開始直前までをお話ししました。

セミナーの構成は、チームフロー代表の平本氏とほぼ同じ。前半は宮越氏のトーク、後半はコーチングセッションといったものでした。

違いは、後半のコーチングの部分。平本氏は自身で行い、宮越氏のセミナーでは、チームフローの卒業生がコーチングを行いました。

コーチ役も、クライアント役も、当日の観覧者の中らから選び、セッションをおこなうのです。そして途中の所々で宮越氏がコーチ役の卒業生にアドバイスを与えるというものでした(後で知ったのですが、この日 宮越氏は、後進者に対して『コーチングの素晴らしさを見せる』のではなく、『後輩のコーチや、コーチを目指している人たちを育てたい』『コーチングマインドを見せたい』という思いだったそうです。

前半のトークは、開催前と同じ雰囲気。随所に冗談を交えたり、懇親会の時間のことを気にしたりと、会場を笑わせていました。しかし、後半になると一転、後輩のコーチを厳しい視線で見つめ、気になったことがあると、すぐに止めてポイントを指摘していました。決してダメ出しはしないのですが、観覧者にもわかりやすいように、「もっとこうすればよくなる」というアドバイスを繰り返していました。

やはり目の前で見ると臨場感と迫力があって感激しますね。動画で、しかも実際のコーチング・セッションを見たことのなかった宮越大樹さんのコーチングを初めて見ることができました。

コーチに求められる大切なものとは

その時初めて、『コーチに求められる大切なもの』に気づきました。

それは・・・

期待感

ではないかと。

こんな言い方をするとまた語弊があるかもしれませんが、カウンセリングでも、占いでも、宗教でも、そしてコーチングでも、コーチやマスターのことを信じられないと、悩みや問題が解決することなどないと思います。

逆に、信じていたり、「この人なら自分が抱えている問題や悩みを解決してくれるのかもしれない」と思っていると、プラシーボ効果が働いたり、これまで出来なかったことにも勇気をもって取り組めたりして、その結果として、幸運を引き寄せたりする “ことがある” のではないでしょうか。

宮越氏を見ていてそう思いました。この方のコーチングを受ければ、自分も目標を達成したり、理想の自分になれたりするのではないか。と。

ただし、この日のコーチング自体に対する僕の感想はいつもと同じで、

たかだか30~40分のコーチングで、人の価値観を変えたり、悩みを解決したりは出来ないだろうな」という穿った見方を捨てきれないまま、セミナーは終了してしまいました。

懇親会の様子

セミナー(コーチングライブ)もすごくよかったんですが、その後の懇親会はさらに印象的でした。

懇親会は、近くの居酒屋で開催。

こういった会は通常、参加者の2割3割がセミナー終了後帰ってしまうのですが、この日はかなり多くののセミナー参加者が、そのまま懇親会に残っていました。40~50人ぐらい、かなり高い参加率だったと思います。これも宮越さん人気でしょうか。

10人席程度のテーブルが5-6脚あり、宮越さんは奥のほうにテーブルに座られ、懇親会が始まりました。しばらくは、皆それぞれにお酒を飲んだり、食事を楽しんだり。宮越さんもお酒を飲んでおられましたが、遠くの席に座っておられたので、何を話されているのか等、まったくわかりませんでした。

宮越さんは、途中からグラスをもって、各テーブルを回り始めました。すぐさま参加者から質問攻めに。少しお酒も回っていたかと思いますが、1つ1つの質問に真摯に応えておられました。

しばらく待っていると僕のテーブルにも・・・。

そこで僕も質問を一つ。

「プロのコーチに求められる、最も大切な要素は何だと思われますか?「スキルでしょうか」「センスでしょうか」それとも「熱意でしょうか」 と。

僕は、自分自身、コーチングのセンスやスキルがあると思ったことがなかったので、「熱意さえあれば出来る!」と、自分を鼓舞してもらえるような答えを内心期待していました。

宮越さんは、こう答えられました。「実際のところ、クライアントさんには様々な方がおられ、悩みや目標も様々です。ですので、プロのコーチとして、何が求められるか(必要か)という質問にはお答えできません。

