不満と引き替えに得たもの ~人は過去の想い出と共に生きられるか~

僕のこれまでの人生を振りかえりみると、本当に楽しく、幸せな人生だったと思います。

もっとイケメンに生まれたかったとか、お金持ちになりたかったとか、あと五センチ脚長く生まれたかったとか高望みするときりがないのですが、それでも家族や友人に恵まれた幸せな人生だったと思います。

ところが、です。

僕はいつも何らかの不安を抱えて生きてきたような気がします。

いや、若い頃はそれほど不安などはなかったのですが、その代わりに不満が多くあったと思います。

学校や社会や職場に。

歳と共にその感覚は薄れたのですが、その代わり常に不安が付きまとうようになった気がします。

常に楽しいのに何故が先行きに一抹以上の不安を感じる

50歳近くなった今でも恋しまくってます。仕事もこの歳になり本当に熱中できる仕事に出合いました。この数年を振り返るだけでも自分でも驚くような嬉しいことがいくつもありました。

では何がそんなに不安なのか。自分に自信がないからなのか、年齢的にこれ以上成長が期待できないからなのか。

思い返すと27歳になった日の朝

「うわ~、27歳のおっさんになってしまった!もう合コンやナンパとか出来ない!」

と悲しくなったことを思い出しました(自分のなかで勝手に27歳以上の大人がナンパや合コンをするのは世間的によくない、と思い込んでいたんですね 笑)

実際は30代後半まで合コンとかしてましたし、50歳近くなった最近でも飲み屋さんとかで、感じ良さそうな女子グループがいると「いっしょに飲みませんか?」と声かけたりすることもあります。

恋愛にしても35歳位の時に、

「もうこんなオッサンを若い子は相手にしてくれない」

と悲観していましたが、最近でも20代前半の女の子とデートしたり(と言っても食事か飲みに行くぐらいですが)、かなり年下の女性と付き合ったことも何度かありました。

※僕は比較的若い女性好きですが、好きになる人が全て年下というわけではありません。と、フォローしておきます。

人は過去の想い出を胸に生きていくことは出来ないのか

この記事を書いている今でも今後を考えると少し不安です。サラリーマンではないから収入について不安になるのでしょうか?50歳近くなっても独身だから、将来孤独死するんじゃないか、親も自分もいつまで元気でいられるかわからないことが不安なのでしょうか?

すべてだと思います。若い頃は「親がいついなくなるかわからない」という不安も無かったですし、仕事についても「失職したらまた探せばいい」程度に楽観視できていましたから。

結婚願望も無かったとはいえ、なんとなく40歳までには結婚してるんだろうな、と思っていました。奥さんがいて、子供がいると不安とか寂しいとか言っている場合ではなくなるのだろうと。

でも果たしてそうなのでしょうか。

サラリーマンで、結婚していて、子供がいたりすると、寂しさを感じることも無ければ、不安もないのでしょうか。

そんなことはないのでしょうね。

恐らくまた別の不安や寂しさ、または不満などがあるのではないかと思います。

結局は性格の問題?

行き着くところ、やはり性格の問題なのかもしれません。サラリーマンだろうと無職だろうと、既婚だろうと独身だろうと、健康だろうと病気だろうと、楽観的かそうでないか、自分を、自分の将来をどこまで信じられるか、で大きく違ってくるのかもしれません。

僕の場合も、常に「この先どうなるかわからない」という不安を抱えながら過ごしてきました。でも実際はほとんどの時期において楽しく、充実した時間を過ごしてきました。

「今まで大丈夫だったのだからこれからも大丈夫」と思えたら楽なのにな、とはいつも思います。

これからのことは不安だけど、これまではすごく楽しかったから、それだけでOK !と思えれば・・・とも。

その反面、こうも思います。

苫米地英人氏の著書に下記のような内容のことが書かれていたのですが、

人間が不安になるのは、危機回避のための動物的本能である、と。

それにサラリーマンをやめたのも、独身を通しているのも、色々事情があったとはいえ、結局は自分自身が選んだのではないかと、この頃思うようになりました。

不満と引き替えに不安を選んだのだ

と。

う~ん。またも名言が飛び出したところで、今回の記事を閉めたいと思います。

あ、その前にもう一つ。

ホリエモンの日めくりカレンダーにこんな言葉があったのを思い出しました。

人生の不安を消し去るのは情報

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本日は文中にも出てきた苫米地英人氏の著書を紹介します。

これを読んだことで不安やイヤな気持ちが完全に払拭されたということはなかったのですが、それでもかなり気持ち的には楽になりました。

「イヤな気持ち」を消す技術

Eye-Catch Photo by Laura Fuhrman on Unsplash

 

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