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政治家って信じられる!? ~(議員/実業家) 松田公太氏について。タリーズコーヒー/乙武氏問題で噴出した噂を受けて~

僕は子供の頃から、政治家、占い師などを信じていません。

信じていないといっても『例外』はいます。今回のテーマに挙げさせていただいた『松田公太』氏については、「数少ない信用できる政治家」と思っていました(過去形にした理由は後述しています)。

松田公太氏の第一印象

僕が初めて松田氏を知ったのは、下記著書を読んだ時でした。

すぐに成果が出る!伝わるコミュニケーション術 人を動かす人の「話し方」
出版:株式会社PHP研究所 ※同書は既に絶版になっているようです。

同書で、松田氏は下記のように紹介されています。

「自分の企画やプランを、短時間で売り込む達人」といえば、やはりこの人だろう。二十八歳のとき、来日した米国タリーズコーヒー創業者の宿泊先に押しかけ、日本展開をアピール。その情熱と戦略が認められ、国内での展開権を見事獲得してしまったことはあまりにも有名だ。『人を動かす人の「話し方」』より引用 ー

すごい行動力と実現力の人やな!

これが僕の氏に対する第一印象でした。

尊敬していた2人の実業家

前述の著書『人を動かす人の「話し方」』には、松田公太氏の他に多くの実業家やスポーツ選手のインタビュー記事が紹介されており、特に松田氏の記事と、当時ワタミ(株)取締役会長だった渡辺美樹氏の記事は印象的でした。松田氏と、渡邊氏、共に一代で立ち上げた店舗を全国チェーン店に押し上げ、その後政界に進出したという点では共通点も多かったといえるでしょう。

当時、渡邊氏は『居食屋ワタミ』だけでなく、介護、高齢者向け宅配、農業など、CSRにまで高い意識を払っている人格者として、多くのTV番組やニュースなどで報じられていました。

その渡邊氏が、ブラック経営の責任者として訴えられていることを知ったときは本当に驚きました。政治家に限らず大きな成功を手にする人は、多少なりとも、裏で汚いことをしているものなのでしょうか。

やはり政治家なんて信用できないな・・・

松田公太氏について

一方の松田氏については、参議院議員になった後、『日本を元気にする会』代表の座につかれ、特に悪い噂もなく(僕が聞かなかっただけかもしれませんが)、順風満帆のように見えました。

Wikipediaで、あの『エッグスン・シングス』を日本に広めたのも同氏だと知り、出馬時の支援者にホリエモンや藤田晋氏の名前があったことにも驚かされました。

松田氏はツイッターも積極的に運用されています。たまに質問すると、親切な回答をいただけることがあり、ますますファンになりました。ブログの内容など見ても、経営者目線、一般人目線、グローバルな視点、そして政治家の目線、と様々な視点を持ち合わせているため、わかりやすく、腑に落ちるものばかりです。

この人なら信用しても大丈夫かも・・・

そんなころ、松田氏の最新著書(2016年3月現在)が発売されたということを知り、早速アマゾンで検索。レビューにも目を通してみたところ・・・

そこには僕の期待を裏切る、目を疑うような評価が掲載されていたのです。

他人の悪い噂はどこまで信じる!?

氏の最新著書『愚か者』のレビューには、概ね高評価が付いていたのですが、その中に1件、かなり辛辣なコメントをされている方がいました。

その内容は『著者(松田氏)への人格否定』。松田氏がタリーズコーヒージャパンのオーナー時代だった時に、「フランチャイズ・オーナーだった」という人からでした。

僕は同書を購入するつもりだったものの、このレビューを見た為、2、3日購入をためらい、結局購入はしたものの、疑心暗鬼のまま読み進めることになってしまいました。

乙武氏問題

そんな中、乙武氏問題(乙武洋匡氏の出馬・不倫等)の問題が噴出することになります。

もともと乙武氏は、親交の深い松田公太氏が代表を務める『日本を元気にする会』より出馬するという噂があり、実際、誓約書も交わされていたそうです。それが最近になり、突然自民党からの出馬に変更するのではないかというニュースが報じられました。

問題なのはその後。

乙武氏が日本を元気にする会と交わした誓約書(コピー)が流出、「約束を反故にされた松田氏が犯人ではないのか!?」という噂がネット上に広まります。

更に乙武氏の不倫が発覚。

こちらについても、「松田氏がリークしたのではないか」と疑いがかかります。

なんかもうドロドロですよねw そもそも子供の頃から政治家というものを全く信用していない僕にとって、今回のことで、またも疑心暗鬼にさせられたのは事実です。

今、我々が信じるべきなのは

過去の僕であれば、「やはり政治家など信用できない」で終わっていたのだと思います。最近はスポーツ選手や芸能人にも薬物問題や不倫、賭博問題などが噴出していましたし。

が、色々な人の書籍や話に触れるうちに、「噂話を鵜呑みにしてはいけない」と考えるようになりました。ましてや今回の松田氏に関しては、誓約書も不倫問題流出への関与も、完全否定しているのですから。

そして『愚か者』を読み進めていくうちに『ある明確な事実』に気がつくことになります。

その事実とは・・・

松田氏がこれまで積み上げてきた業績、政治活動は、全てまぎれもない事実である。

と。

アマゾンの悪評には、『松田氏には虚言壁がある・・・』といったコメントが書かれていましたが、これまでの松田氏の実績に嘘、偽りはあるでしょうか。

タリーズコーヒージャパン設立、エッグスン・シングスの世界での展開権取得、Vote Japanの実施、原発再稼働への質問、安保法修正案の提出、その他、様々な事業、政治活動を行い成果を上げられています。また国会での質問、提案だけでなく、実際に実現した改革も存在しています(インターネット選挙の解禁)。

何年も政治家でいながら、たった1つの法案も提出せずに辞めていく人もいることを思えば、松田氏が如何に『行動の人』にして『実現の人』であるかがわかります。僕がこれまで抱いてきた政治家のイメージ(口だけで、発言や態度をコロコロ変える)とは明らかに異なることに気づいたのです。

一方、アマゾンやネットで松田氏を批判している人はどんな人達だったでしょう。

彼らのレビューには、『アマゾンで購入(下記参照)』という記録がなく、松田氏(著書)への酷評以外、他の作品へのレビューもほとんどしていない人達だとわかりました。本当に著書を読了したのかどうかも怪しいです。もちろん彼らは匿名で投稿しています。

amazonで購入

※通常Amazonで購入した商品をレビューするとこの記録が付きます。上記は僕がレビューしたもののスクリーンショットです。

またネットで「乙武氏問題のリーク元は松田氏だ」と言っている人達の記事を読むと「情報筋に聞いた話では・・・」というあまり信憑性のないものでした。

匿名で、特定の人格を叩くことを目的に、書評欄や掲示板を利用する人』それから『他人に聞いた話を事実であるかのように伝える人

それに対して、

実際にビジネス界や政界において、数々の事業や提案を、有言実行してきた人

どちらに説得力があると思いますか!?

