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THunderbirdメールをリモートワーク(テレワーク)に使う方法 ~最近サイトのアクセスが急増した理由はこれだった~

2020年春、サイトのアクセス(PV数)が急上昇

現在、僕のサイトのページビュー数(サイト訪問者数・以下PV数)が急激に伸びています。

どれぐらい伸びたのかというと、

これまで月平均4,000PV程度、多い時でも6,000を超えるのがやっとだった僕のブログのPV数が、突然10,000PVを超え、トリプルスコアの12,000PVに達そうかという勢い、という位伸びています。

ー月間PV(2020年3月18日ー4月16日) Google アナリティクス調べ-

ちなみにこの(月間10,000PV)がどの程度すごいのかというと、全くすごくはありません。世のインフルエンサー達が鼻で笑う程度の数値です。

僕がメルマガやSNSで指南いただいている永江一石さんなどは最高月間PV数200万超えだそうです(僕は永江さんの200分の1にも満たないということですね・・・)。

ですが、無名のオッサンのブログにしては悪くない数字なのかな、などと思ったりしています。

何より突然(弱小ながらも)激増した理由ぐらいは把握しておかなければと思ったのでした。

※上記は2015年8月~2020年3月までの月間PV数グラフ。先月(3月)に突然、過去最高(2019年7月の6,843PV)を大きく上回っていることが判ります。

突然アクセスが急増した理由を予想

現在コロナウイルスが流行しています。僕は少し思うところがあり、コロナウイルスに対する僕自身の見解を、SNSで毎日のように発信しています。

なので初めは「SNSで僕の投稿を見た人たちが僕のサイトを見に来てくれたのかな?」と思いました。

で、Googleアナリティクスの結果をみると・・・↓

※上記はユーザーの統計であり、PV数ではないのですが、基本的に比率は同程度と言えます

Social(SNS)の比率、Organic Search(Google・Yahoo!・Bing検索等)に比べてめちゃめちゃ低いやん!0.73%!

と、いうことは、僕や、僕が発信しているコロナ観が注目を集めている訳ではなかったということですね・・・

それでは、一体どんな投稿記事がアクセスを集めているのでしょうか?

Googleアナリティクスで、PV激増した期間のアクセス数TOP10を調べてみた

以下が対象期間のアクセス数TOP10です。

1位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法1

2位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法2

3位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法 4 

4位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法7

5位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法3

6位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法8

7位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法5

8位:FACEBOOKの『いいねリクエスト』って、どーなん!? 

9位:THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法6

10位:署名収集、支援団体、CHANGE.ORG(チェンジ.オーグ)の会員プログラムに登録した直後、この団体が詐欺団体かもしれないと知り焦った!という話2

いや~。めちゃめちゃ判りやすいですね。

TOP10中、8エントリーが『Thunderbirdメールについて』でした。

期間の日別推移を見ても・・・

赤字の日付けが土曜含む休日です。毎週判りやすく休日の度にPV数が激減しています。

つまり、これまで1台のPCでメール処理を行っていた会社や社員さんが、この度のリモートワーク(テレワーク)推奨を受けて、何とか自宅で、複数の社員間で共有できないかと考え、自宅/会社関わらず勤務日にネットで調査し、僕のサイトを訪問されたのだろうと思います。

Thunderbirdメールを複数PCで同期させる方法

と、言うわけでThunderbirdメールを複数PCで同期させる方法(シリーズ全9記事)のリンクを下記に掲載しました。

ご興味ある方はぜひご覧ください。

[ 序章/目次 ] 
【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法

[ 必要前提知識 ] 
WEBブラウザメールとメールソフトの違い 

POP3とIMAPって?

POP3とIMAPのメール保管容量の違い

メール同期の概念

[ 設定方法 ] 
メールアカウント作成

本体側の設定

2台目以降の設定

完成

Thunderbirdは寄付を募っています

Thunderbirdは非営利のオープンソース(誰でもが参加できる媒体)であるため、運営資金を募っています。

下記ページから寄付ができますので、ご興味のある方はぜひ。

僕も最近少額ですが寄付しました。

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法9 ~[設定方法④] Thunderbird上でメールの表示名を変更する~

現状の設定

いよいよ最終回です!

ご注意

実は最終回の本稿でお伝えする内容は、Googleから推奨されていない方法である可能性があります。というのもThunderbird上に取り込んだGmailアドレスの表面上のドメインを別のものに差し替える、という作業だからです。

Gmailには

(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)

という設定があり、Thunderbirdには下記のように、別メールのアドレスを表記上のみ変更させることが可能であることから、『やってはいけないこと』ではないのかと判断し、設定および今回のように方法の公開を行っています。

また近日中にGoogleにこの設定方法を行っても問題がないか否かの問い合わせを行う予定です。

しかしながら、現時点では明確ではありません。

大変恐縮ですが、仮に皆さまが僕の記事を読んで、同様の設定を施したことで、万一Googleから注意やペナルティを受けることがあっても、当方では責任を取ることが出来かねます。

設定される場合は、その旨、ご理解、ご了承いただいたうえで行っていただきますよう、お願い申し上げます。

同期設定用に設置したGmailの表記上のアドレスと名称を変更する方法

前回までで、下記のような設定が出来たと思います。

●本体PC(親機)

Thunderbirdの画面上に下記2つのアカウントが登録されています。

↓メールサーバーから取り込み、一定期日後自動削除されるメール。

  • 表示名:hisshi.jp   
  • 使用メールアドレス[ tb-douki@hisshi.jp ]
  • プロトコル:POP3 

↓このメールが対外的に送受信するアカウント。子機と同期されている

  • 表示名: gm-douki 
  • 使用メールアドレス[ gm-douki@gmail.com ]
  • プロトコル:IMAP 

2代目以降PC(子機)

Thunderbirdの画面上に下記2つのアカウントが登録されています。

↓親機から取り込み、一定期日後自動削除されるメール。

  • 表示名:tb-douki   
  • 使用メールアドレス[ tb-douki@hisshi.jp ]
  • プロトコル:IMAP

↓このメールが対外的に送受信するアカウント。親機と同期されている

  • 表示名: gm-douki 
  • 使用メールアドレス[ gm-douki@gmail.com ]
  • プロトコル:IMAP

この時点で親機と子機に設定された『gm-douki』のアカウントが同期されています。

同期されている対外的に送受信するアドレスのドメインが『○○gmail.com』でもよければこれで完成です。

ただ、対外的に使用するメールアドレスのドメインが『○○gmail.com』でもよいのであれば、初めからGmailを利用すればいいわけです。

あえてThunderbirdを利用し、複数PCで同期させたいのには理由があるはずです。※今まで使っていたThunderbirdのメールアカウントをそのまま複数のPCで使えるようにしたい、独自のドメインを同期させたい、等。

そこで、最後に親機、子機ともに表記名を変え、対外的にもGmailではなく、元使用していた(または新規に作成した)Thunderbirdのメールアドレスをそのままに、複数のPCで同期できている環境を作り出すわけです。

Thunderbird上に作成したアカウントの表示名を変更する方法

Thunderbirdを開き、右上の三本線のようなマーク(ハンバーガーマーク)から下記のように開きます。

『三』→『オプション』→『アカウント設定』

現れた画面上で、今回はGmailの表記名を変更したいわけですから、画面左端の『gm-douki』をクリック。

すると下記のような画像が表示されます。

赤枠の三か所を変更します。

  • アカウント:gm-douki@gmail.com→tb-douki@hisshi.jp
  • 名前:gm-douki→yasuda kaz(メールに表記させる名前)
  • メールアドレス:gm-douki@gmail.com→tb-douki@hisshi.jp(メールに表記させるアドレス)

子機も同じ設定を施します。

これで最終的に同期させたいメールアカウント名 { tb-douki@hisshi.jp ] が、表面上同期されたということになります。

 

これで、どのPCでも [ douki@hisshi.jp ] のメール送受信ができるようになりました!