ちょっとがっかりしかけた時に、「ですが・・・」と続けられたのです。

「自分は、こうやって長くコーチングをさせていただいています。その中で、上手いコーチになろうと考えたことはありません。どう対応してよいかわからないこともありました。ですが、自分は誠心誠意クライアントさんに寄り添うコーチでいよう。その気持ちだけは誰にも負けないと信じてやってきました。するとクライアントさんも必ず、何らかの形で応えてくれるようになりました。」

本日のセミナーは、チームフローの卒業生や、他のコーチに、そのことを伝えたくて引き受けました。

「コーチは、誰よりもクライアントさんに寄り添う立場でなければいけない。そして、クライアントさんの中に答えは必ずあると信じなければならない。」と。

「うまい(技術の高い)コーチでなくてもいい、でも自分は誰よりもクライアントのことを真剣に考えており、真摯に向き合っている。クライアントさんにもそのことが伝われば、必ず想いは伝わると信じてやってきた

僕の期待を上回る、すごく心に残る名言に僕も胸が熱くなりました。

その直後、会場の時間も迫り、懇親会はお開きとなりました。僕は終電の時間もあり、帰ることに。宮越さんは、帰る人達数名と、順番にハグをされていました。僕もがっちりハグを。チームフロー関係者以外の参加者が珍しかったのでしょうか。「なんかわかりませんが、頑張ってください!笑」と声をかけていただきました。宮越さんや一昨日の投稿で紹介したAさん達は、その後3次会に向かいました。

これで僕が体験した『チームフロー』のコーチやコーチングに関するお話は、いったん終了です。

【本日の結論】

残念ながら、これだけの経験をした後でも、「僕は絶対にコーチングで喰っていくんや!」という決意を持つまでには至りませんでした。

ですが、『コーチに大切な要素は何かを自分自身で気づいたこと』、コーチングを学ぶきっかけとなった『宮越大樹さんその人からも見解を聞けたこと』、が、何よりも僕にとって大きな経験になったと思います。

そして、コーチングに限らず、仕事でも、人間関係でも、『相手のことを自分のこと以上に真剣に思いやること』『誰にも負けないぐらいの熱意をもって取り組むこと』が何よりも大切なんや!と改めて実感させられました。

※本投稿の宮越氏のコメント部分(「 」内)については、僕の記憶の範囲内で記載させていただいています。このような内容の発言をされていたということをお伝えすることが目的で、一言一句正確なわけではありませんので、ご了承ください。また関係者の方で、「事実と異なる」とおっしゃる方はご指摘ください。

今回はチームフローの代表、平本あきお氏の著書を紹介したいと思います。

成功するのに目標はいらない!―人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方

 

  

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【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか11 ~宮越大樹 氏のコーチングセミナー&懇親会行ってきました~

めっきり寒くなってきましたね。昨日は日本シリーズがなく(ヤクルトが惨敗する心配もないので)一安心でしたが、本日もこの後第3戦が行われますね。何とか1勝でも挙げてもらいたいものです。

さて、本日は、チームフローのコーチングについての投稿最終日です(の予定でしたが、明日まで引っ張ります)。動画でおなじみ、『宮越大樹さん』のセミナー&懇親会に僕が参加した時のお話をさせていただきます。

観覧(参加?)したのは今年(2015年)8月のこと。大阪で開催されました。チームフローのセミナーを実際に観覧するのは、同年4月に東京で行われていた平本あきお氏のものに続き2回目でした。※昨日当ブログで紹介したものですね。当セミナーについては、名古屋在住のコーチ仲間(プロコーチ)の女性(以後Aさん)から聞き知りました。『宮越さんが大阪でセミナーをするから申し込んだ。大阪に行く。』とのこと。大阪(梅田)で開催、申し込みはセミナーが5,000円、懇親会が(確か)3,000円やったかと思います。安いです。東京までの旅費も家賃もいりません。行かない手はないですよね。

Aさんとスカイビル(高速バス発着場)で待ち合わせ、食べログ『梅田周辺のお好み焼きランキング』で1位だった『きじ』というお好み焼き屋でおひるごはんを食べて、会場へ。『きじ』のお好み焼き、さすがランキングトップだけのことはあります。おいしいし店員さんはシャレの効く面白い人たちがいました。

お好み焼 きじ 梅田スカイビル店

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※画像はイメージです。本投稿に直接は関係ありません。

お好み焼きを食べ終わっても、開場までには少々時間がありました。念のため一旦会場の場所を確認しておこうということになり、会場のある梅田第二ビルの何階か(忘れました!)へ向かいました。第二ビルは場所を知っていたのですぐに到着。会場のある階にも行ってみようということになり、エレベーターを待っていました。すると突然、Aさんが、

あっ!