本日の結論

その人が信用できるかどうかなど、つまるところ本人とその周囲の人にしかわからないのです。会ったことが無い人ならなおさら。

それであれば、その人の行動にウソはないかその人の行動が素晴らしいかどうか、そしてその人を信頼できるかどうかで判断すればよいのではないかと気づきました。

信用できるかどうかは不明でも、現行一致の人であれば、信頼はできると思います。

少なくとも僕はそう考えています。

下記著書に感銘を受ける一文がありましたので紹介させていただきます。

何をもって信頼できる人というか。

・理性で判断している人か
・言ったことを、自分で実践している言行一致の人か

 -上記『もう迷わなくなる 最良の選択』より引用 –

もう迷わなくなる最良の選択: 人生を後悔しない決断思考の磨き方

長くなりましたが、最後に松田氏の最新著書『愚か者』より引用した、印象的な一節を紹介させていただき、本日の記事を閉じさせていただきます。

本会議の演説では立派なことを述べて、涙まで流す。だが、テレビに映らない場所ではヘラヘラと笑っているー その姿こそ、安保法案に対する野党の姿勢、そして政治家の”本性”を象徴していた。

-上記『愚か者』より引用 –

愚か者

※本記事は政治的主張を述べているものではなく、また特定の人物・政党を政治的に、支援・応援しているものでもありません。

 

 

【書評】『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』~「やればできる」「わたしは変われる」という自己啓発では、この残酷な世界で生き延びることはできない~

前書)- 橘玲氏の著書の中で、いや、僕がこれまで読んだすべての著書の中で最も衝撃的と感じた1冊だったかもしれない -

3編連続『橘 玲(たちばな あきら)』 氏の著書紹介。本日は最終日『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』です。

  1. お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
  2. 臆病者のための株入門 (文春新書)
  3. 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

自己啓発本によくある『「やればできる」「人は変われる」は果たして本当なのか!?』という問いかけに始まり、『この残酷な世界で幸せに生きるには!?』という結論に達する興味深い内容です。僕が当ブログを始める決定打となった書籍です。

書評タイトル:絶望感の中に一筋の光が見出せる1冊

著書:残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法
著者:橘 玲
出版:幻冬舎

※本投稿のサブタイトルは同書からの引用となります。

 著書の内容について

下記(仮説)を1つずつ、様々な学問の研究結果や見地に基づき、あくまで客観的に検証、追求していくという内容です。

1)自己啓発本によくある「やればできる」は本当なのか!?

2)自分が変われば世界が変わる」と多くの啓発本は言うけれど、果たして自分は変えられるのか!?

3)最近流行りの「好きなことを仕事にする」は可能か!?

4)もし上記1)、2)、3)が本質的に「できない」のであれば、この世界は我々にとって残酷なものでしかないのか

5)それでは人は何のために生きているのか。幸せに生きる方法はないのか。

6)結論

やってもできない

1つめの結論が「やってもできない」です。僕は自己啓発本も好きで良く読むのですが、それらのほとんどが、著者の「私はこれで成功した!」「成功は努力の結果だ。努力ならあなたにもできるはずだ!」といったものです。※あのホリエモンでさえ、(本音かどうかはともかくとして)努力の重要性を説いています。

しかし本書は「やればできる」を完全否定しています。

やってもできない

僕は、まずここで一回へこみましたw。

誤解しないでいただきたいのは、本書は前述の通り、決して安っぽい現実主義者の主観的見解を述べているわけでは無いというところです。ましてや「自分にムリだったのだから、あなたたちでは到底ムリ!」というトンデモな内容でもありません(笑)。

※仮説の検証、論拠の出処として、遺伝学・哲学・心理学・発達心理学・行動遺伝学・経済学等が使われていました。

わたしは変われない

本著では、自己啓発で世界的に有名な著書『思考は現実化する(ナポレオン・ヒル)』『道は開ける/人を動かす(デール・カーネギー)』などについても言及されています。

「世界を変えるには、相手か、私が変わらなければならない。それならば、コントロール不能な相手を変えようとするより、『わたし』が変われば、相手も変わる。相手が変われば世界が変わる(上記有名啓発本、内容要約)」

ですが本書では「そもそも、” わたし ” は変えられるの!?」という部分に疑問を投じています。そして、もちろんこの疑問についても研究や史実を資料にいくつかの検証を行っています。

その上での本書の結論は・・・

わたしは変われない

ここで2回目のショックを!

好きなことを仕事にできるのは、才能に恵まれた人間だけ

ここまでくると、おおよその予想はしていましたが、このテーマについても「不可能ではないが、それだけで充分な収入が得られるのは、一部の才能に恵まれた人のみ」と結論づけられています。※海外のロックミュージシャンが給食配膳のアルバイトをしながらミュージシャンを続けている話は面白かった(印象的)です。

この世は生まれ持っての才能を持ち合わせた人間以外は報われないのか

著者も初めは、この「不道徳」な考えに反発したそうです。

『努力しても能力の増幅は限定的』
『人は、そう簡単には変われない』
『好きなことでは満足な収入は得られない』

「やってもムダ」なのであれば、この世は天賦の才を持ち合わせた人以外にとっては闇ということなのでしょうか。

著者が言いたかったこととは、「無駄な努力はやめて、一切の期待を放棄しましょう」ということなのでしょうか。

もちろんそうではありません。中盤から後半にかけて、『この残酷な世界を生き延びる方法』が説かれていくのです。

この残酷な世界で幸せに生きる方法はあるのか!?

