昨日の続きです。冒頭部分は昨日の記事からの抜粋です。
昔、会社勤めをしていた頃、僕が英語の勉強をしていることを上司に告げたところ、「すぐに自動翻訳機や通訳機が無料で出回るから、英語の勉強なんかしたってムダやで」と言われたことがあります。
それから何年もしない間に、インターネットの無料翻訳サイトが次々に登場し、スマホの自動通訳アプリなんかもニュース等でよく紹介されるようになりました。
かつてはハイレベルの語学力がなければ英語力を仕事に活かす機会などあまりありませんでした。しかし現在は、商談相手がネイティブでさえなければ、無料翻訳機を活用すれば、高校の授業で習う程度の英語力で十分メールのやり取りぐらいはできるようになっています。
そんななか、僕も英語の勉強から遠ざかるようになっていきます。仕事では時々英語を使うことはありましたが、相手がネイティブでない限り、当時の僕の英語力で十分でした。
しかし本当に英語や外国語の学習は、必要なくなってしまったのでしょうか。
僕はそうは思いません。いや、最近になり、「やはり外国語学習は必要だ!」と思うようになったのです。
理由は下記3点です。
- 「果たして、ここ10年前後の間に、本当に満足な自動通訳機など出来るのだろうか?」と思い始めた。
- 「海外の情報を現地の言葉(僕の場合、英語)で取り入れたい」と思うようになった。
- 「海外の友人と十分な意思疎通が出来るようになりたい」と思うようになった。
昨日は1.についてお話ししましたね。本日は2.について見ていきたいと思います。
2.「海外の情報を現地の言葉で取り入れたい」と思うようになった。
翻訳サイトや翻訳機、特に無料で出回っているものについては、辞書代わりとして使う以外、あまり役に立たないということは昨日お話ししました。※僕の意見です。辞書としてはかなり有用です。
それでも最低限の基礎知識と、翻訳機を組み合わせると、簡単なメールのやりとりや、海外旅行で困らない程度のコミュニケーションはできる時代になりました。
英語の使用頻度や利用目的が、上記のようなものであれば、特に問題ありません。僕も最近までそうでした。しかし無料翻訳機やサイトが出回る一方で、SNSやニュースアプリなども一般化してきます。その中で、一般の我々でも、様々なニュースや情報にアクセスできるようになりました。
ニュースでは、「New York Times」等の現地(英語)版が無料で閲覧できたりもします。海外の新聞なんか読む必要あるの?と思われるかもしれませんが、僕は必要だと考えています。今後ますますグローバル化が進む中、日本の情報しか知らないと、時代にとりのこされるのではないかと思います。
情報などは、偏ったものではなく、出来るだけ広範に収集すべきでしょう。日本の報道だけでも、右派、左派などで、出してくる情報が違ったりします。海外の新聞やニュースを見ると、日本の報道とは、また違った見解を示していることもよくあります(当然ですが)。
そこで必要となってくるのが(役に立つのが)語学力、特に英語力です。前述の、New York Timesを読むには英語力が必要です。いちいち記事をコピペして無料翻訳機で解読していたのでは、とても間に合いません。また日本の無料翻訳サイトや翻訳機には載っていない数多くの言い回しが使われています。※下記参照
The New York Times Today’s Paper
以上、僕が「海外の情報を現地の言葉で取り入れたい」と思うようになった理由です。
海外の情報を英語で読み説くには、僕も、まだまだ英語力を高めなければいけません。英語の学習が必要ということなんですね。
明日は同テーマの3日目(最終日)です。「海外の友人と十分な意思疎通が出来るようになりたい」と思うようになった理由をお話ししたいと思います。