前回に続き『減酒』についてお話しします。
※画像の日本人形やマトリョーシカ人形は本文内容とは全く関係ありません。写っているビールはこの記事を書きながらいただいていますが・・・
今回は
1.飲酒にメリットはあるか!?
2.僕が試している減酒の方法
3.減酒成功への秘策
です。
-2017/6/15更新-
1.飲酒にメリットはあるか!?
前回紹介した飲酒に関する著書では 『飲酒には百害あって一利なし』と書かれていました。飲み会によって広がる交友関係など、真の友人ではない。飲酒によってストレス発散できるというのも幻想のようなものだと。
僕はそうは思いません。少し想像してみてください。皆さんは「ちょっと友人と落ち着いて話がしたいな」と思ったとき、どのように声をかけるでしょうか。
以下に例を挙げてみました。
話がある。時間をくれないか・・・。 と声をかける。
重い・・・。ちょっと重いよな。これでは警戒されてしまう。
食事でもしながらお互いの近況について語り合おうではないか!!! とアツく語りかける。
これだと松岡修造っぽい。
お前アクション映画すきやったよな?今度一緒にどお?
怪しいふたり。
話したいことあるから俺んちこない?
明らか誘ってる。
これが、お酒を飲む友人に対してであれば・・・
ちょっと一杯どお!?
の一言で解決するんです!
飲酒のメリットはこれ
一度あなたの周りの人を見渡しみててください。
お酒を一滴も飲まない人は、いつの間にか飲み会とかイベントに誘われなくなっていませんか?女性はともかく、男性の場合その傾向は顕著です(最近はそんなこともないんですかね?)。
その(飲まない)人のキャラに関わらず、酔っ払いは自分だけバカになってテンションが上がっていくのがイヤなんです。相手も巻き込みたいと思っている。それに、素面(しらふ)の人って飲み会に来てもつまらなそうにしているように見えるんですよね。それで、ついつい飲み会などには呼びづらくなってしまう。
もともと飲み会が嫌いな人ならいーんですが、僕のようなパーリーピーポー・・・、もとい飲み会大好き人間にとって、飲み会に誘ってもらえなくなったり、アルコールを一滴も飲まずに飲み会に参加したりするなど、拷問以外のなにものでもありません。
少量でも飲めばこのような悲劇は回避できます。
過去に好きな女子に告白したときもほとんどがお酒入っている時だったと記憶しています。もちろん大まじめでした。そこから付き合ったことも何度かあります。
これらが僕が見つけ出した飲酒のメリットです。飲酒によって交友関係は確実に広がると思っています。好きな人に素直な感情を伝えられます。もちろんストレス解消にもなります。
というわけで、僕は禁酒ではなく、減酒する(楽しく飲んで悪酔いしない)ことにしたんです。
僕が試している減酒の方法
では次に、僕がどのように減酒を継続しているかお話しします。
コーチング(セルフコーチング含む)で何とかしようとしたこともありましたが、こればっかりはどうしようもなかったようです。麻薬やアルコールなど中毒症状を誘発するものの前では、一個人の意思の力など及ばないのかもしれません。
チームフロー代表、平本あきお氏の著書には、「意図的にビールに醤油を入れて一気飲みすることで、ビールがトラウマになるようにし、以降一切お酒が飲めなくなったクライアントさんがいる」と書かれていました(僕の記憶に間違いがなければ)が、これは減酒には使えません。
NLPでアンカー設定する(※)なども試みましたが、こちらも中途半端な理解度で始めたからか全く効果無く失敗。※特定のアクションをすることで特定の感情を呼び起こす作用のこと。
なのでいったんコーチングでのセルフコントロールはあきらめ、ネット上の情報を読みあさりました。その中で自分に適していると思った方法を試しているのが下記です。
1)アルコール以外と中和する
ありきたりですが、やはりこれは重要。飲む前のウコン、飲んだ後のヘパリーゼ、途中の柑橘系ジュースやトマトジュースがより効果的だそうです。
2)SNSでコミット(宣言)する
普段自分が運用しているSNSやブログで減酒を宣言しました。それに加え、普段よく会う周りの人にもコミットしています。行きつけの店などであれば、入店と同時に伝えるようにしています。そうでもしないと、僕が突然飲み会の途中でソフトドリンクなどを注文すると、
「え!? コーラ!?」
「何があったんですか!?」
と一瞬の沈黙の後、
今コーラって言いましたよね?