【追記】

スマホやタブレットにはThunderbirdのダウンロードができないため、ここまで説明してきた同期については、PCでしか行うことができません。

ただし、メールを受信、確認するだけなら、これまで作成した[ gm-douki@gmail.com ] をスマホ(もしくはタブレット)からログインし、見に行くことが可能です。

Eye-catch Photo by LOGAN WEAVER on Unsplash

 

 

 

 

 

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法8 ~ [設定方法③] 2台目以降PCの設定方法~

2台目以降PCのメールアカウント設定

ここまでダラダラと説明してきた『Thunderbirdメールの複数端末同期設定』もようやく今回が最終回前、次回で最終回を迎えることとなりました。

Thunderbirdメールを同期させる為に必要なメールアドレスと概念

Thunderbirdの同期設定に当たり、まず簡単な概念と準備が必要な3種類のメールアドレスを下記に記載しました。毎回のように掲載していますので、既にご存じの方は飛ばして、その下の項目からご確認ください。

1)最終的にThunderbirdを使って複数のPC(端末)で同期させたいThunderbirdメールアドレス

(仮):tb-douki@hisshi.jp

2)同期設定に必要な共通Gmailアドレス

(仮):gm-douki@gmail.com

※下記図のような同期システムを作り出すために、最終的に同期させたいThunderbirdのメールアドレス(上記1)とGmailのメールアドレス(上記2)が必要となります。

概念大筋

詳細は後ほど説明するとして、まず大筋を説明しておきます。

設定① メールサーバー(上記例ではLolipop)で取り込んだメールを、メインとなるPC(以下親機※)に、通常通りThunberbirdのPOP3設定で[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に取り込みます。

※1)スマホやタブレットは不可

※2)ここの設定をPOP3にし、メールを一定期日後に自動でLolipopのサーバーから削除されるように設定しておきます。これによりメールサーバーがパンクすることを防ぎます。

設定② Thunberbirdメーラーのアカウント[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に取り込んだメールをGmail[gm-douki@gmail.com](上記2)に転送。

設定③ Thunberbirdメーラー上にGmailアカウント[gm-douki@gmail.com ](上記2)を操作できる設定を施す。

設定④ Thunderbird上に設定したGmailアカウント[gm-douki@gmail.com ](上記2)の表示メールアドレスを、同期させたいアドレス名[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に変更する。

設定⑤ 2台目PC(以下子機)に、上記設定①と同じThunderbirdアカウントのメール[tb-douki@hisshi.jp](上記1)を、今度はIMAPで取り込みます。と、同時に上記設定③④と同様の設定を施します。

2台目以降のPCにメールアカウントを設定する

今回は、二台目からのPC(以下子機)の設定方法をお話しします。

子機PCでも基本設定は同じです。Googleアカウント(Gmailアカウント)は前回までに作成した『同期設定用Gmail』を全ての端末の設定に使用します。

反対にThunderbirdは、メールソフトといってソフトウェアを使いたい端末ひとつひとつにダウンロードしないと使えません。※これに対しGmailやYahoo!メールなどは、ブラウザメールといって、サービスを提供しているウェブサイト(GmailだとGoogle、Yahoo!メールだとYahoo!)にアクセスしてログインさえすれば、どの端末からでも操作ができるのでしたね。

そのため面倒ではありますが、「Thunderbirdのメールを使いたい」と思うPCがある場合、都度その端末にThunderbirdをダウンロード・インストールしておかなければいけません。

その方法は下記の投稿で説明しています・・・

Thunderbird同期設定(本体側)~Thunderbirdの同期設定と必要知識7~

が、「いちいちリンクを開くのが面倒くさい」という方の為に下記の説明もコピペしておきました。

●Thunderbird公式ダウンロードページ:
Thunderbird — メールをもっと簡単に。 — Mozilla

●Thunderbird自動アカウント設定:
Thunderbird自動アカウント設定

それでは実際に子機PCでの設定を行っていきましょう。

まず初めに前回までに行った1台目端末の設定を見直します。

Thunderbirdで同期設定を行いたいメールアドレスを準備

  • 表示名:hisshi.jp   
  • 使用メールアドレス[ tb-douki@hisshi.jp ]
  • プロトコル:POP3

Gmailで同期用共通アカウントを作成

  • 表示名: gm-douki 
  • 使用メールアドレス[ gm-douki@gmail.com ]
  • プロトコル:IMAP

※この際、POP3の設定の『メール受信から○○日でサーバーからメールを削除する』の項目を設定しておきましょう。日にちは任意で、メール受信の量によって設定すれば良いですが、通常5日ぐらいが適当のようです。

で、ここからが2台目の設定。

まずは1台目PC(親機)と同じベースとなるアドレス [ tb-douki@hisshi.jp ]を子機にダウンロードしたThunderbirdにも登録します。

Thunderbirdをダウンロードして初めに開いた画面が下記のようなものです。

『新しいアカウントを作成する』の『メール』をクリックすると

このような画面が開きます。ここで『メールアカウントと設定する』をクリック。※メールプロバイダが『gandi.net』ではない場合は、その左のチェックを外しておきます。

前回と同様、下記のように書き込みます。

  • あなたのお名前(N):tb-douki(このアカウントは実際は対外的には使用しないので判りやすい表示名でOK。1台目PC(親機)と違う名前が望ましい。後で変更可能)
  • メールアドレス(L): tb-douki@hisshi.jp
  • パスワード(P): ●●●●●●●●(任意のパスワードを設定)

またもや『見つけられませんでした』とでます。

で、ここからが1台目と2台目以降の違うところ。

1台目はPOP3で設定しましたが、2台目以降は、IMAPで設定します。

理由は、Thunderbirdのようなメールソフトを複数PCで同期させたい場合、基本すべてIMAPで取り込めば良いのですが、そうすると、ロリポップやX2サーバーのように元々POP3に対応しており容量の小さいサーバーだと、すぐにサーバーがダウンしてしまうからなんです。

これを本体(1台目だけPOP3にし、『サーバーからダウンロード後○○日でサーバーのメールを削除する』という設定にしておくことで、メールサーバーのパンクを防ぎます。

というわけで、2台目以降はIMAPにするんですね。

そこで上記図の『受信サーバー』や『サーバーのホスト名』等を下のように書き換えます。

●受信サーバー:IMAP
●サーバーのホスト名:※メールサーバーのメール設定ページにログインし、確認。
●ポート番号:993
●SSL:SSL/TSL
●認証方式:自動検出
●SMTP:※メールサーバーのメール設定ページにログインし、確認。
●ポート番号:465
●SSL:SSL/TSL
●認証方式:自動検出