あります。

これ以上はネタばらしになるため、言及しませんが、最後に1筋の光明が照らされています。それこそが・・・

この残酷な世界で生き延びるたった一つの方法

なのです。

 

最後となりましたが、本著、研究結果や学術的見解が資料として使われているため、「小難しい本なのかな?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、本当に様々な例(※)を使用し、一般人の僕にもすごくわかりやすく解説されているため、わかりやすく興味が尽きない内容となっています。

※『(映画)20世紀少年』『フロイト』『木更津キャッツアイ』『キムタク』『ケヴィン・ベーコン』『ヤクザ社会』『マルチ商法』『カルト教団』『チンパンジーの生態』『香山リカ』『勝間和代』『催眠術』等々、身近なところや有名どころまで、結論の裏付けにや例えに使用されているため、とてもわかりやすく興味深いと思いました。※上記順不同・敬称略

 

  

【書評】臆病者のための株入門 ~プロの株トレーダーになろうかと本気で考えていた時に読んでショックを受けた1冊~

3編連続『橘 玲(たちばな あきら)』 氏の著書紹介。本日は2日目『臆病者のための株入門』です。

  1. お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
  2. 臆病者のための株入門 (文春新書)
  3. 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

この段階でお断りしておくと、本日の投稿、『株式投資』全く興味のない方には時間の無駄になってしまうかもしれませんので、ここで離脱していただいて構いません。また別の投稿をご覧いただけると嬉しいですw

書評タイトル:株式投資をやめたくなる1冊

著書:臆病者のための株入門
著者:橘 玲
出版:文春新書

臆病者のための株入門 (文春新書)

前回紹介したの橘氏の著作『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 』と同様、本著も「この本を読めばお金持ちになれます」「この本を読めば株で勝てるようになります」といった情報商材系の本ではありません。むしろ「株をやめようかな・・・」という気にさせられますw。

著書『臆病者のための株入門』について

著者の株式投資の経験、世界の有名人の逸話、その他様々なデータなどから、『長期保有』『中期保有』『短期保有』また『ファンダメンタルズ分析』『テクニカル分析』など、それぞれについて検証、深堀しています。

一体どの方法が一番儲かるの?

株式投資をしたことがある人なら、必ず一度は抱く疑問なのではないでしょうか。

そして必ずたどりつく疑問・・・

テクニカル分析やファンダメンタルズ分析、成功者の思考など、いろいろ勉強してみたけど、結局株価の上下なんか、予想できないんじゃないの!?

でも、日本だけでなく世界中に「私は株式投資で〇〇億円儲けました!」なんていう人の話を聞くよね?あれってウソ?

株で成功したという人達の多くが「あなたにも私の必勝法を伝授します!」とかいう情報商材を販売したりセミナーやったりしてるよね?本人が儲かっているなら、そんなヒマないのでは?

これらの疑問にも同著は答えてくれています。

株式投資はやるべきか?

著者は結局やめたそうです。同著を読むとその気持ちもよくわかります。

僕がこの本を買った時期というのが、株を初めてから、約4ヶ月が過ぎたあたりでした。最初の3~4ヶ月は初心者にありがちなパターンで、とにかく連敗が続き、決めていた資金の3分の2(数十万円)があっという間に消えてなくなるという粗末さでした。

しかし、「これではいかん!」と投資成功者の本や、メルマガ、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析の本を読んでいるうちに、少しづつ負けが減り、徐々に勝てるようになってきたのです。※さすがに高額のセミナーや情報商材には手はだしませんでしたが、それでも夢中になっているときは、「10万円のセミナーでも、後で数百万円勝てるようになるのなら安いのでは?」という思考になるのですから恐ろしいです。

不思議なもので、負けが続いているときは「こんなのギャンブルと同じで、どんなに頑張って勉強しても予測なんて出来ない」と思うのに、少しでも勝ちがが続くと「いける!勝ちの法則をつかんだ!」「自分には投資の才能があるのでは!?」と思うようになります。

その頃の僕は、ノリノリでした。なんならこのままプロのデイトレーダーになろうかと思ったりもしていましたから 笑

僕が同著を購入したのは、まさにそんな時でした。「もっと株の勉強をすれば、もっと勝率が上がるに違いない!」と、Amazonで投資本を検索してたところ、橘玲氏が「投資に関する本」を出版されていると知りました。

それ以前に橘氏の著書は数冊拝読しており、内容が秀逸であることを知っていただけに、かなり期待しました。Amazonのレビューも高評価。さらに自分の勝率が上がることが期待されました(「同著を読んでトレードをやめた」という読者がいらっしゃったのが少々気にはなりましたが)。

結果・・・読了後ショックを受けました。

氏は、「株をやりなさい」や「株はやめなさい」というようなことは明言はされていません。また著書に「株は儲からない」などと書かれているわけではありません。ただ淡々と検証結果や逸話・裏話が述べられた後に「決めるのはあなた次第です」と締めくくられているような形です。

ネタバレになるといけませんので、この辺でとめておきますが、とにかく他の投資本とは、間違いなく一線を画す著作といえます。株をやっている人、もしくは、やってみようかな?と考えている人は一度読んでおいて損はないかと思います。

最後に

で、僕は結局、株を続けているのか・・・勝っているのか、負けているのか。

実は、同著を読んだ後も、その内容を深く胸に刻みながら、投資は続けています。現在はけっこう勝ちが続いています。今度こそ勝ちの法則をつかんだのかもしれませんw

また後日、その件についても報告させていただきます。

 

 

【書評】『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 2015』~株価予測的中はオカルト!? 夢のマイホームは勘違い!?~

本記事より3編続けて『橘 玲』 氏の著書を紹介したいと思います。紹介する3冊は、いずれも『良書』などというレベルではなく『衝撃的』と言えるものです。

  1. お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ
  2. 臆病者のための株入門 (文春新書)
  3. 残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

タイトルだけでもインパクトありますよね?

・・・え!?  そうは思わない?

上記タイトルを見ても何とも思わない(お金の話や、人の生き方等に全く興味のない)方は、残念ですが、ここで離脱されたほうがいいかもしれません 😥 。基本的に『お金(経済や資産)』や『人生(生き方や人生観)』についてのお話です。興味ある方は、引き続き下記をご覧ください。皆さんお金の話、好きですよね!?