と聞き直されたりします。過去その空気感に耐えられず禁酒や減酒を断念した人を多々見てきました(僕も含め)。
3)『酒が強い=カッコイイ』 は間違いと気づく
TVのバラエティ番組で言っていましたが、多くの男性が「酔って饒舌(じょうぜつ)になっている自分が好き」と思っているそうです。そんなほろ酔いで饒舌な男を見て「いつもよりイイカンジ♥ 」と思う女性は非常に少ないそうです。
裏を返せば、『泥酔=かっこわるい』と自覚しなければいけないということです。※「え!? そんなことも知らなかったの?」といわないでください。知りませんでした。
4)自分の許容量を知る
年末年始の飲み会が響いたのか、近頃は自分がすっかり酒に弱くなっていることに気づきました。もちろん何を何倍飲んだら酔う、記憶が飛ぶ、などその日の体調や状況によるので、今までは数えたこともなかったのですが、それでもおおよそ平均的にこのぐらいで酔ってくる、記憶がやばくなるなど、客観的に計測してみるとよいとよいでしょう。僕の場合、3杯を超えるといい気持ちになり、5杯を超えるとフラフラし始めます。
その為、5杯を超えるときに、水やソフトドリンクを必ず挟むようにしています。
3.減酒成功への秘策
それではいよいよ前回から引っ張ってきた『秘策』を話したいと思います。
クレジットカードを持たない。
これにつきます。
なんだ、そんなことかよ!というなかれ。これが結構効果ありなんです。酔っ払うとどんなデカいことでも出来そうな気分になってしまう僕でも、その日の手持ち(金額)が少ないとその日の会計のことが気になって仕方ありません。
「あと4000円しかないからこれで飲ませて!」とか、「あと2000円しかないから今日は帰ろう」とか。
そうです。クレジットカードは酔っ払いが持ってはいけないものなのです。『いくら使っても後で返済すればよい』というクレジットカード本来の狙いに見事にハマるのが我々最強系の酔っ払いなのですから。
何をもって減酒成功とするのか
それでは今後減酒するに当たり、何をもって成功とするのか。この場で公言しておきたいと思います。
- 飲酒で記憶を飛ばすのは、1年に1回以下にする。
- 酔った勢いでSNS投稿したり疎遠になった知り合いに連絡したりしない。
- 絡み酒にならない。
それができれば僕の減酒は成功したと言えます。
現在1ヶ月継続しています。最後に記憶が抜け落ちているのが2016年12月11日で、この投稿が2017年1月15日。
また経過報告しますね。
今回のお薦め本
前回と同じく下記の2冊を紹介させていただきます。
飲酒をコントロールできなくなった人たちの集まりである 『Alcoholics Anonymous(アルコホーリクス・アノニマス) 』が発行する書籍。「1杯だけなら・・・」と酒に口をつけてしまうと、次々に飲んでしまうという実体験から綴られた、核心に迫る内容が込められた1冊です。
次に紹介する書籍は世界中で禁煙に成功する人たちが続出したという『禁煙セラピー』の著者『アレン・カー』の執筆による著書。WEBで『禁酒』や『断酒』を検索していると多くのサイトで紹介されていることがわかります。
「これを読むと2度とお酒を飲みたいと思わなくなる」という口コミや「禁酒に成功した!」という多くのレビューが散見されますよ。