で、再テストのボタンを押すと、今回は

次のアカウント設定が、指定されたサーバーを調べることにより見つかりました

と表示されますので、完了ボタンを押すとサンダーバードのアカウント設定は完了です。

下図のように作成したアカウント(メールアドレス)が受信トレイと共に左側に表示されればOKです。

で、2台目にも同じく同期設定用のGmailアカウントを取り込みます。

Thunderbird上でGmailを読み込む設定

次は、ThunderbirdにGmailを取り込む設定をします。

Thunderbirdを開き、右上の三本線のようなマークから下記のように開きます。

『三』→『オプション』→『アカウント設定』

開いた画面の左下の『アカウント操作』→『メールアカウントを追加(A)』

すると下記のような画面が現れます。

ここに前回作成したGmailのアカウント情報を登録します。

  • あなたのお名前:gm-douki
  • メールアドレス:gm-douki@gmail.com
  • パスワード:Gmail作成時に作った上記アカウント(メールアドレス)のパスワード

で、『続ける』をクリックすると今回は

アカウント設定がMozilla ISPデータベースから見つかりました。

という表示が出ますので、その下にある『完了』ボタンを押すと、すぐさま左側にアカウント(メールアドレス)が受信フォルダ等と共に表示されます。

これで、gmailで読み込んだthunderbirdのメールを、thunderbird上で操作できるようになるわけです。

※ちなみに・・・Gmailの設定の際、もしもThunderbirdの設定の時と同じように『見つけられませんでした』と出た場合は、設定画面下の『手動設定』または『詳細設定』のボタンをクリックし、下記のように設定してください。

●受信サーバー:IMAP
●サーバーのホスト名:imap.gmail.com
●ポート番号:993
●SSL:SSL/TSL
●認証方式:※自動検出によって『OAuth2』のような何かが自動で表示されます。
●SMTP:smtp.gmail.com
●ポート番号:465
●SSL:SSL/TSL
●認証方式:※自動検出によって『OAuth2』のような何かが自動で表示されます。

結果、子機にダウンロードしたThunderbirdの画面左側には、下記のように表示されていると思います。

サーバーに残ったメールはthunderbirdのpop3の設定により定期的に削除される(※)、Gmailにはメールのコピーが残るので、いつでも、どの端末からでも確認、操作が可能になるんですね。

※子機にダウンロードされた(上図のtb-doukiのメールも同時に消えます。)

これで2台目以降の設定も完了となります。

ただしこれだけだと表示名が『gm-douki 』メールアドレスが[ gm-douki@gmail.com]のまま相手に表示されてしまいます。

会社やお店のアカウントなど、今までThunderbirdで使用していたメールアドレスが『douki@hisshi.jp』だったのに、同期させたとたん突然アドレスが『gm-douki@gmail.com』に変わると、取引先など受け取った側を混乱させてしまい、ちょっと都合悪いですよね。

Thunberbird上でその表示名を変更する方法については、最終回の次回(第9回)で紹介します。

ご注意

実は当シリーズ『Thunderbird複数PCで同期させる方法』でお伝えしている内容は、Googleから推奨されていない方法である可能性があります。というのもThunderbird上に取り込んだGmailアドレスの表面上のドメインを別のものに差し替える、という作業だからです。

Gmailには

(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)

という設定があり、Thunderbirdには、別メールのアドレスを表記上のみ変更させることが可能であることから、『やってはいけないこと』ではないのかと判断し、設定および今回のように方法の公開を行っています。

また近日中にGoogleにこの設定方法を行っても問題がないか否かの問い合わせを行う予定です。

しかしながら、現時点では明確ではありません。

大変恐縮ですが、仮に皆さまが僕の記事を読んで、同様の設定を施したことで、万一Googleから注意やペナルティを受けることがあっても、当方では責任を取ることが出来かねます。

設定される場合は、その旨、ご理解、ご了承いただいたうえで行っていただきますよう、お願い申し上げます。

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法7 ~ [設定方法②] Thunderbird同期設定(本体側)~

Thunderbirdメールを同期させる為に必要なメールアドレスと概念

Thunderbirdの同期設定に当たり、下記2種類のメールアドレスを用意する必要があります。

1)最終的にThunderbirdを使って複数のPC(端末)で同期させたいThunderbirdメールアドレス

(仮):tb-douki@hisshi.jp

2)同期設定に必要な共通Gmailアドレス

(仮):gm-douki@gmail.com

※下記図のような同期システムを作り出すために、最終的に同期させたいThunderbirdのメールアドレス(上記1)とGmailのメールアドレス(上記2)が必要となります。

概念大筋

詳細は後ほど説明するとして、まず大筋を説明しておきます。

設定① メールサーバー(上記例ではLolipop)で取り込んだメールを、メインとなるPC(以下親機※)に、通常通りThunberbirdのPOP3設定で[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に取り込みます。

※1)スマホやタブレットは不可

※2)ここの設定をPOP3にし、メールを一定期日後に自動でLolipopのサーバーから削除されるように設定しておきます。これによりメールサーバーがパンクすることを防ぎます。

設定② Thunberbirdメーラーのアカウント[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に取り込んだメールをGmail[gm-douki@gmail.com](上記2)に転送。

設定③ Thunberbirdメーラー上にGmailアカウント[gm-douki@gmail.com ](上記2)を操作できる設定を施す。

設定④ Thunderbird上に設定したGmailアカウント[gm-douki@gmail.com ](上記2)の表示メールアドレスを、同期させたいアドレス名[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に変更する。

設定⑤ 2台目PC(以下子機)に、上記設定①と同じThunderbirdアカウントのメール[tb-douki@hisshi.jp](上記1)を、今度はIMAPで取り込みます。と、同時に上記設定③④と同様の設定を施します。

Thunderbirdメールを同期させる為、Gmailの設定を変更する

前回作成した、同期設定に必要なGmailの設定変更(上記設定②③)を行っていきます。

※前回gmailを作成した際、同時にこの設定を行っておいてもよかったのですが、順をおって行うほうが概念の理解も深まるかと思いこのようにしました(前回までが通常のGmail設定の説明、今回からがThunberbird同期用のGmail設定となります)。

Gmailの画面右上の歯車マーク『設定』をクリック→その下に表示される項目から『設定』をクリック

開いたページの上部中央→『メール転送と POP/IMAP』をクリック

『IMAPアクセス:』の『IMAPを有効にする』の○にチェック●を入れます。

次に同じページ上部中央にある『アカウントとインポート』を開きます。

画面中央辺りの項目『名前:』と『他のアカウントでメールを確認:』欄をそれぞれ下記(希望の名前でOK)のように設定します。

名前:TB同期(例) gm-douki@gmail.com >

(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)  ←という説明と共に、右側に『他のメール アドレスを追加』という項目があります。

ここにThunderbirdで作った1)同期させたいメールアドレスtb-douki@hisshi.jp を追加します(アカウント情報を登録)。

すると下記のように表示されます。

名前:TB同期 < gm-douki@gmail.com >
                hisshi.jp< tb-douki@hisshi.jp

        メールの経由サーバー: smtp.lolipop.jp
        SSLを使用したポート 465 でのセキュリティで保護された接続
        デフォルトの返信モードを選択:

『受信したアドレスから返信する』のラジオボタン○にチェック●を入れます。

Thunderbird上でGmailを読み込む設定

次は、ThunderbirdにGmailを取り込む設定(上記設定③)をします。

Thunderbirdを開き、右上の三本線のようなマークから下記のように開きます。

『三』→『オプション』→『アカウント設定』

開いた画面の左下の『アカウント操作』→『メールアカウントを追加(A)』

すると下記のような画面が現れます。

ここに前回作成したGmailのアカウント情報を登録します。

  • あなたのお名前:gm-douki(まだ仮の段階なので、表示名と言っても最終メールに表示される名称では無い。後から変更する為、分かりやすいものでOK。)
  • メールアドレス:gm-douki@gmail.com
  • パスワード:Gmail作成時に作った上記アカウント(メールアドレス)のパスワード

で、『続ける』をクリックすると今回は

アカウント設定がMozilla ISPデータベースから見つかりました。

という表示が出ますので、その下にある『完了』ボタンを押すと、すぐさま左側にアカウント(メールアドレス)が受信フォルダ等と共に表示されます。

これで、gmailで読み込んだthunderbirdのメールを、thunderbird上で操作できるようになるわけです(なんかややこしいですね 笑)

で、サーバーに残ったメールはthunderbirdのpop3の設定により定期的に削除される、gmailにはメールのコピーが残るので、いつでも、どの端末からでも確認、操作が可能になるんですね。

これで本体側の設定は完了となります。

ただしこれだけだと表示名が[ gm-douki]、送信者アドレスが[ gm-douki@gmail.com ]のまま相手に表示されてしまいます。

会社やお店のアカウントなど、今までThunderbirdで使用していたメールアドレスが[ tb-douki@hisshi.jp ]だったのに、同期させたとたん突然アドレスが[ gm-douki@gmail.com ]に変わると、取引先など受け取った側を混乱させてしまい、ちょっと都合悪いですよね。

Thunberbird上でその表示名を変更する方法については、最終回の次々回(第9回)で紹介します。

次回は、複数端末(2台目PC等)へのThunderbirdの同期設定方法を説明します。

ご注意

実は当シリーズ『Thunderbird複数PCで同期させる方法』でお伝えしている内容は、Googleから推奨されていない方法である可能性があります。というのもThunderbird上に取り込んだGmailアドレスの表面上のドメインを別のものに差し替える、という作業だからです。

Gmailには

(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)

という設定があり、Thunderbirdには、別メールのアドレスを表記上のみ変更させることが可能であることから、『やってはいけないこと』ではないのかと判断し、設定および今回のように方法の公開を行っています。

また近日中にGoogleにこの設定方法を行っても問題がないか否かの問い合わせを行う予定です。

しかしながら、現時点では明確ではありません。

大変恐縮ですが、仮に皆さまが僕の記事を読んで、同様の設定を施したことで、万一Googleから注意やペナルティを受けることがあっても、当方では責任を取ることが出来かねます。

設定される場合は、その旨、ご理解、ご了承いただいたうえで行っていただきますよう、お願い申し上げます。

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法6 ~[設定方法①] GmailとThunderbird、メールアカウント作成~

Thunderbirdの同期設定

これまでダラダラと説明してきた『Thunderbirdの同期設定』。ようやく今回から具体的設定方法に入りたいと思います。

まず同期させたいThunderbirdのメールアドレスと、同期設定に必要なGmailアドレスを準備しましょう。※現在既にお持ちのThunderbirdのメールアドレスを同期させたい方は、新たに作成の必要はありません。

ここでは例として、下記を使ったとしましょう。

1)最終的にThunderbirdを使って複数のPC(端末)で同期させたいThunderbirdメールアドレス

(仮):tb-douki@hisshi.jp

2)同期設定に必要な共通Gmailアドレス

(仮):gm-douki@gmail.com

※下記図のような同期システムを作り出すために、最終的に同期させたいThunderbirdのメールアドレス(上記1)とGmailのメールアドレス(上記2)が必要となります。

概念大筋

詳細は後ほど説明するとして、まず大筋を説明しておきます。

設定① メールサーバー(上記例ではLolipop)で取り込んだメールを、メインとなるPC(以下親機※)に、通常通りThunberbirdのPOP3設定で[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に取り込みます。

※1)スマホやタブレットは不可

※2)ここの設定をPOP3にし、メールを一定期日後に自動でLolipopのサーバーから削除されるように設定しておきます。これによりメールサーバーがパンクすることを防ぎます。

設定② Thunberbirdメーラーのアカウント[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に取り込んだメールをGmail[gm-douki@gmail.com](上記2)に転送。

設定③ Thunberbirdメーラー上にGmailアカウント[gm-douki@gmail.com ](上記2)を操作できる設定を施す。

設定④ Thunderbird上に設定したGmailアカウント[gm-douki@gmail.com ](上記2)の表示メールアドレスを、同期させたいアドレス名[tb-douki@hisshi.jp](上記1)に変更する。

設定⑤ 2台目PC(以下子機)に、上記設定①と同じThunderbirdアカウントのメール[tb-douki@hisshi.jp](上記1)を、今度はIMAPで取り込みます。と、同時に上記設定③④と同様の設定を施します。

Thunderbirdメールの作成と初期設定

まずはThunderbirdメールの作成と初期設定(上記設定①)です。

これまでThunderbirdを使用していなくて、今回新規にアカウントを作成したい場合、下記のリンクと、本記事の解説を参照にThunderbirdをダウンロードし、新規アカウント(自由に設定可能。ここでは[tb-douki@hisshi.jp](上記1)を使用)を作成してください。

●Thunderbird公式ダウンロードページ:
Thunderbird — メールをもっと簡単に。 — Mozilla

●Thunderbird自動アカウント設定:
Thunderbird自動アカウント設定

※既にThunderbirdを利用していて、そのアカウントを同期させたい場合は、そのアカウントが下記と同様の設定になっているか、特にPOP3になっているかどうかご確認ください。

Thunderbirdにメインのメールを取り込む設定をする

まず既存のThunderbirdを開き、右上の三本線のようなマークから下記のように開きます。

『三』→『オプション』→『アカウント設定』

開いた画面の左下の『アカウント操作』→『メールアカウントを追加(A)』

すると下記のような画面が現れます。

ここに『メール受信者に表示させたい名前』『メールアドレス』および今回のアカウント用に作成した独自の『パスワード』を登録します。

  • あなたのお名前(N):hisshi.jp(このアカウントは実際は対外的には使用しないので判りやすい表示名でOK。後で変更可能)
  • メールアドレス(L): tb-douki@hisshi.jp
  • パスワード(P): ●●●●●●●●(任意のパスワードを設定)

『続ける』ボタンを押すと「Thunderbirdはあなたのアカウント設定を見つけられませんでした」という表示が出ると思います。

そこで上記図の『受信サーバー』や『サーバーのホスト名』等を下のように書き換えます。

●受信サーバー:POP3
●サーバーのホスト名:※メールサーバーのメール設定ページにログインし、確認。
●ポート番号:995
●SSL:SSL/TSL
●認証方式:自動検出
●SMTP:※メールサーバーのメール設定ページにログインし、確認。
●ポート番号:465
●SSL:SSL/TSL
●認証方式:自動検出

で、再テストのボタンを押すと、今回は

次のアカウント設定が、指定されたサーバーを調べることにより見つかりました

と表示されますので、完了ボタンを押すとサンダーバードのアカウント設定は完了です。

下図のように作成したアカウント(メールアドレス)が受信トレイと共に左側に表示されればOKです。

【参考】

ここでは、(プロバイダーがサービスを提供している場合) 受信メールのプロトコルを IMAP と POP から選べます。IMAP と POP は、メールを受信するための標準プロトコルです。最近使用されるようになったプロトコルの IMAP では、受信メッセージをメールサーバーとあなたのコンピューターに同時に保存できます。POP プロトコルでは、受信メッセージはあなたのコンピューターにのみ保存されます。

