【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 16 ~しつこく勧誘されたり紹介を強要されたことは!?(3日目/連続6回)~

当ブログ読者に関心の高い『コーチング』について、僕の見解を述べておきたく全6回にわたる超大作を作成しました。本日3日目です。

先日から数回に分けて、下記1~5のテーマについて、それぞれ私見を述べています。

  1. 僕がコーチングを学び初めた理由
  2. コーチングは情報商材やマルチ商法か
  3. コーチングは催眠術や宗教か
  4. コーチングに効果は期待できるのか
  5. コーチングとは

本日は『2.コーチングは情報商材やマルチ商法か』について見ていきたいと思います。

まず、僕のコーチング受講体験談からお話させてください。前回お話ししたように、僕がコーチングを学び始めた理由は、「スポーツに関わる仕事がしたい(特に、プレイヤーと同等の達成感が味わえるような・・・)、コーチングなら選手としての実績がなくても、それが可能かもしれない」と思ったことがきっかけでしたね。

コーチングに興味を持つ人のタイプは?

コーチングに関わる人には、大きく分けて3つのタイプが存在します(かなり偏った所感かもしれませんがw)。

  1. コーチングを受けることで、自分の自己開発や目標を達成しようとする人
  2. コーチングを学ぶことで、クライアント(知人であったり、部下であったりを含む)を鼓舞し、目標達成に導こうとする人
  3. コーチングを学ぶことで、コーチングを職業にしたり、お金を稼いだりしようとする人

僕の元々の目的は『スポーツに関わる仕事がしたい』ということなので、当然上記でいうと、『3.コーチングを職業にする人』を目指すことになります。

そこで、ネット検索で色々なコーチング・スクールや団体を探し、リーズナブルだったGCS(銀座コーチング・スクール ※以下GCS)に通うことに決めたのです。

僕が通っていたGCSの特徴

まずGCSに通い始めて、その後いろいろなスクールのセミナー、勉強会などに参加、卒業生や関係者からお話も多く聞きました。その上でGCS(銀座コーチングスクール)について感じた事(一個人の所感・印象)を下記に羅列してみましたので、ご覧ください。

■お手頃価格(といっても、入学から認定コーチ試験を受けるまで20万円以上はかかりますが・・・)。クラスはA~Dまでの4段階に分かれており(それぞれ5~6万円ほど)で、継続・中断・再開などが自由

※つまりクラスAだけ受講して、そのまま辞めるかたもいらっしゃいますし、数年後再開する方もおられるようです。A~Dすべてを受講しないと認定コーチ試験を受けることができませんが、その際、無理に勧誘されたり、継続を強要されたという話は、僕の知る限りありません。

■無理な勧誘などはされない

前述の通りです。

■SNSや勉強会などを通じ、多くの知り合いができる

全国に多くのクラスがあるGCS。他校の受講生や認定コーチ、講師、卒業生などとも知り合う機会が多々あります。

■宗教的・催眠術的な部分は特に感じなかった

僕の通っていたクラス、その間とその後知り合った方の中には、そういった方は見かけませんでした。

ここまで見ると、何ら問題のない、優良コーチング・スクールだといえそうです。ただ、もう一つ感じたことがあり、これがその後コーチングと向き合うにあたり大きな壁となり立ちはだかることになります。

■認定コーチになったからといって、プロのコーチになれるわけではない

これからプロのコーチを目指そうと考えている人にとって、最も気になる部分なのではないでしょうか。またコーチングのことを『マルチ』と呼ぶ人達にとって、この部分が最も大きな要因なのではないでしょうか。

そもそも、どうすればプロ・コーチになれるの?

GCSに限らず、他のスクールや団体のセミナー・勉強会などに参加する中で、講師や卒業生、認定コーチであっても、プロ・コーチとして稼いでいる人はかなり少数だと感じました。 ※ほとんどが副業か、会社で活用、セミナー収入、もしくはセルフコーチング(自己啓発)に使用しているのみで、独立収入を得ている人は稀。

独立したプロのコーチになるには、相当な努力(経験や知識習得)と(もしかすると)資質が必要なのかもしれません。

コーチになるために高い受講料(GCSはまだ良心的なほう)を支払ったのに、結局プロになれない人があふれている現状を目の当たりにし、「コーチングって情報商材やマルチと一緒やん!?」と思い始めたのが、ちょうどこのころでした。

コーチングは情報商材やマルチ商法か

さて、そろそろ本日のテーマに入りたいと思います。

結論から言ってしまうと、『あなたも稼げるコーチになれる!』『コーチングで稼げる!』と謳っているところは、そう、だと思います。情報商材、マルチと大差ないと感じます(実際通ったことはありませんが)

『コーチングで稼げる』と思って始める人は、やめた方がいいということです。そういったスクールやコーチのカモにされるのがオチです。よほどの資質があれば別ですが、コーチング1本で『稼げている人』がどれぐらいいるか、可能なら一度調べてみてください。年間数千万円や数億円稼いでいる人などほとんどいないはずです。

それを、受講生のことを何も知らないうちから『あなたも稼げます』というのは虚言に他ならないと思います。

やはりコーチングはマルチ商法?