これらの著書は、普段、我々の生活に密着した『一般常識(固定観念等)』『情報商材(お金持ち本等)』『啓発的救い(引き寄せの法則等)』などの信憑性を問うものとなっています。

ちょっと難しく言ってみましたが、ざっくり言うと

  • 「どうすればお金持ちになれるの?」
  • 「株式投資って本当に儲かるの?」
  • 「マイホーム購入は率のいい不動産投資だよね?」
  • 「株式は、長期保有がいいの?短期保有がいいの?」
  • 「自己啓発本や商材で人生バラ色になる?」

などを、様々な角度で検証したり、研究データや逸話などを使用し、著者の見解が語られたりしています。

著者について

皆さん橘玲氏はご存知でしょうか!?

僕もまだ著書を数冊読んだにすぎませんが、いずれも、圧倒的な知見の深さやマーケティング力を感じさせられる、客観的な中にも独特の持論が含まれた、興味深い作品ばかりを書かれている作家さんです。

肩書は『作家』としか記されていませんので、作家さんのようです(著書には経済学的見地が多く記されているので、てっきり経済学者かと思っていました)。

橘玲 公式サイト | Tachibana Akira official site

著書について

著書:お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015   知的人生設計のすすめ
著者:橘 玲
出版:幻冬舎

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ

本著、当時ベストセラーにもなり、よく書店に平積みされていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

正直このタイトルを見たときは、「ああ、よくある情報商材ね」と思いました。『この本を読めば、あなたも大金持ちになれる!』とか、『この商材を買えば、あなたも月収30万円!』とかの・・・。

しかし同著は違います。むしろそのような『誰でもが金持ちになれると謳っている本』の存在を否定しています。見出しは『ルール』『常識』『法則』のようにカテゴリ分けがされていて、各項「この項目は世間の常識の様だが、果たして本当にそうなのか」と、それぞれ信ぴょう性のあるデータや、説得力のある理論によって究明していくような内容です。

あくまで理論的に、統計学的に、当たり前のことを当たり前に、『お金にまつわる噂や常識の真偽』『お金持ちになるための法則』などが紹介されています。※著者がお金持ちになった方法を読者に伝授する類のものではなく、自然の摂理としての、「●●した人=お金持ち」という事実を文章化しているのですね。

経済や資産運用の教材としてもベター!

僕が初めて同著を読んだのが、2015年初旬。その当時は、自分自身、経済や資産運用等に疎かったこともあり『へ~!勉強になるなー!』という程度の印象でした。

しかしこの1年、僕が経済のこと、資産運用のこと、株式投資のこと、などを勉強し知見が深まったからなのでしょう。2回目、3回目、読めば読むほど・・・

「おお!これは、こういうことだったのか!」「こんなことまで書かれていたのか!」

と、新たな発見がありました。

世間には法律や経済など、複雑すぎて一般の人ではなかなか本質が見抜けないものが多々あります。『なんとなくわかっているけど、あまり考えないようにしている」ということで、色々損をしてしまっていることもあるかもしれません。

同著はそれらに警鐘を鳴らしています。

具体的に取り上げられているテーマ
  • 30年後に手に入った我が家に価値はない
  • 税金について知りたいほんとうのこと
  • 経済学者の予測は当たらない
  • 国家に惜しみなく奪われるひとびと
  • 不動産を買ったら資産運用は終わる

-上記同著の見出しから引用(順不同)-

下記のようなテーマにも興味を引かれました。(順不同)

  • 世に出回る『お金持ちになれる本(情報商材)』のトリック
  • 不動産は高いレバレッジを効かせた高リスクの投資である
  • お金持ちになる方程式
  • サラリーマンがお金持ちになる方法
  • 合法的に税金を払わない方法
  • 最高の投資方法
  • 削減すべき家庭内コストは?
  • 投資アドバイザーの予測は当たらない
衝撃的エピローグ

さて、本著で最も衝撃的だったのが、実はエピローグ『新宿中央公園のホームレス』です。

これから本を読まれる方にネタバレしてはいけませんので、多くは説明しませんが、下記に一部だけ引用させていただきました。

《 パークハイアットの贅を尽くしたレストランの席に座ると、私は、公園に目を向けずにはいられません。なぜならそこには、薄汚れたダンボールハウスに住み、残飯を漁る私がいるからです。

あなたには、この恐怖の肌触りがわかるでしょか?》

-上記《   》内、同著書よりの引用-

それまでの文体から感じられる著者の『賢さ』、そして『自信』。そんな氏からは想像もしなかった胸の内。強烈な『不安』が見え隠れする衝撃的なエピローグです。

 

 

【書評】『すべての仕事がやりたいことに変わる』~会社に雇われている人は社畜なのか!?~

著書:すべての仕事がやりたいことに変わる
著者:苫米地英人
出版:サイゾー 

すべての仕事がやりたいことに変わる―成功をつかむ脳機能メソッド40

書評タイトル:一億総独立社会が作れそうな気になる1冊
会社に雇われている人は社畜なのか!?

見出しの回答について

同著を読み終わった後の僕の感想を言うと『YES』です。

同著者の見解も極論で言うと『YES』なのでしょう。

下記《 》内、同著よりの引用

《その仕事はあなたが創ったものではなくて、与えられた仕事でしょう。ですから、それがすべて、あなたのやりたいことであるわけがないのです。》

《もうひとついえば、会社に勤めている人は、その仕事で得られる対価も自分の好きなようには設定できないはずです。》

《カーストの代わりに「勝ち組・負け組」という概念を作りだし、みんなで一所懸命、身分の差別化を図っているわけです。》

いや~。ほんとズバズバきます。著作権の問題上あまり引用も出来ないので、上記に収めていますが、もっともっと紹介したい文面であふれています。

僕は苫米地英人氏の著作のファンで、一時は本も読み漁っていました。しかし動画などで見る氏の態度の大きさ(それが売りなのですが)、著書にかかれている事柄の大きさ、ネットでの評判などから、最近では一歩引いて読めるようになったといえます。

そんな僕が、「やはり苫米地氏は面白い!納得!」と思わされたのが本著です。

「誰かに雇われているうちは奴隷と同じだから、今すぐ辞表を出して、やりたいことをやりなさい」という短絡的なものではなく、『やりたいことを仕事にするにはどうすればよいか』が詳細に説明されています。

社会・経済学的見地からみた『仕事』の考え方、脳科学的見地、ルー・タイス氏直伝のコーチング手法を取り入れた目標達成方法など、

その他、『時間の考え方』『情報発信の重要性』『抽象度を上げることの重要性』『コミュニケーション術(ひとめぼれの技術)』などが、すべて「好きなことを仕事にするための考え方・スキル」として紹介されています。