ー上記Thunderbird自動アカウント設定ページより引用ー

Thunderbirdでは最近IMAPの設定ができるようになりましたが、ここではPOP3で設定します。※POP3でないと、サーバーにメールのコピーが残ったままとなり、前回の投稿のようにメールの送受信が出来なくなるからです。

Gmail(Google)アカウントの作成

次に同期設定用Gmailの作成です。ここで作成したアドレスを、複数のPCやスマホからでも操作できるように設定していきます。

※現在使用しているThunderbirdのアカウント(メールアドレス)をそのまま同期させたい場合も、新たに作成したアカウントを同期させたい場合も、基本設定方法は同じです。

まずThunderbird同期のためのGmailを作成しましょう。

ここでは判りやすくGmailのアドレスを

gm-douki@gmail.com](上記2)

としました。

新しいGmailを作成するには新しいGoogleアカウントの作成が必要になります。

『Googleアカウント作成』と検索窓に打ち込み、Googleの公式ページよりアカウントを作成します。

Google アカウントの作成

現在Googleアカウント(Gmail)を持っている場合は、そのログインページ下方に『アカウント作成』というリンクがありますので、そこをクリックしても作れます。

アカウントのリンクを開くと、必要な情報の登録を求められますが、指示通り登録するだけで特に設定は難しくありません。

上記の『ユーザー名』の欄に登録した文字列がそのままGmailアドレスになります。

ここでは[gm-douki@gmail.com](上記2)で設定したと仮定して進めます。

これで、メール同期設定用のGmailとThunderbirdのアカウントが作成されました。

いよいよ次回はメールの同期設定に入ります。

ご注意

実は当シリーズ『Thunderbird複数PCで同期させる方法』でお伝えしている内容は、Googleから推奨されていない方法である可能性があります。というのもThunderbird上に取り込んだGmailアドレスの表面上のドメインを別のものに差し替える、という作業だからです。

Gmailには

(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)

という設定があり、Thunderbirdには、別メールのアドレスを表記上のみ変更させることが可能であることから、『やってはいけないこと』ではないのかと判断し、設定および今回のように方法の公開を行っています。

また近日中にGoogleにこの設定方法を行っても問題がないか否かの問い合わせを行う予定です。

しかしながら、現時点では明確ではありません。

大変恐縮ですが、仮に皆さまが僕の記事を読んで、同様の設定を施したことで、万一Googleから注意やペナルティを受けることがあっても、当方では責任を取ることが出来かねます。

設定される場合は、その旨、ご理解、ご了承いただいたうえで行っていただきますよう、お願い申し上げます。

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法5 ~[必要前提知識④]メール同期の概念~

X2サーバーやロリポップメールサーバーにもあったIMAP!むりやり同期させてみたところ・・・

前回はメールサーバー側にあった『IMAP(アイマップ)』の設定変更で、複数のPCから同じアカウントのThunderbirdメールを操作できるように(同期)したものの、結局はメールサーバーの容量不足で、すぐにパンクしてしまった、というところまでお話ししました。

それがこちら↓

X2サーバーでIMAP設定したところ10日経たないうちにサーバーがダウンした!

少し話が戻りますが、以前は『IMAP』の機能が無く『POP3』しか提供していないメールサーバーも多かったようですが、最近はほとんどのメールサーバーが『IMAP』の機能を備えているようです。

『Thunderbird』や『Outlook Express』など、1台のPCでしかメールの操作ができず不便を感じている方。『IMAP』で同期させたい方は、まずお使いのメーラーがどのメールーサーバーを経由しているか確認し、そのメールサーバーがIMAPに対応しているかどうか確認してみてください。

※自分がどの会社のメールサーバーを使用しているか判らない、どのメールサーバーを使用しているかは判るが、設定の確認方法(IMAP対応かどうか等)が判らないという方もいらっしゃると思いますが、ここではその確認方法については割愛します。『自分が使っているメールサーバー』『メールサーバー 確認方法』その他『IMAP』や『POP3』などのキーワードと組み合わせて検索してみてください。

※ちなみにロリポップメールサーバーの場合、マニュアルに下記のように記されているので、IMAPにも対応していることが分かります。

●Thunderbird自動アカウント設定:
Thunderbird自動アカウント設定

そしてThunderbirdの自動設定マニュアルには下記のように記されています。

-以下上記ページより引用-

ここでは、(プロバイダーがサービスを提供している場合) 受信メールのプロトコルを IMAP と POP から選べます。IMAP と POP は、メールを受信するための標準プロトコルです。最近使用されるようになったプロトコルの IMAP では、受信メッセージをメールサーバーとあなたのコンピューターに同時に保存できます。POP プロトコルでは、受信メッセージはあなたのコンピューターにのみ保存されます。

メールサーバーとメーラーの双方でIMAPに対応していれば、少なくとも複数のPCで1つのメールアカウントを同期させることができます。

「少なくとも」といったのは、メールサーバーの特性上、前回お話しした通りメールのコピーを保存しておける容量が極めて小さいサーバーがあるんですね。

X2サーバーがそうでしたが、もともと『POP3』を基本に運用しているメールサーバーに関しては、ほとんどが、メールを保存できる容量が小さいのだと思います。

お馴染み郵便局のイメージで言うと・・・

もともとPOP3(メールソフト)用に作られていたメールサーバーの設定を無理矢理IMAPに変えると・・・

上図のように、メールサーバーも出来るだけメールのコピーを保管しようとしますが、もともとPOP3用の容量しかなかったサーバーです。すぐに容量制限を超えてしまう。

そのため、僕がお世話になっている会社のthunderbirdも、同期出来て喜んでいたのもつかの間、数日も経たないうちにパンクしてしまったというわけです。

Gmailを利用してサーバーのパンクを防ぐ

同期自体は出来ても、サーバーにメールを残しておける容量が小さいままなので結局すぐパンクしてしまうんですね。

メールを定期的に削除すればよいのですが、それをすると削除したメールについては、それ以降、メールをダウンロードしてあるPC以外から見られない、というか同期されていない状態になってしまいます(デフォルトのThunderbirdと同じ)。

これでは同期の意味がありません。

そこで登場するのがGmail

ご存じGmailなら、少々メールをため込んでも、パンクなどしません。

Gmailの『アカウントとインポート機能』を使う

Gmailの画面右上の歯車のようなマーク→設定をクリックすると、画面上部に『アカウントとインポート』というタブが現れます。それをクリックしたところで各種設定ができます。

この機能を使うと、他のメールアドレスからメールを送信したり、他のアカウントでメールを確認できたりする優れものなんです。

概念(考え方)としては、まずThunderbirdのPOP3で取り込んだメールをGmailに転送する設定をします。こうすることで、POP3で取り込んだメールは設定した通りの期間でサーバーからは削除されます。サーバーがパンクしないわけですね。

