ヤスカズ酒やめるってよ
またこの映画のタイトルをパロってしまった・・・。
そういえば当ブログの初投稿のタイトルが下記だったのですが・・・。
それはともかく、気を取り直して本題に入りましょう。
僕は以前から常々「飲酒にもメリットはある」と言い続けています。この考えは今も代わりません。
そして減酒にも取り組んできました。
ですが・・・
はい。わたくしお酒に完敗しました。 乾杯ではないです。完敗です。
癌一歩手前のポリープになったときも、不治の病と言われる「慢性膵炎にかかったかも」と思ったときでさえ酒を絶つつもりがなかった僕に一体何があったのでしょうか・・・
飲酒によるデメリット
僕はこれまで飲酒のデメリットとして
- 翌日の倦怠感
- 記憶の喪失
- 人間関係の破綻
- 当日の散財
の4つを挙げてきましたが、今回断酒を決断するに至った原因は・・・
全部!です。
2019年に入りたった1ヵ月半で記憶を飛ばすこと4、5回、そのすべての翌日はまともに仕事も勉強もできず、飲み代だけで30万円を超えました。※サラリーマンではないので二日酔いの日は仕事をしないようにしています。
しかしそれより何より、今回最もこたえたのが
人間関係の崩壊
です。
人間関係崩壊寸前
僕は京都に来てからだけでも多くの友人を失いました。
わざわざ大阪から僕に会いに来てくれた友人。京都で新たに出来た友人。中には週に2、3回飲みに行くほど仲良かった友人もいます。「いいな」と思っていて、せっかく仲良くなれたのに飲みにいくようになったとたんに険悪になってしまった女性もいます。
これまでは「相手が悪い」「僕には必要ない相手だったんだ」と思う(思い込む)ようにしていました。
そもそも仲良くなったのもお酒のおかげもあるし
と。
しかしこれだけ多発するとさすがにまいってしまいます。
お酒の繋がりで友人が2人出来るごとに、お酒がきっかけで無くす友人が3、4人というペースでしょうか。
もうここまでくると人間関係の破綻というより崩壊状態です。
これまでなんとか『酒量を減らす』『飲みに行く回数を減らす』など酒を止めずなくてもよい方法を模索してきましたのですが、そろそろ諦めなければいけないときが来たのかもしれません。
天性のコーチとも言うべき人物との出会い
僕はけっこう前からこの『飲酒問題』については悩んでいました。
コーチングを学んでいた頃は、何とかコーチングや心理学のスキルを使って悪酔い癖を治そうとしました。
何人かのコーチにこの課題をぶつけたのですが、「単発のセッションで改善するには難題過ぎる」と言われたり、「身体に訴えかける中毒性の問題なので、コーチングのような精神的なものでは改善できない」と言われたりしました。
中には「そんなことを悩むなんて男として艶っぽくない」と課題自体と人間性を否定するトンデモコーチもいました(笑)
当時雇っていた僕の知る限り最も優秀なコーチでも、この問題の時だけはどうにもならないといった雰囲気でした。
「コーチングでもダメなのか・・・」と、諦めムードになっていたころです。
僕が現在も働いている京都ホステルのマネージャーに相談してみたところ、思いの他親身になってくださり『カズさんが飲みに行く時は毎回僕に連絡ください。それによって少しでも飲みすぎの歯止めになれば・・・』と言ってくださったのです。
これにはスゴく驚き、感動、感激しました。
そしてその後すぐ僕が酒で記憶をなくしてしまった時には真剣に叱ってくださいました。
お金を支払って契約しているコーチでもなかなかそこまでしてくれません。プライベートの時間を割いてまで相談者に協力してくれるのですから。
この人のことは裏切れない
そう思いました。
毎回の飲み会で、5杯目に入るタイミングでマネージャーに連絡を入れることを習慣づけました。
飲んでいても油断せず、「絶対に今日は酔わない」と強く自分に言い聞かせました。※『会社の上司や取引先など緊張感を持って飲むとあまり酔わない』というあれと同じ効果ですね。
おかげさまで、ほんの1ヶ月程度ですが、しばらくは飲みに行っても泥酔するまで飲むことはなくなりました。
そしてマネージャーに伝えました
もう大丈夫です!