ほぼ全部実践してみようと思っていますが、取り急ぎ『時短のススメ』の部分はチャレンジを開始しています。※『レストランメニューは一瞬で決める。』『本は2冊同時に読む』『習慣的に行っていることは全て半分以上に時間を短縮して行う』等。

なぜそれが「やりたいことを仕事にできる」ということにつながるのか・・・。気になった方は実際に著書を読んでみてください。

また本書では「必ずしも、今すぐ独立起業しなさい」と言っているのではなく、「やりたい仕事をするために必要な会社や仕事なら、当面やってみるのもOK」という内容の記述があります。

僕も同意見です。というか実際好きなことだけでは収入がままならない場合は、やはり会社や誰かに雇われなければ生活が困窮しますし、社会貢献もできません。であれば、好きなことができる(全てではないにせよ)会社に勤めたり、理念や理想が自分と一致する会社に入社したり、後は、入ってみて心の底から楽しいと思える仕事に就けたら、雇われでもいいのかなと思っています。

著書のタイトルが内容に相応しくない!?

最後に一つだけご注意を。

本著、確かアマゾンのレビューにも書かれていましたが、『すべての仕事がやりたいことに変わる』というタイトルよりは、『すべてのやりたいことが仕事に変わる』というタイトルが相応しいかと思います。

嫌な仕事もすべて『やりたいことに変わる』という内容ではありません。

 

 

東日本大震災から5年 1 ~私が出会った人は、誰一人地震で死なせない~

本日は3月11日。5年前に東日本大震災が起こった日です。恐らく皆さん、その時何をしていたかよく覚えておられるのではないでしょうか。

5年前の3月11日、あなたはどこにいましたか?

僕は会社から薦められたビジネスセミナーに参加中でした。大阪梅田にある、30階建てビルの17階にいました。

プレゼンテーションだったか、コミュニケーションだったかのセミナーで、講師に質問を受けた参加者が、こう答えました。

「自信・・・ですか!?」

その答えを聞き「少々的外れな回答だな・・・」と思った瞬間、軽いめまいに襲われました。

あれ?めまいじゃないぞ。「やっぱ床、揺れてるよな?」

そうです、先ほどの参加者の答えは

「自信ですか!?」ではなく「地震ですか!?」だったのです!

※実際のエピソードです。多くの被害者が出た地震を、面白おかしく伝えようとしているものではない旨、ご理解ください。

最近の建物は、耐震設計で衝撃をいなすため、大きく揺れるように設計されています。ゆっくりと左右に振り子のように揺れたのをはっきりと記憶しています。参加者全員床に伏せました。恐怖でした。

随分長い時間揺れていたように思いましたが、実際は1~2分だったでしょうか。揺れが収まったので、セミナーを中止して、建物の外へ。エレベーターは止まったのか止めたのかわかりませんが、使用できず階段で17階から1階まで降りることになりました。

階段の所々、ヒビが入って粉が床に散らばっていました。それほどの衝撃だったのです。震源地がどこなのか、被害はどれほどなのか、全く情報が入ってこない状態でした。阪神淡路大震災を思い出しました。自分たちのいた場所が震度3ぐらいだったので、「周りもそのぐらいだろう」と思っていたら、近くの神戸があのような大惨事になっていたことが脳裏をよぎりました。

外に出てすぐ、会社と実家に電話を入れました。会社は「すごく揺れて外に避難はしたけど、被害はそれほどない」、実家は「すこし揺れた」という程度だったようです。

「そうか・・・高いビルだからすごく揺れたけど、地面レベルでは大したことなかったんだな・・・」と思ったのもつかの間、今度は東北が大変なことになっていたと知りました。

これだけ科学が進歩しても、我々は天変地異の前には無力です。阪神淡路大震災以来トラウマになったのか、少しの揺れでも恐怖を覚えるようになりました。

私が出会った人は、誰一人地震で死なせない

僕は地震のことを考えるとき、以前TV番組『情熱大陸』で初めて知った地震学者の『大木聖子さん』を思い出します。

その美貌もさることながら、地震に対し無力な我々に勇気を与えてくれる意思の強さがとても印象的なかたでした。

私が出会った人は、誰一人地震で死なせ ない

※上記は僕の記憶に基づく大木さんの発言です。

この言葉に、信念の強さと、頼もしさを感じました。

このかたなら、多くの日本人を地震の被害から救ってくれる!

そう思わせられるほどでした。

いつ来るかわからない、もしかしたら来ないかもしれない天災ですが、出来る限りの準備をすることで多くの命や資産を守れると思います。(大木さんも確か、そう言っていたと思います)。

僕もタンスをねじ止めしたり、防災グッズを購入したり、もしもの時に備えるようにしています。皆さんも面倒がらず、最低限の備えはしておきましょうね。

少し残念なのは、最近大木さんの活動や活躍があまり聞かれなくなったことでしょうか。(情熱大陸)放送の数日前に配置換えがあったとききましたが、それが原因でしょうか。それとも、ご結婚されたからでしょうか。サイトもツイッターも、たまにしか更新されていないようです。

大木聖子のウェブサイトへようこそ

僕が母の日に送ったプレゼント

『情熱大陸』で、大木さんが『常備していてほしい防災グッズ』として『笛』を挙げられていたのが印象に残っています。がれきに埋もれたり遠くの人に助けを求めたりする際、人間の声では届きにくく、すぐに力を失うからだそうです。

そのことを知り、僕は、数年前の母の日に、プレゼントとして下記の笛を送りました。人間の耳に聞こえやすい2種類の音を同時に発生させるのだそうです。この笛が活躍するような事態にはならないことを願っていますが、母はとりあえずこの笛を持ってくれているようです。

コクヨ 防災用救助笛 防災の達人 ツインウェーブ オレンジ DRK-WS1YR

次回予告:著名人たちが行った東北支援、寄付などについて紹介

有名人が東日本大震災の後、東北に行った支援や寄付を数点紹介させていただきます。有名人ではないですが、僕が行った支援の内容も紹介させてください。

※『岸見先生と語る会』の続きをお伝えする予定でしたが、本日3.11ということで、予定を変更して本記事を投稿させていただきました。

 

 

【書評】『エッセンシャル思考』~スティーブ・ジョブズからの依頼、あなたなら断れますか?~

書評タイトル:選べない、捨てられない人に贈る最高の1冊

著書:エッセンシャル思考
著者:グレッグ・マキューン (著), 高橋 璃子  (翻訳)
出版:かんき出版

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする

エッセンシャル思考って、どんな考え方!?