それと同時に同じメールのコピーがGmailに転送されているのでGmailのサーバーとアカウントには制限なくメールが残ることになります。

サーバーにメールが残っているということは、いつ、どのデバイスでサーバーにアクセスしてもメールの確認ができるということですね。

多少の時間差が生まれますが、こうすることによりPOP3が拾ったメールはサーバーに設定した数日しか残らない為、パンクも防げます。

で、メールの同期(未読/既読、削除など)はGmailのサーバーと同じ状態になりますので、これを『同期されている』と呼ぶわけです。

ここまでが考え方ですね。次回はいよいよ具体的な設定方法を画像付きで紹介していきたいと思います。

注)本投稿はシステムを学び始めて1、2年のオッサンが、WEB上でかき集めた情報を元に行った設定のご紹介です。不備・不足等あるかもしれませんが、ご了承ください。また、如何なる設定・変更・ダウンロード等もご自身の自己責任において行ってください。当方一切の責任を負いかねます。

次回に続く

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法4 ~[必要前提知識③] POP3とIMAPのメール保管容量の違い。~サーバー設定でIMAP設定したら10日経たずサーバーがダウンした!~

X2サーバーにもIMAP設定があった

前回のまとめ

前回、メールの仕組みには『POP3』と『IMAP』というものがあり、それぞれ下記のような特徴があるとお話ししました。

POP3の特徴

① メールサーバーのデータ保存容量が限られている(極小)

② 一定期間後にサーバーのメールデータを削除しないとパンクする

③ サーバーからメールのデータを常に削除するため、データをダウンロードしたPCでしか、その後の閲覧が不可になる

IMAPの特徴

① メールサーバーのデータ保存容量が大きく、ほぼ無制限に保管可能

②  常時サーバーにメールデータが保管されているため、いつでもどこからでも、ログインさえすれば閲覧・編集が可能

③ サーバーにあるデータを操作するので、どの端末から操作・編集しても同期が行われる

というように(Thunderbirdメールでデフォルトで使われている)POP3は非常に使い勝手の悪いシステムだということをお話ししたのでした。

↓以下、前回投稿

■第3回 ※前回投稿

前回最後で判ったこと。

ところが、最近になって(からでしょうか)、Thunderbirdの設定とは別に、メールサーバー側の設定をPOP3からIMAPに変更できるということが判りました。

元々POP3を推奨していた『X2メールサーバー』や、私的に使っている『ロリポップメールサーバー』でも、設定をPOP3からIMAPに変更できるのだと。

しかも、同期も実現できる様子・・・。

で、早速試してみることにしました。

↓以下、前回までの投稿

■第1回

■第2回

サーバの設定をPOP3からIMAPに変更してみた

ちなみに下記はロリポップメールサーバーのメール設定マニュアルページの一部です。

↑赤枠内に記載があるとおり、サーバー側で切り替えられるようです。

なんや・・・メールサーバー側でIMAPに設定すれば簡単に同期できるやん。

そして実際に、自分のサイト、およびシステムを担当させていただいている会社で設定してみました。

※最低限の調査、聞き取りに加えリスクヘッジは行った上です。適当に『試したった!』というわけではありませんので悪しからず💦💦

するとどうでしょう。

複数のPCでIMAP設定したところまではよかったんです。

確かに複数PCでメールの送受信ができます。同期もされています。

なんや・・・意外と簡単やん。

と思ったのもつかの間。

設定から2週間日も経たないある日、その会社から電話がかかってきたのです。

お世話になっている会社のメールサーバーがダウン!?

突然メールの送受信が出来なくなった

その会社から受け取った連絡では、

今日の午後3時頃から約3~4時間、まったくメールの送受信が出来ません・・・

とのこと!

これは大変なことです。通常1時間の間に4~5件の予約メールが入ってくる会社です。そのメールが3,4時間も不通になっているということは・・・

メールサーバーがパンク(※)したに違いない!

※これをIT知識の高い人たちの間では『サーバーダウン』というのか!?

慌ててその会社に出向きメールサーバーを確認したところ・・・

約500件ぐらいのメールが溜まっていたと記憶しています。そして4~5時間前から、新規の受信メールが全く入ってきていませんでした。

たった500件程度でサーバーがパンクするのか・・・!

メールサーバーの保管容量に変わり無し!

考えてみてください。GmailやYahoo!メールなら受信トレイに未読メールだけでも1,000件、多いときで10,000件溜まっているなんて事もあります。それでも問題なく動いています。

それが、元々POP3対応(推奨)だったメールサーバーでは、いくら設定をIMAPに変えたところで、

メールコピーの保管容量に変わり無し!

ということだったのです。

ここでまた、メールサーバーを郵便局に例えてみましょう。(これ不要?)

これまでPOP3郵便局では「郵便物のコピーは保管開始から○○日で廃棄しますよ~」と言ってきました。

そのPOP3郵便局が、

「これからはIMAPサービスを開始します。希望されるお客様の郵便物に関しては、コピーを、廃棄の依頼があるまで、ずっと保管しておきますね~。」(IMAP対応)というサービスを開始したとします。

でも当郵便局は保管スペースがあまりないので、倉庫がいっぱいになったら郵便物を受け取るのも発送するのもストップしますよ~(もともとPOP3対応だったし~)。

と言っているような状態なわけです。

その会社のメールシステムが受信するメール数は1日平均80~100通。メールサーバーにはX2サーバーを使っていたのですが、500件ほどでサーバーがパンクするということは・・・約1週間で送受信しなくなるわけです。

とはいえ、IMAPにはPOP3のように『メール受信から○○日でメールを削除する』という自動設定がありません。毎日こつこつメールサーバーに溜まったメールを削除しなければなりません。

それでももし短期間に大量のメールを受信したらパンクしてしまいます。

これでは意味が無いな・・・

やはり別の方法で同期設定するしかない、と気づいた

やはり以前WEB上で見かけた『Gmailを利用してThunderbirdの同期設定をする』という方法を取り入れるしか手が無いか。

「そんな方法があるなら、先にそのページのリンクを教えろ!」

と思われたかた。

僕もそうしたいのは山々(やまやまと読む)なのですが、残念ながら僕のPCの優秀なセキュリティソフトが、そのサイト内の『支払いシステムもしくはページに何らかのリスクがある』と探知したのです。

ページ自体には問題なさそうで、設定手順が親切に書かれた良いページだったのですが・・・

その為、今回は紹介を控えさせていただくことにしました。

また、そのページにはGmailを使ったThunderbirdの同期設定について詳細な手順が記されていたのですが、Gmailを使用する理由や概念などがあまり説明されていなかったため、分かりづらい部分も結構あったんですね。

そこでそれら概念も含め、次回・次々回といよいよGmailを利用したThunderbirdのIMAP同期設定についてご紹介していきます。

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法3 ~[必要前提知識②] POP3とIMAPの違い~

電子メール(Email)の簡単な仕組みを見直してみよう

Thunderbirdメールの同期設定を行うにあたり、最低限必要なIT知識をまとめておくという企画の第3回目『POP3とかIMAPって何?』をお話しします。

〔前後の投稿目次〕

1.序章/目次  (前々回の投稿)
【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法

2.必要前提知識①  (前回の投稿)
WEBブラウザメールとメールソフトの違い 

3.必要前提知識②  (今回の投稿)
POP3とIMAPって?

4.必要前提知識③  (次回の投稿)
Thunderbird(WEBメール)を複数PCで同期させる方法

POP3とかIMAPって何?