っと大きな声を・・・。視線の先には男性2人組が。

「見たことあるような・・・」

あ!宮越大樹さんや!

そうです。2人組の一人は、あの動画で何度も見た宮越さんでした。※動画で見ていたころから髪の毛が割と伸びていたので僕は最初全く気づきませんでしたが。笑

Aさんは、セミナーの数日前からfacebookで宮越さんやスタッフの方とコンタクトをとっていたそうで、お互いすぐ打ち解けた様子でした。そこからエレベーターで揃って会場入り。宮越さんもスタッフの方も、気さくに話しかけてくれました。

動画通りのカンジえー人やな~!」というのが、僕の第一印象です。

僕はその日、お盆休みに予定していた『同年代親戚飲み会』の幹事をしており、親戚や予約のお店から電話やLINEが入っていたので、セミナーの邪魔をしてはいけないと思い、最後尾の席に座りました(人数等予約確定の最終日だったので、後日かけなおすなどができなかったんです・・・ 😥 )。Aさんは最前列で、開始直前まで宮越さんと話をしていました(積極的~!)。

平日のPM7時スタートの予定で、しかもお盆休み前最終日ということもあったのか、観覧者の出足は遅かったと思います。50名ぐらいで満席になりそうな会場で、直前になり一気に人が入ってきたといった印象でした。そうこうしている間に、開始時間が迫ってきました・・・。会場は満席に。チームフローの卒業生の方が多かったようです。男女比は半々ぐらいだったでしょうか。年齢は30代から50代ぐらいまでの方が大半。宮越さんは相変わらずリラックスされた感じで、観覧者と話をされています。

そしていよいよスタート。

さて、本日の投稿はここまでとしておきます。※僕の投稿って、やっぱ長すぎます?誰かに言われたわけではないのですが、他の方のブログなどを見ていても、僕のブログは少々冗長すぎるかな~と思うことがあり・・・本日最終日といっておきながらスミマセン、続きは明日とさせていただきます。

それでは明日の続きを、お楽しみに!

 

 

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昨日は日本シリーズ第二戦でしたね。スワローズは第一戦に続き惨敗・・・。ソフトバンク強すぎまます。さすが孫さん。工藤監督も、息子が俳優としてひっぱりだこ、娘もプロゴルファーとして見かけるようになりました。すごいですね。一家で大活躍中です。

さて、本日は昨日に続き『チームフローと、そのコーチング』について、僕の体験談をお話します。昨日は、僕がコーチングを学ぶに至った経緯、そのきっかけとなったのが『チームフロー』、特に『宮越大樹 氏』の影響が大きかったというお話ししました。ただ、残念ながらチームフローのコーチングは少々高額で、結局僕は別のコーチングスールに通うことになった、というところまでお話ししていたんでしたね。

別のスクールに通いながらも、『チームフローのコーチング』がどんなものであるのか、実際この目で確かめたいという気持ちは消えませんでした。

僕が通っていたスクールは、特徴として『リーズナブルで、テキストがしっかりしている、万人向けのコーチング』です。その他のスクールは『ビジネスに特化したもの』や『極めて高額』なものが多かったように思います。その中で、チームフローは、少々高額ですが『ビジネスに限らず、スポーツや人生における長期目標や潜在的目標を現実のものにする』といった印象が強く、また僕の知る限り最も実績を上げている団体でもあったため、常に気になる存在でした。

特に代表の『平本あきお氏』は、僕がコーチングというものに初めて触れる機会となった「アンソニー・ロビンズ 氏(※)」のコーチングを直接学んだという経歴をもち、著書も面白いものが多数。それに何といっても、あの動画で見た『宮越大樹 氏』の師匠でもある人なのです。※当時は、それがコーチングだとは知らずに読んでいたのですが、約10年前、僕がニューヨークにいた時、スイス人の友人にもらった英語の本が、アンソニーロビンズの『AWAKEN THE GIANT WITHIN』でした。

そういったこともあり、常にチームフローのHPなどをチェックしていたところ・・・

ありました!『コーチングライブ』と銘打たれた平本氏のセミナーが!しかも予約しておくと、たったの1,000円!安い!