エッセンシャル思考とは、「余計なことは極限まで切り捨て、本当にやるべきことに注力することで、目標達成や成果につながる可能性を高める」という思考術です。

これだけ聞くと当たり前のことのように思えますよね。

僕も冒頭を読み始めた時は「失敗した!なんでこんな当たり前のことを書いている本の評価がこんなに高いんや!?」と思いました。が、読み進めるうちにすぐ、高評価の理由がわかりました。

書籍には、スティーブ・ジョブズやウォーレン・バフェット、ピータードラッカーやスティーブン・コーヴィーなどの『エッセンシャル思考』に基づくエピソードが紹介されているため、高い説得力があり、興味も尽きることなく読み進めることができるのです。

下記に印象的な一文を引用させてもらいました。

ー下記《    》内、文中より抜粋・引用ー

《有名なグラフィックデザイナーのポール・ランドはスティーブジョブズの依頼にノーを言ったことがある。<中略> ジョブズは、ランドに連絡をとり、「いくつか候補を出してほしい」と依頼した。けれどもランドは、いくつも候補など出さない、とジョブズに告げた。「仕事はしますよ。それで気に入らなければ、使わなくてもかまいません。候補がいくつもほしいなら、ほかを当たればいい。私は、自分の知るかぎり最高の答えをひとつだけ出します。使うかどうかの判断は、そちらでしてください」》

すごいプライドの高さですよね。『自分が信じるベストこそが、その時考えうる最善の方法』だと確信をもっていなければ言えないセリフです。結果、ジョブズはランドのことを「最もプロフェッショナルな人間だ」と敬意を表したそうです。

《目先の好印象と引き換えに、長期的な敬意を手に入れたのだ》

ー上記《    》内、文中より抜粋・引用ー

エッセンシャル思考は、生活のあらゆるシーンで活躍する

その他同著では、『人付き合い』『会社の人事』『株式投資』などの場面においても『エッセンシャル思考』を活用すべきと提言しています。

下記に2、3例を挙げてみました。

『株式投資』なら「これは絶対買い!」と思ったものしか買わない。

『人事』なら「絶対この人に入社してほしい!」という人しか採用しない。

「もしかしたら、これから株価が上がるかも」や「現時点では一番マシな株だから買っておこう」というような曖昧な理由で株を買ってはいけないと述べられています。

人と会う時や、人事で誰かを採用する場合などもそうです。「気は乗らないが、付き合いで会っておこう」「誰一人パッとしないが、一番マシな人を採用しておこう」などは、してはいけないというのです。

その裏で、どれほどの『出来ていたはずのこと』が無になっているか考えないといけないということが説かれています。『トレードオフ』の考え方というのだそうです。

《何かを選ぶことは何かを捨てること》

ー上記《  》内、目次より引用ー

文章(ブログ含む)を書く人にも最適

さらに同著には、文章を要約するコツも紹介されています。簡潔にまとめるのが超苦手な僕には最適の指南本となりそうです。

本著、ロジカルシンキング(論理的思考)関連の本を検索中に見つけたのですが、普段、あれこれと手を出しすぎて、どれも中途半端になってしまっている僕にとって、めちゃめちゃ響く1冊となりました。

読了後、僕は今学んでいることの半分程度を一旦休止することにしました。継続して学習する(選んだ)ものに、これまで以上に注力するためです。

『エッセンシャル思考』は究極の論理的思考なのかもしれません。

 

 

ついにこの日が・・・2月18日がやってきました2 ~当サイト(ブログ)継続の是非と僕の今後を問う!~

さて、同テーマの後半です。

前職を辞めてから半年が経ちました。この半年間で、『雇われずに生きていけるスキル』もしくは『(独立・就職問わず)やりたい仕事ができるスキル』を身につけることができるかどうか、にチャレンジ・検証してきました。

その期日が2016/2/18。

ちなみに下記が同テーマ前半。

ついにこの日が・・・2月18日がやってきました1 ~当サイト(ブログ)継続の是非と僕の今後を問う!~

経過はあまり芳しくありません。いえ、かなりの知見とスキルを積むことはできたのですが、残念ながら『雇われずに生きていけるスキル』『やりたい仕事ができるスキル』には至っていません。※実際2月に入り、就職活動も開始したのですが、年齢のこともあるのか面接にさえ至らない場合が多いです。

それでは、僕は今後どうするのか。

熟考しました。先日読んだ『マッキンゼー式ロジカルシンキング』の手法を駆使し、メモに書きまくりました。

結論は・・・

ブログ→継続

ブログは続けます。ブログの威力を知ったからです。ブログには今なお多くの可能性が感じられます。一定の記事数を超えると、投稿しない日でも過去の記事が閲覧されるようになりました。過去記事のアフィリエイトが売れることもあります。つまり僕が休んでいる間も稼いでくれたり、僕の主張を伝えてくれたりするのです。これってすごいことですよね。

また、一個人の主張をこれほど世間に伝えてくれるツールも他にはありません。以前お伝えしましたが、無名の一個人が、大企業や政界にだって意見できたりするのです。人生で一度あるか無いかの叫びを届けたい時、普段からブログというツールを最大限に活用している人とそうでない人では明確に差が出ます。普段から世間に自分の意見を発信している人の声は、より届きやすい環境が出来上がっています。しかし、そうでない人が、いざというときになってネットで世間に語りかけても、よほどインパクトのある内容でない限り拡散されることなどまずありえないからです。

トレード→継続

継続予定です。ここ数日ですが経済の安定度に関わらず、勝てるようになってきました。もしかするとこれは、独自の投資法が上手く回転するようになってきたのかもしれません。それを見極めるまでは続けたいと考えています。※もちろん、就職することになり、日中の売買が困難な状況になれば、別の投資法を試みなければなりませんが・・・(現状のデイ/スイングトレードから完全なスイング一本に移行するなど。)

英語/コーチングの学習→継続

こちらも継続です。ブログ記事に対する読者の方の反応や、就職活動に見る英語力の需要は、まだまだ充分にあると感じたからです。就職も英語を活かした仕事を中心に探しています。

結論

結局すべて継続することにしました!ひとつ以前と違う点は、現在は就職活動も本格化させているということでしょうか。仮に就職することになっても、ブログやスキルアップを継続させていく所存です。社員としても『やりたい仕事』が出来るようになるまで頑張ります。もちろん、時間的、体力的にすべてを継続、向上させていくのは並大抵ではないかもしれません。その時こそ、コーチを雇い、ゴールに到達できるよう全力を尽くしたいと思います。

もちろん最大の目標である「ヒーロー的な奴になる!」も継続します!