油断するとまた記憶が・・・
ですが何事も『大丈夫』と思ったときに落とし穴があるものです。
緊張感は抜け、油断が生まれました。
飲み会はいつも楽しく「今日は少しぐらい気を緩めてもいいだろう」という気分になります。飲み始めると、これまで何度も二日酔いで後悔したのに、そんなこと忘れてしまいます。
その後も1ヶ月置きぐらいに記憶が飛び、翌日は何もできない、という飲み方をしてしまいました。かなりの散財もしました。
そして悪いときには、少しのきっかけや普段なら我慢することにも怒ってしまう『アンガースイッチ』が入ってしまうという僕の最も悪い部分が顔を出しました。
怒るといっても大声でどなったり、口汚い言葉で罵ったり、ましてや暴力を奮ったりしたことはありません。
ただ僕は相手がスゴく嫌がる点を指摘する天才のようで・・・
また僕には普段おだやかで優しいというイメージがあるため、怒った時とのギャップが海底5万マイルより深いようなのです(俗に言う『逆ギャップ』ってやつですね)。
酒の席でもいつでも陽気なのに、何かきっかけがあると、どうしても感情を抑えきれず相手に不満をぶつけてしまったりするのです。
ずいぶん以前から、このことが原因で多くの友人が僕から去って行きました。
そして最近、僕の人生でも最大級の失態をやらかしてしまったのです。
かの有名芸能人●●メンバーのような犯罪レベルのことをしたわけではありませんが、とにかく女性に対してかなりモラルに欠ける言動をしてしまったのです。
その女性というのは、ずいぶん以前より僕が好意を寄せており、ようやく飲みに行けるぐらいの仲になった人でした。
もうその人と会うこともないかもしれない・・・
今回ばかりは本当にこたえました。
『減酒』だとか緩いことを言っていたからこんなことになったんじゃないのか。『本物の友人や恋人じゃないから些細なことで去って行くんだ』とか理屈はどうでもよくなっていました。とにかく悔やみました。
死ぬほど後悔しました。
やりきれない気持ちのまま、前述のマネージャーに相談しました。
後悔の念が消えないまま
自分の気持ちがまとまり切らないまま「今後一切の外飲みを止めます」と相談してしまいました。
マネージャーからは「いきなり止めてしまうのは難しいかもしれません。月に1度はOKとしてはどうでしょう」と、提案されました。
この日は突然だったこともあり自分の気持ちも整理ができていなかったので『とりあえず今既に約束してしまっている飲み会を予定通り行い、その後改めて相談させてください』と伝えました。
と言ってもこの時点で決まっていた飲み会は1つのみ。その約束を無難に消化して、今後は月1回の飲み会を粛々と執り行おう
そう思っていました。
思っていたのですが・・・
その最後になるはずの約束の飲み会の日、またちょっとした事件(?)が起きたんです。
次回につづく。
Today’s Recommend
当ブログでは何度も紹介している『禁酒セラピー』です。
全世界何十万人という人を禁煙に導いたという『禁煙セラピー』の著者『アレン・カー』氏が書いた禁酒に関する本です。
この本では、『禁酒と意思の強さは関係ない』『減酒や摂取ではなく、禁酒すべきである』そして『飲酒には何一つメリットがない』と断言しています。
僕は今でも『飲酒にもメリットはある』と信じています。その為、『禁酒ではなく減酒』『飲酒しながら自分をコントロールする方法』を模索し続けています。
そのあたりについても当ブログで検証していきたいと思います。
禁酒セラピー [セラピーシリーズ] (LONGSELLER MOOK FOR PLEASURE R)
以前の投稿にその時々のお酒に対する思いや失敗談なども記載してありますので、興味ある方はどおぞ!