序章(まえおき)
いきなり余談になりますが、先日知り合いの女子から「カズさんは前置きが長い!」と、ありがたいご指摘をうけました。
確かにブログでも会話でも前置き長いよな~。
と反省しました。
なので今回はまず本題から入ります!(既に前置きが入ってしまいましたが・・・)
今回から全9回に渡り、Thunderbird(メールソフト)を複数のパソコンで同期させる方法と、それに関する最小必要知識をご紹介していきます。
基本初心者向きですので、下記タイトルから、興味のある、もしくは必要な投稿のみご確認いただけたらと思います。
※ややこしい前置きはいいから早く設定方法教えろ!というかたは、下記『第6回』からご覧ください。
ご注意
実は当シリーズ『Thunderbird複数PCで同期させる方法』でお伝えしている内容は、Googleから推奨されていない方法である可能性があります。というのもThunderbird上に取り込んだGmailアドレスの表面上のドメインを別のものに差し替える、という作業だからです。
Gmailには
(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)
という設定があり、Thunderbirdには、別メールのアドレスを表記上のみ変更させることが可能であることから、『やってはいけないこと』ではないのかと判断し、設定および今回のように方法の公開を行っています。
また近日中にGoogleにこの設定方法を行っても問題がないか否かの問い合わせを行う予定です。
しかしながら、現時点では明確ではありません。
大変恐縮ですが、仮に皆さまが僕の記事を読んで、同様の設定を施したことで、万一Googleから注意やペナルティを受けることがあっても、当方では責任を取ることが出来かねます。
設定される場合は、その旨、ご理解、ご了承いただいたうえで行っていただきますよう、お願い申し上げます。
目次
■第1回
-今回の投稿ですね。-
■第2回
■第3回
■第4回
■第5回
■第6回具体的設定方法についてはこの回からとなります。
■第7回 :
■第8回
■第9回
メールソフトの使い勝手の悪さ
皆さんは『Thunderbird(サンダーバード)』や『Outlook Express(アウトルック・エクスプレス)』などの『メールソフト』と呼ばれるメール機能をご存じですか?
GmailやYahoo!メールなどを使っている方は多いと思いますが、上記に関しては少ないのではないかと思います。
その理由は・・・
僕の勝手な想像ですが『Thunderbird』や『Outlook Express』などは・・・
使い勝手が悪い!
悪すぎる!
最近知ったのですが、メールのシステムには大きく分けて2種類あります。
1)(WEB)ブラウザメール
GmailやYahoo!メールに代表される『(WEB)ブラウザメール』
2)メールソフト
ThunderbirdやOutlook Expressに代表される『メールソフト』
違いについては次回以降で出来るだけ詳しく説明させていただきますが、とにかくこの『メールソフト』が使いづらい。
どう使いづらいかというと・・・
GmailやYahoo!メールなど『ブラウザメール』に関しては、ログインさえすれば、出先のパソコンからでも、手持ちのスマートフォンからでも、タブレットからでもメールの確認や送受信ができますよね?
どれか一つの端末から操作すると、当然のように他の端末でも同じ操作がなされています(これを同期と言います)。
それに対し、『メールソフト』で作成したメールは、送受信・閲覧・削除等の操作を行えるのが、たった1つの決められたパソコンからだけなんです(基本的に)。
しかも僕の知る限り、スマホやタブレットにはダウンロードできない。パソコンでしかつかえないんですね。
家のパソコンに設定したメールソフトは、家に帰らないと確認できない、使えない。会社にたくさんあるパソコンの内、1台に設定したメールアカウントは、会社に行ってその1台のパソコンを開かないと使えない。
スマートフォンやタブレットでは『要件を満たしていない』と表示されダウンロードできない・・・
もういいですかね。使い勝手の悪さはよく分かっていただけたと思います。笑
それは面倒くさすぎるやろ~
と、思いますよね?
これまで『Thunderbird』や『Outlook Express』を使用したことがある方や、現在も使用している方は、同じ事を思ったことがあるのではないでしょうか。
実はThunderbirdやOutlook Expressでも、複数の端末(パソコン)からメールを確認したり送受信したりできる。
でも実はこれら『メールソフト』と呼ばれるメールシステムでも、設定次第では複数のパソコンで操作することが可能なんです。※スマホやタブレット端末での同期は不可。パソコンでの利用に限る(と思う)
当ブログでは今回から数回に分けて、Thunderbirdメールに下記のような設定を施す方法を、僕の様な初心者にも判るよう紹介していきたいと思います。
- これまで使っていたメールアドレスはそのままに
- 複数のPC間で同期させ
- メールサーバーに溜まったメールを自動的に削除し
- いつ、どのPCからでも過去のメールの確認、操作することをが可能
メールソフトの同期設定に際し、最低限理解しておきたいこと
ただ、僕自身この設定をするにあたりネット上で色々調べてみたものの、判らない用語が多々あったり、そもそもThunderbirdというメールソフトがマニアックだったりした為、充分な情報が得られず、独自の設定を試してみたものの、それも上手くいかなかったりと、それはそれは大変でした。
「ごちゃごちゃごたくはいいから早く設定の仕方だけ教えろ!」
というかたもいらっしゃるかもしれませんが、やはり最低限の知識があった上で設定するのと、手順だけなぞって設定するのでは、何か手違いがあったり、上手くいかなくなったりした時の対応力がまるで違ってくると思うのです。
というわけで、次回から数回に分け『Thunderbird(メールソフト)を複数端末で同期させる方法』と、それに伴う『必要最低限の知識』について書いていこうと思います。
やっぱ前置き長~!
追記
Thunderbirdは非営利のオープンソース(誰でもが参加できる媒体)であるため、運営資金を募っています。
下記ページから寄付ができますので、ご興味のある方はぜひ。
僕も最近少額ですが寄付しました。