 

下記、記事中で紹介した著書『マッキンゼー式 ロジカルシンキング』です。おすすめです。

マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ)

 

  

ついにこの日が・・・2月18日がやってきました1 ~当サイト(ブログ)継続の是非と僕の今後を問う!~

ついにこの日がやってきました。

2016年2月18日

一体何の日かって!?

ヴァレンタイン・デー?

ちょっと違います。ヴァレンタインは2/14ですね。

私事で誠に申し訳ないのですが、当サイトの骨子を決定してからちょうど本日(2/18)で半年を迎えるのです。

もちろんめでたい日ではあるのですが、一方で僕はこの日に、ある決断をするとサイトの立ち上げ当初から宣言していました。

2016年2月18日、僕はヒーローを目指すのを諦めます。

 

はっきりとこのように宣言してしまっていますね。で、どうするんだと。まずはこの段階で現状報告をさせていただきます。この半年間色々な勉強や取り組み、検証を行い、ヒーロー的な奴に近づくべく頑張ってきました。その経過報告をさせていただきます。果たして・・・!?

これ以下は少々長くなっていますので、(もしもおられましたら)興味のある項目だけ読み流していただけたらと思います。

■知識面

知識面総評・・・半年でこれだけの実践・経験・蓄積が出来たことは大きかったと思います。

サイト構築/ブログ運営・・・当サイト&ブログが成果です。これまでブログを書いたこともサイトを構築したこともない人間が半年でここまでのブログに仕上げました(自画自賛)。初めの3ヶ月は公約通り1日も欠かさず記事を投稿・更新しました。おかげさまで最近はブログ投稿のない日でも訪問者数が安定してきており(1日80~100PV)、アフィリエイトの書籍も売れるようになってきました。

SNS・・・以前はほとんど使ったことがなかったSNS。最近はTwitterやFacebookにかなり依存しています 笑。必要以上にフォロワーや友人を増やさないように運用していたのですが、それがよかったのか、面識がなくても、本当に互いに興味のある新しい知人が出来たり、疎遠になっていた友人と連絡をとりあったりするようになりました。情報収集・発信ツールとしてお世話になっています。

英語力・・・ブログ開始当初TOEIC625点だったものを690点にまで戻し、現在も学習継続中です。当面の目標は、以前の英語能力をはるかに上回り、ネイティブともストレスなくコミュニケーションがとれるようになることです。

プログラミング・・・C#の基礎はマスターしました。ただしこちらに関しては『プログラミングとは』を知った程度に過ぎず、活かし方がわかりませんw。

株式投資・・・デイトレード・スイングトレード・ファンドなどを実践、それぞれについて基本知識を習得しました。これに付随し、財務諸表の見方、経済(お金)の流れなどが理解できるようになりました。

政治・経済・・・ブログ開始前はほとんど興味なしでした。「信じられる政治家など誰一人いない」と思っていたからです(この点については現在もあまり変わっていない)。それでもこの半年間、ニュースを見まくり、書籍を読み、1人前の大人並みの知識はつきました。

■精神面

精神面総評・・・まだまだです。酔っぱらうと相変わらず気が大きくなり、金遣いは荒くなるわ、わがままになるわで・・・。飲んでテンションが上がりまくった翌日は決まって落ち込んだりします。定職についていないため先々の不安も無くはないです。それでも随分、他人の話に興味を持って聞くことができるようになりました。それによって人間関係もかなり好転するようになったと実感しています。

コーチング/NLP・・・自分自身に成果が現れるかどうかについて現在も検証中です。ブログ開始当初に比べ、これらのスキルについて随分とポジティブなイメージを持つようにはなっています。※当ブログでも度々記事にしていますので、興味のある方はブログご参照ください。

コーチングやメンタルトレーニングで夢に近づけるか
コーチングは稼げる?うさんくさい?

ロジカルシンキング・・・「論理的に説明しろ」など、上司が部下を叱責するときに使う用語かと思っていました。しかし先日見たプロポーカープレイヤー木原直哉さんの動画で、「ポーカーで勝てるのは物事を論理的に考えることが出来る人」といった内容のことを仰っておられたので、初めて『ロジカルシンキング』に興味を持ちました。この思考が身につけば、仕事、私生活、株式投資などあらゆる面で好影響があるのではないかと、僕が今、最も注目しているスキルです。ゼロ秒思考など実践を始めています。

募金/人道支援・・・「偽善だろうとなんだろうと、しないよりはマシ」という理念のもと現在も継続しています。

■生活面

生活面総評・・・収入が少なくなったので、裕福とはいえませんが・・・。以下ご参照ください。

収入面・・・資金は下降トレンド、続落ですw。

彼女・・・相変わらずです。いません(T T)

株式トレード・・・トレードに充てた資金のちょうど半分が無くなった状態ですが、なんとか市場退出には追い込まれず踏みとどまっています。始めたころの「株は上がるか下がるかなので、初心者でも勝率は5割」という考え方が、超絶あまあまだということはよくわかりました。ろくに勉強もしないで素人が参入すると、もれなくみぐるみを剥がされて切り捨てられるような過酷な世界です。

先日読んだ書籍にこう書かれていました。株式投資(トレード、特に短期になればなるほど)は、ギャンブルと性質が似てきて、計算上回数を重ねれば重ねるほど、株が上下する比率は5分5部に近づいていく(つまり勝ち負け0に近づく)。ただし、それは市場の全員が素人で、でたらめに投資している場合。実際には資金力があり、最速で情報を知ることができる一部の特別な人々や、組織ぐるみの投資者などが存在します。中には裏情報(インサイダー情報)を得ている人も多く存在するという噂もある、魑魅魍魎がうごめく恐ろしい弱肉強食の世界なのです。

おっと、今日のテーマは株式投資についてではないので、株式市場の恐ろしさについてはこの辺にしておき、続きはまた後日お話しさせていただきます。

さて、半年が過ぎた時点での経過報告は以上となります。それではこれから当サイト(ブログ含む)と僕の「ヒーロー的な奴になる」という活動はどうなるのか・・・。え?あまり興味ないですか?

