本日は【ヒロイン・ニュース】をお届けします。
実はこのニュース、今年(2015年)の7月末に報道されたものですが、当ブログ発足前だったこともあり、改めて紹介させていただくことにしました。
以下『 』内、記事より抜粋
『店内にいた別の女性(63)によると、閉店間際に入ってきた黒っぽい服装の男が行員にバッグを渡して金を入れるよう命じ、数回発砲したという。いらだった様子で「早く入れんか」などと怒鳴り、女性のそばにいた若い女性行員にも「おまえが(金を)入れて来い。撃つぞ」と脅したが、この女性行員は「私はお客さんを守る義務があります」と毅然(きぜん)とした態度で、この女性をかばうように立ちはだかったという。』
出展:朝日新聞デジタル
『女性行員「お客さんを守る義務がある」発砲の男に』
カッコいいですね・・・。
ドラマや映画ではよく見かけるシーンやけど、現実に他人のために体を張れる人がいるんやね。
どうすれば、本物の拳銃を持った強盗を前にして、他人を守るため、このような勇気ある行動がとれるのだろうか。普段から正義感溢れる人格者なのだろうか。それとも自身の仕事に誇りをもって、その名の通り『命がけ』で仕事をされているのだろうか。
この女性行員さんにインタビューしてみたい。
と思った。
自分やったらどうか・・・。犯人の言う通りにするか、逃げるか、恐怖で固まってしまうか・・・。
恥ずかしながら、僕がこの女性のような勇気ある行動をとっている姿が想像できない・・・ 😥
僕は普段、『命の危険を顧みない行動』はあまり称賛されるべきではないとお話ししています。ですが、緊急の場合や誰かを守る場合は別です。この事件の場合、その両方だったわけですからね。人間、追い込まれた緊急の場面でこそ、その人の人間性や本質が問われるのだと思います。僕もいつか、この女性行員の方のような勇気ある行動がとれる人間になりたいと願っています。
※画像はイメージです。本投稿内容に直接関係はありません。
また、この記事を読んだとき、遠藤未希さん(東北大震災で、住民に高台への非難を呼びかけ続け、多くの方を勇気づけ、命を救ったかた)のことを思い出しました。
以下『 』内、池上彰氏 著書『政治のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ』 – 野田元首相の所信表明演説-より抜粋
『(宮城県)南三陸町の防災職員として、住民に高台への避難を呼びかけ続けた遠藤未希さん。防災庁舎の無線から流れる彼女の声に勇気づけられ救われた命が数多くありました。恐怖に声を震わせながらも最後まで呼びかけをやめなかった彼女は津波にのまれ帰らぬ人となりました。生きておられれば今月結婚式を迎えるはずでした。』
あまりにも誇り高く、勇気ある行動に、心からの拍手と称賛、そしてヒロインの称号を勝手ながら送らせていただきたいと思います。
出展:池上彰(著) 『政治のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ』 出版社:海竜社 ※現在最新版が出ていますので、お買い上げの際はご注意ください。