そもそも当たり前のように使っているこの『電子メール』。※言い方が古くさいですね、Emailとも言います(笑)。僕は、どのような仕組みで動いているかすら、よく考えたことがありませんでした。

『サーバー』という言葉も良く聞きますが、実際のところどういった働きをしているのか・・・

まずは『メールサーバー』の役割について見ていきたいと思います。

メールサーバーとは郵便局のようなもの

『サーバー』といっても今回取り上げるのはパソコンなどのサーバーではなく、『メールサーバ』についてです。

よくEmailは郵便物に例えられますが、そういった意味で、メールサーバーは郵便局に例えることができるかと思います。

Aさん宛てにメール(郵便物)を送ると、一旦郵便局に集められますよね。Emailでこの『郵便局』にあたるのが『メールサーバー』になるわけです。

BさんがAさん宛にEmailを送ると、直接Aさんに届いているように見えますが、実は郵便物が郵便局に届けられるのと同じく、一旦『メールサーバー』に届けられます。そしてその後宛先であるCさんの受信箱にメールが届く。郵便物と全く同じ流れです。

ただひとつ、Emailが郵便物と大きく異なる点を挙げると、

Emailの郵便局(メールサーバー)は、

常に手紙(mail)の コピー” を作成してから受信者に配信する

という点です。

郵便局で言うと『すべてのハガキや手紙を一旦郵便局でコピーし、オリジナルの郵便物は宛先に配達、コピーは郵便局で保管する』というイメージです。

「だとすると、小さな郵便局の場合、すぐにコピーの保管場所がなくなるのでは?」と思われたあなた。

その通りなんです。Emailでも同じなんですね。

この『小さな郵便局』のイメージにあたるのがEmailでいう『POP3』という、かつて主流だった仕組み。

そして「小さな郵便局だと保管場所に困る」ということで開発された『大きな保管場所を有する、大きな郵便局』にあたるのが、最近主流になった『IMAP(アイマップ)』という仕組みなんですね。

POP3とIMAPの違い

POP3の特徴

POP3では、サーバーにメールをあまり溜め込むことができません。

一定数を越えるとどうなるか・・・

サーバーがパンクし、メールを送受信しなくなります。※その間届いていたはずのメールは再度確認することができません。送信者側にはエラーメッセージがでるようです。

そのため設定に「メールをダウンロード後、○○日でサーバーからメールを削除する」という項目が儲けられているわけです。

メールサーバーからメールがなくなる、ということは、それ以後、どのPCからサーバーにアクセスしてもメールを確認することができない、と言うことなんですね。※ダウンロードしたPC以外には・・・

IMAPの特徴

それに対し、IMAPは、メールをダウンロード後もメールサーバーにメールが残る仕組みで、POP3とは違い、大量のメールが溜まってもパンクしたりしません。なので定期的にメールを削除したり、自動で削除されたりもしません。

サーバーにバックアップの機能も同時に備えていると言うことになりますね。

そのため、いつ、どの端末からアクセスしても、メールを確認できると言うわけです。どのパソコンからでも、スマートフォンからでも、タブレットからでも、ログインさえすれば。

POP3のメリット

ではPOP3のメリットは?

と思われたかたもいるのではないでしょうか?

POPのメリットは・・・

特に無いようです。

いわば古いメールシステムということが言えるかもしれませんね。

サーバーにメールが溜まらずよい。というメリットがあるようですが溜まっても大丈夫なメールサーバーのほうがよいですよね。

で、今回の主役Thunderbird」はこの『メーラー(メールソフト)※』というカテゴリに入り、基本POP3でメールの送受信を行っています。※詳しくは前稿を参照ください。

基本、と言った理由としては・・・

最近のメールサーバーは、IMAPに対応している 対応できるようになった ものが多く出てきているんです。

え?ではIMAPで設定すればよいのでは?

と、僕も思っていたので、いざ実践・・・

恐れていたとおりのトラブルが発生したのでした。

次回に続く

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法2 ~[必要前提知識①] WEBブラウザメールとメールソフトの違い~

THUNDERBIRDを複数PCで同期させる方法と、これだけは知っておきたい必要最低限の知識

さて今回は『THUNDERBIRD(メールソフト)を複数PCで同期させる方法』の第2回です。

今回は設定に際し『これだけは知っておきたい』という必要最低限の知識①『 (WEB)ブラウザメールとメーラー(メールソフト)の違い』について書いていこうと思います。

僕自身今回の設定に際し、最低限の知識すら無いままネットで見つけたマニュアル的なものをそのまま追った為、ひとたび問題に直面するとどうしてよいか全く判らなくなるということが度々ありました。

そういったこことを避けるためにも、ここでは初心者のためのメールシステムの必要最小知識についてお話ししようと思います。※自分自身の備忘録も兼ねています。

そんなまどろっこしいものはいらないから、早く同期させる方法だけ教えろ!

という方は、下記に目次的リンクを設けましたので、そちらを参照ください。

1.序章/目次  ※前回の投稿

2.必要前提知識①
WEBブラウザメールとメールソフトの違い   ※今回の投稿

3.必要前提知識②
POP3とIMAPって?

4.必要前提知識③
Thunderbird(WEBメール)を複数PCで同期させる方法

5.必要前提知識④
メール同期の概念

6.設定方法①
メールアカウント作成

7.設定方法②
本体側の設定

8.設定方法③
2台目以降の設定

9.設定方法④
完成

上記に順を追ってIT用語の説明から最終目的である『Thunderbirdの同期設定』までを数回に分けて説明しています。初心者にも出来るだけわかりやすく書いたつもりですが、非初心者にとっては『百も承知』のこともあるかと思います。

それぞれ興味のある項目のみ参照いただけたらと思います。

2.(WEB)ブラウザメールと(電子)メールソフトの違い

(電子)メールソフトとは

さて、みなさんは『Thunderbird』というメールソフトをご存じでしょうか。※前投稿をご覧くださった方はご存じかと思いますが。

僕は知っていました!(自慢にはならないけど)。いや、以前勤めていた会社で使ったことがあったので知ってはいましたが、実はこのメールソフト、前回ご説明したとおり、なかなか不便なんです。

最近知ったんですが、『ブラウザメール』と呼ばれるGmailやYahoo!メールなどと違い、(電子)メールソフトと言われるThunderbirdやOutlookなどのメールソフトでは・・・

1つのアカウント(メールアドレス)について、送受信ができるのは、1台の端末(PC限定)でのみ!

なのです!(みなさんは知っていました?)

なぜ僕がそれを知ったかというと、最近システムを担当させていただくようになった会社がこのThunderbirdを使っていたからなんです。

その会社では予約受注や顧客問い合わせ等、1つのメールアカウントを、1台のパソコンのみで送受信していたため、メール担当者はかなり大変そうに見えました。

パソコンは何台もあるのに、メール対応をしているのは特定の1台のパソコンに座っている一名のみ。

なぜメール対応はいつも一人で行っているんですか?

と、まぬけな質問をしたところ、

ThunderbirdやOutlookは1つのアカウントについて、設定した1台のパソコンでしか使えないんですよ。

という回答が!

え!そーなんですか!?

知らなかった! でも、それは不便でしょ!