東京開催だったこともあり、格安バスを使っても往復交通費15,000円ほどかかってしまします。が、しかしスクールに通うことを思えば安いものです。それに僕の持論でもある「どんな業界でも、トップクラスの人や技術を、生で見て体感しなければ、ものごとの本質は見えない」という考えが働き、東京まで行くことに決めました。

それが、今年(2015年)4月中盤のことです。夜行バス日帰りで、念願のチームフロー代表『平本あきお 氏』の『コーチングライブ』を生で見ることができました。

ライブは200名が収容できる会館の1室で行われました(もちろん満席)。当日、平本氏の生コーチングを受けてみたい人が、開場の30分前に集まり、その中から平本氏(もしくはチームフロースタッフ?)が5名ほどの、当日のクライアント(相談者)を選び、それぞれに平本氏が、200人ほどの観覧者の前で生コーチングを行うというものです。まさに『コーチングライブ』です。

いよいよライブが始まりました。平本氏は、動画などで見た印象と全く変わりなく(笑)、「思ったより大きい(小さい)な・・・」や「すごいオーラがあるな」といった印象は特にありませんでした(すみません、いい意味で動画のままやな~という)。

開始から30分ぐらいでしょうか、平本氏の講演(独演)的なコーチングにまつわる話(この話は、氏の動画や書籍などによく取り上げられている話でしたので既知のものでした)があり、その後、コーチングライブに入る、という流れでした。コーチングセッションに入ると、平本氏は当日選んだ5名のクライアントの悩みを次々に聞いていき、次々に解決していきました。その日は、特に深い悩みを抱えていたクライアントが2名おられ(共に女性)、ライブ後半には、悩みが解けていくにつれ、感極まり、その中で、本当に自分が求めていたものが何かに気づき、感動に包まれたままフィナーレを迎える・・・。

会場も拍手喝采!

「こういった雰囲気なんやな!」「一度見ておいてよかった・・・」というのが、その時の僕の感想でした。

・・・が。

実のところ僕の本音を言うと、「本当にクライアントさんの悩みは解決されたんやろうか?」という懐疑的なものでした。5組の内、前述の女性2人以外の3人は男性で、正直、彼らはコーチングを受けた後も、あまりピンと来ていないように見えました。女性2名との温度差がすごいな・・・と。

平本氏が日本トップクラスのコーチであることに疑いはありません。アンソニー・ロビンズ氏や、氏の著書が素晴しいことも・・・。しかし、僕自身がこれまでコーチングの効果を実感したことがなく、特にこのライブのように短い時間で、果たして「数年来抱えてきた悩みが、一瞬で解決したりするものだろうか」という、疑問が残りました。

クライアントに選ばれる人(の内の数名)は、もしかしたら「しこみ」なのかな?それとも、あれだけの聴衆の中でカリスマコーチに直接コーチを受けると、プラシーボ効果のように自己暗示にかかりやすいのかな?など穿った見方もできます(平本さん、チームフローの皆さん、スミマセン!ですが、正直な気持ちです 😥 )。

次回機会があればクライアント役を買って出たいと考えています。やっぱり自分自身が体感してみないとね。

これが、僕が平元あきお 氏のコーチングライブを見た後の率直な感想です。

引き続きコーチングの検証は続けます。理想を言えば実際にコーチを雇って体感してみたいのですが、コーチ(特に有名な人や実績ある人)を雇うと、相当な額の支払いが発生しますので、なかなか簡単には踏み切れずにいます。

僕自身が、セルフコーチングをする中で、僕がヒーローになったり、誰かのコーチングを受けていて、本当に僕自身に大きな(良い)変化が起こったりしたら「コーチングは間違いなく本物!」と思えるんですけどね・・・。

明日はいよいよ『宮越大樹 氏』のセミナー、そして懇親会でお話をさせていただいた時のことを紹介します。お楽しみに!
  

 

 

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