長くなりましたので、続きは次回に持ち越したいと思います。私事の記事をここまで読んでいただいた方、及び、これまでに1度でも当サイトを閲覧いただいた方には、心からの感謝を申し上げます。※リファラスパムなどは除くw

 

  

【総評】『マンガでわかるシリーズ』~独断ベスト8を発表します~ ロジカルシンキング/コーチング/NLP/アドラー心理学等~

本日は『マンガでわかるシリーズ』の個別評です。

僕はこのシリーズ、以前はあまり好きではなかったので、既に売ってしまって手元にないものもあります。それらについては記憶の範疇でコメントさせていただきますのでご了承ください。

それではまず、評価の高いところから・・・。

1位:マッキンゼー式ロジカルシンキング

マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング (まんがでわかるシリーズ) 
赤羽 雄二  
(著), 
大舞 キリコ (イラスト),  星井 博文 (その他)
宝島社 (出版)

前々回の記事の時点では、このあとに紹介する2位の『コーチング』が一番だとお伝えしましたが、本著、3分の2を読んだ時点で、トップに躍り出ました!

まず、なんといってもマンガが面白い!ちょっとしたギャグが笑えるし、主人公の女の子のキャラ、僕のタイプです(え?どうでもいい?)。もちろんロジカルシンキングについてもマッキンゼー式のゼロ秒思考、フレームワーク等のテクニックが詳しく紹介されています。※本著についてはここでは書ききれないので、後日単独で書評を投稿しようと思います。

2位:コーチング

マンガでやさしくわかるコーチング
CTIジャパン (著), 
重松 延寿 (その他)

日本能率協会マネジメントセンター(出版)

コーチングに興味のある方、既に学んでいる方、コーチに至るまで参考になる1冊です。※ご興味ある方はぜひ下記もご参照ください。

【書評】『マンガでやさしくわかるコーチング』~初心者からコーチまで。CTIジャパンの基礎が学べる1冊~

3位:NLP(エヌ・エル・ピー)

マンガでやさしくわかるNLP
山崎 啓支
 (著), 
サノマリナ (その他)
日本能率協会マネジメントセンター(出版)

シリーズに共通している内容ですが、仕事やプライベートでくすぶっている主人公が、主題のスキルを学ぶことで、次々に身の周りの問題が解消され、好転していくというストーリーです。NLPの技術についても簡単な紹介があります。

僕は未だに油断すると悪酔いする癖があるので、NLPの『アンカリング』スキルを使って改善できるか検証中です。※こちら(悪酔い防止に)ついては、僕には効果がありませんでした w)-後日記-

4位(同率):7つの習慣

まんがでわかる 7つの習慣
フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修)
宝島社 (出版)

友人に紹介された著書『7つの習慣(原書)』は、かなり難しそうだったので、「まずは入りやすいところから」と本著を購入しました。※おそらく僕がはじめて読んだ『マンガで・・・』シリーズです。「ふ~ん、こういう感じなんや~」と、読了直後の印象は結構よかったと記憶していますが、その後読み返すことなく中古で売ってしまいました!

4位(同率):7つの習慣2

まんがでわかる7つの習慣2 パラダイムと原則/第1の習慣/第2の習慣 (まんがでわかるシリーズ)
フランクリン・コヴィー・ジャパン (監修), 小山 鹿梨子 (イラスト)
宝島社 (出版)

うーん。すみません。ほとんど覚えていません!(「じゃあなぜ4位なんだ!」と突っ込まれそうですが・・・『7つの習慣』で同じ順位にまとめたほうが説明しやすかったので・・・)

6位(同率):アドラー心理学

マンガでやさしくわかるアドラー心理学
岩井 俊憲  
(著), 
星井 博文 (その他), 深森あき (その他)
日本能率協会マネジメントセンター(出版)

『嫌われる勇気』でアドラー心理学に興味を持ち、その直後に購入した1冊です。アドラーの妖精(霊)が出てきて、悩める主人公の問題を次々解決するというお話でした。ただ、下記の『コミックでわかる・・・』にも言えるのですが、どうしても『嫌われる勇気』と比較してしまい、内容が薄く感じてしまいました。そもそも比較する対象ではないのですが、どうしてもアドラー心理学つながりということで・・・。

6位(同率):アドラー心理学


コミックでわかるアドラー心理学
向後 千春 (監修), ナナト エリ (イラスト)
KADOKAWA/中経出版

8位:孫子の兵法

まんがで身につく 孫子の兵法 (Business ComicSeries)
長尾一洋(著)、久米礼華(まんが) (著)
あさ出版(出版)

マンガは可愛く面白かったのですが、肝心の『孫子の兵法』の説明が少なかった記憶があります。そのためこの順位になってしまいました。※本サイトに書評がありますのでよろしければ下記参照ください。

【書評】マンガで見につく孫子の兵法

番外編:マンガで読む国防入門

マンガで読む国防入門 impress QuickBooks
石破 茂 (著), 原 望 (著)
インプレス(出版)

実はこれが良書です。上記の1位から8位までと違い主人公はカワイイ女の子ではなく石破茂さんですが 笑。

衆議院議員の石破茂さん原案のマンガなんですね。漫画には石破さん本人が登場し、「もし今の日本にテロが起こったり、他国から攻撃を受けたらどうなるか」という仮説に対して、独自の見解を述べていくというものです。民主党の岡田さんなんかも登場します。(岡田さんに比べ、石破さんのマンガの顔はかなりハンサムに描かれていますw)※よろしければ下記書評ご覧ください。

【書評】マンガで読む国防入門

※上記書評、すべて僕個人の所感に基づきます。ベスト8までしかないのは、現時点で同シリーズについては上記8冊と番外編の1冊しか読んだことが無いからなんですね。

-2017年6月16日更新-

次回予告:決断の日を迎え
来る2016年2月18日は、今後の僕自身と当ブログの方向性を決める、決断の日なんです。これまで当ブログでも、僕が読んだ著書、参加したセミナー、学んできたコーチング・プログラミング・英語・株式投資などを紹介してきましたが、果たして僕はそれらを通じ『ヒーロー的なやつ』になれたのかどうか・・・。