予約管理やメール対応できる社員がたくさんいるにもかかわらず、その業務に携われるのが1人だけ(というか1台のパソコンだけ)。軽くググってみても、やはりその会社のかたがおっしゃるとおり、Thunderbirdにおいては、1メールアドレス/1端末(パソコン)だということがわかりました。

「携帯メールでさえPCで見られる時代。何か方法があるはず」と、最近芽生え始めたエンジニア魂を発揮し調べたところ・・・

ありました。Thunderbirdというマニアックなメールソフトだけに、詳細まで解説されている情報はほとんどありませんでしたが、なんでもIMAP(アイマップ)という機能を使うと同一のメールを複数の端末で使用することが出来るとのこと。

もちろん同期された(1台のPCで行った操作がそのまま別のPCにも反映される)という状態で・・・。

IMAPおよび、その対照の設定となるPOP3については、今回のテーマと少し外れるため、次回に説明させていただき、同期設定については次々回に、それぞれ詳しく説明させていただきたいと思います。

ブラウザメールとは

それでは本題に戻り、メールソフトの対照となるブラウザメールについて説明させてください。

と、言っても皆さん、このブラウザメールについてはよくご存じかと思います。

有名どころで言うと、Gmailや、yahoo!メールなどがそうですね。

メールソフトと違い、ブラウザメールなら、パソコンだけでなくスマホでもタブレットでも、どの端末からでも連動するブラウザ(GmailならGoogle Chromeを、Yahoo!メールならYahoo!のホームページ)を開きログインさえすれば、いつでもどこでも使えるんです!

・・・え?知ってるって?

う~ん、便利!

それでは次回以降、この同期にまつわるIT用語と、Thunderbirdメールにおける同期の設定方法をご紹介していきたいと思います。

 

【素人にも出来た!】THUNDERBIRDメールを複数PCで同期させる方法1 ~[序章/目次] ~

序章(まえおき)

いきなり余談になりますが、先日知り合いの女子から「カズさんは前置きが長い!」と、ありがたいご指摘をうけました。

確かにブログでも会話でも前置き長いよな~。

と反省しました。

なので今回はまず本題から入ります!(既に前置きが入ってしまいましたが・・・)

今回から全9回に渡り、Thunderbird(メールソフト)を複数のパソコンで同期させる方法と、それに関する最小必要知識をご紹介していきます。

基本初心者向きですので、下記タイトルから、興味のある、もしくは必要な投稿のみご確認いただけたらと思います。

※ややこしい前置きはいいから早く設定方法教えろ!というかたは、下記『第6回』からご覧ください。

ご注意

実は当シリーズ『Thunderbird複数PCで同期させる方法』でお伝えしている内容は、Googleから推奨されていない方法である可能性があります。というのもThunderbird上に取り込んだGmailアドレスの表面上のドメインを別のものに差し替える、という作業だからです。

Gmailには

(Gmail を使用して他のメール アドレスからメールを送信します)

という設定があり、Thunderbirdには、別メールのアドレスを表記上のみ変更させることが可能であることから、『やってはいけないこと』ではないのかと判断し、設定および今回のように方法の公開を行っています。

また近日中にGoogleにこの設定方法を行っても問題がないか否かの問い合わせを行う予定です。

しかしながら、現時点では明確ではありません。

大変恐縮ですが、仮に皆さまが僕の記事を読んで、同様の設定を施したことで、万一Googleから注意やペナルティを受けることがあっても、当方では責任を取ることが出来かねます。

設定される場合は、その旨、ご理解、ご了承いただいたうえで行っていただきますよう、お願い申し上げます。

目次

第1回
-今回の投稿ですね。-

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回具体的設定方法についてはこの回からとなります。

第7回 :

第8回

第9回

メールソフトの使い勝手の悪さ

皆さんは『Thunderbird(サンダーバード)』や『Outlook Express(アウトルック・エクスプレス)』などの『メールソフト』と呼ばれるメール機能をご存じですか?

GmailやYahoo!メールなどを使っている方は多いと思いますが、上記に関しては少ないのではないかと思います。

その理由は・・・

僕の勝手な想像ですが『Thunderbird』や『Outlook Express』などは・・・

使い勝手が悪い!

悪すぎる!

最近知ったのですが、メールのシステムには大きく分けて2種類あります。

1)(WEB)ブラウザメール

GmailYahoo!メールに代表される『(WEB)ブラウザメール

2)メールソフト

ThunderbirdOutlook Expressに代表される『メールソフト

違いについては次回以降で出来るだけ詳しく説明させていただきますが、とにかくこの『メールソフト』が使いづらい。

どう使いづらいかというと・・・

GmailやYahoo!メールなど『ブラウザメール』に関しては、ログインさえすれば、出先のパソコンからでも、手持ちのスマートフォンからでも、タブレットからでもメールの確認や送受信ができますよね?

どれか一つの端末から操作すると、当然のように他の端末でも同じ操作がなされています(これを同期と言います)。

それに対し、『メールソフト』で作成したメールは、送受信・閲覧・削除等の操作を行えるのが、たった1つの決められたパソコンからだけなんです(基本的に)。

しかも僕の知る限り、スマホやタブレットにはダウンロードできない。パソコンでしかつかえないんですね。

家のパソコンに設定したメールソフトは、家に帰らないと確認できない、使えない。会社にたくさんあるパソコンの内、1台に設定したメールアカウントは、会社に行ってその1台のパソコンを開かないと使えない。

スマートフォンやタブレットでは『要件を満たしていない』と表示されダウンロードできない・・・

もういいですかね。使い勝手の悪さはよく分かっていただけたと思います。笑

それは面倒くさすぎるやろ~

と、思いますよね?

これまで『Thunderbird』や『Outlook Express』を使用したことがある方や、現在も使用している方は、同じ事を思ったことがあるのではないでしょうか。

実はThunderbirdやOutlook Expressでも、複数の端末(パソコン)からメールを確認したり送受信したりできる。

でも実はこれら『メールソフト』と呼ばれるメールシステムでも、設定次第では複数のパソコンで操作することが可能なんです。※スマホやタブレット端末での同期は不可。パソコンでの利用に限る(と思う)

当ブログでは今回から数回に分けて、Thunderbirdメールに下記のような設定を施す方法を、僕の様な初心者にも判るよう紹介していきたいと思います。

  • これまで使っていたメールアドレスはそのままに
  • 複数のPC間で同期させ
  • メールサーバーに溜まったメールを自動的に削除し
  • いつ、どのPCからでも過去のメールの確認、操作することをが可能

メールソフトの同期設定に際し、最低限理解しておきたいこと

ただ、僕自身この設定をするにあたりネット上で色々調べてみたものの、判らない用語が多々あったり、そもそもThunderbirdというメールソフトがマニアックだったりした為、充分な情報が得られず、独自の設定を試してみたものの、それも上手くいかなかったりと、それはそれは大変でした。

「ごちゃごちゃごたくはいいから早く設定の仕方だけ教えろ!」

というかたもいらっしゃるかもしれませんが、やはり最低限の知識があった上で設定するのと、手順だけなぞって設定するのでは、何か手違いがあったり、上手くいかなくなったりした時の対応力がまるで違ってくると思うのです。

というわけで、次回から数回に分け『Thunderbird(メールソフト)を複数端末で同期させる方法』と、それに伴う『必要最低限の知識』について書いていこうと思います。

やっぱ前置き長~!

追記

Thunderbirdは非営利のオープンソース(誰でもが参加できる媒体)であるため、運営資金を募っています。

下記ページから寄付ができますので、ご興味のある方はぜひ。

僕も最近少額ですが寄付しました。