前章の内容から考えると、やはり世にあるコーチング・スクールや講師はマルチ商法の共犯者ということになるのでしょうか。

それはちょっと違うように思いました。

いろいろなスクールの講師にもお会いしましたが、少なくとも僕が会った人達の印象からは「真剣にコーチングを広めたい」「真剣に生徒を一人前のコーチに育てたい」と思っていらっしゃる方々がほとんどであるように感じました。

そもそもマルチ商法や、ネットワークビジネス等の情報商材、そして「あなたも稼げます」というコーチングスクールなどは皆、「月●●万円、副業で稼げます!」や「あなたもこのテクニックを覚えたら、儲かります!」など、「稼げる」ということをエサに誘ってきてはいませんか?

僕がこれまで知り合った講師やコーチには、「稼げますよ!」と謳っている人はほとんどいませんでした。※メルマガ登録しただけの方や、1度セミナーに行っただけの人の中には数名いましたが・・・。そういう方たちのメルマガやセミナーに登録すると、「いつまでに本契約すれば料金半額!急いでください!」などという、ありがちな営業をかけてきます。タイムカウンターがカチカチ動いているメールもありましたw

誰か(自分自身含む)の目標を達成に近づけたい、人間関係を円滑にさせたい、などの目的があり、その為のツールとしてのコーチングがあると考えている人達にとっては、そもそもの目的が「稼ぐ」というところにはないのかもしれません。

「この素晴らしいコミュニケーションスキルやテクニックを身に付け、世に広めることでお金が貰えるのなら、これほど嬉しいことはない」と、純粋に考えている人が多いように思いました。※もちろん収入は多いに越したことないのだと思いますが・・・。

そもそもの目的を見失わないこと

僕も含め、『儲かる』という言葉に惑わされてしまうと、そもそもの目的を見失ってしまいます。

僕は『スポーツに関わる仕事がしたい』→『そのためにはコーチングを職業にしなければ』→『コーチってプロになれるの?』→『コーチングスクールって、「あなたもコーチになれる!」とか言って、稼げもしないコーチを次々に輩出することでお金儲けしているマルチ商法では?』と、徐々に当初の目的を見失うようになっていました。

もちろん、コーチング・スクールを卒業したからと言って、自分や知人の目標を達成に近づけられるようなスキルが身に付くとは限りません。ましてや1流のプロになるには、相当な努力と資質が必要かもしれません。

しかし、それはどの世界でも同じですよね?英会話スクールにいって、「3年も通ったのにネイティブのように話すことができない。」や「テニススクールで最上級クラスまで上がったのに、プロになれない。」からといって「あのスクールは詐欺」という人っていないですよね?それと同じことだと思います。もちろん「あなたも、この(テニス/英会話)スクールに通えば稼げるようになりますよ!」と謳っているところがあれば別ですがw

結論

『あなたも儲けられる』や『あなたも月●●万円の副収入を得てみませんか?』という謡い文句のところには充分気を付けたほうがいいでしょう。あと、「今の内に契約しないと損しますよ」というところ。これらの謳い文句って、ネットワークビジネスやマルチのそれとほぼ同じです。

前述のようなスクール以外の中から、自分の目的、予算に見合った、実績、評判(クチコミ)などが良い団体を、よく調査・吟味したうえで選べば、さほど問題はないのではないか、と僕は感じています。

次回予告:【検証】コーチングやメンタルトレーニングは、うさんくさいマルチ商法や新興宗教なのか 17   ~催眠や信仰を取り入れているスクールはある?(4日目/連続6回)~

※本ブログの内容は、あくまで著者一個人の経験に基づく所感です。情報の正確性、読者の方が読後に取る行動等、責任は負いかねますので、ご了承ください。

紹介本

そういえばこれが『コーチング』とはまだ知らない頃、書店でふと手に取った本著にすごくモチベートされたことがあったのを思い出し、紹介させていただくことにしました。

コーチングの神様が教える「前向き思考」の見つけ方

 

 

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