50歳を越えて百合系マンガ、アニメにハマってしまったおじさんの僕・前編 ~僕がおじさんになる前にハマっていた熱血ヒーローマンガを紹介~

50歳を越えて百合系マンガ、アニメにハマってしまったオジサンの僕

僕はあまりマンガは読まない方だと思います。特に40歳を越えた頃からは、ほぼ皆無。

それが最近は暇さえあれば、いや、暇を作ってでも読むようになりました。

特に百合系の漫画に・・・

百合系といってもガチなヤツではありません。キスシーンがあるかないか程度のソフトなものに限ってなのですが、何作品か一気読みしました。

今回はまず、なぜ僕がこの歳になって、レズ系・・・じゃなかった百合系の作品にハマったのかという原点とも言うべき、過去にハマっていたマンガ、アニメを紹介したいと思います。

僕がオッサンになる前にハマっていた百合系以外のマンガ、アニメ

僕がおじさんになる前に

どこかで聞いたことあるようなタイトルですね。

若い方は知らないかもしれませんが、ちょうど僕ぐらいのおっさん、おばさんとよばれる年齢の方々はお気づきではないでしょうか。

そう。ひとつはスピッツの名曲『君が想い出になる前に』。そしてもうひとつは、一世を風靡し今なお活躍を続けるイケメン俳優『江口洋介』さんの奥様『森高千里』さんの代表曲『私がおばさんになっても』に響きか似ているのですね。

まーそんなムダ話はいいとして、僕自身こんな(おっさんと呼ばれるような)歳になって、マンガやアニメの再ブームが自分自身に到来するとは思ってもいませんでした。

僕が百合系にハマるずいぶん前にハマっていた非百合系作品

なぜ50歳を越えた独身男が今さら女子同士の恋愛ものにハマったのかというと・・・

その理由は、僕がこれまで歩んできた人生(主に恋愛経験や女性経験)と、読んできた(見てきた)作品のヒストリーに大きく影響受けているように思います。

僕が子供の頃は、他の少年達に漏れず、スポ根(スポーツ根性)ものやヒーローものにハマっていました。

恋愛ものなどは「女みたいでナヨナヨして、あんなもの男が読むもんちゃうやん!」と、硬派を気取っていました。

それがまさか、50歳にして恋愛もの・・・しかも女性同士の恋愛作品にハマっているとは、子供時代の僕が見たらショック死するかもしれません。

10代にハマったマンガ、アニメ

さて、そんなことはともかく、取り急ぎ僕が若い頃に夢中になったマンガやアニメを駆け足で紹介したいと思います。

『リングにかけろ』

今考えると結構『トンデモ』マンガだったような気もしますが、最近主流のバラエティ豊かな脇役陣、必殺技や必殺パンチなどが次々登場するマンガやアニメの走りだったような気がします。

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『あしたのジョー』

僕のヒーローといえばこの人をおいて他になし。矢吹丈ですね。社会に対する反抗、不良、スポーツ、女性にも権力にも媚びない、まさにこの時代のヒーローの要素を全て兼ね備えたヒーローのなかのヒーローでした。

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『炎の転校生』

今でこそ見かけますが、当時ではあり得なかった『マヌケなヒーロー』がこのマンガの主人公『滝沢昇』くんでした。それでも僕の読んだ漫画史の中で『最も愛すべきキャラ』だったように思います。

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『湘南爆走族』

超名作中の名作と言って過言ではないでしょう。よくある不良や暴走族のケンカマンガかと思っていましたが、友情・恋・人生。まさに『青春とは』を描いた作品です。

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『To-y』

当時としては画期的な、主人公がアーティストのマンガでした。しかも、割と日常生活を描いたままストーリーが進行していくのですが・・・。

たった10巻しかないこのマンガ。何故か20巻以上のストーリーだったように感じさせられる、思い出すと自分もその世界観の中に居たかのような、僕の中では絶対に外せないマンガです。

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10代はやはり絵に描いたようなヒーローものばかりですね

20代にハマったマンガ、アニメ

『オフサイド』

よく『キックオフ』というマンガと間違えられますが、ラブコメの方ではなくガチのサッカーマンガの方ですね

[まとめ買い] オフサイド

ちなみに下記がよく『オフサイド』と言うと間違えられるラブコメ『キックオフ』。

キックオフ [マーケットプレイス コミックセット]

この『キックオフ』週刊少年ジャンプに連載されていたので、単行本を買ったことは無くても、ほぼ全編に渡り話は知っています。

学生同士の淡い恋愛を描いた、ちょっとエッチなラブコメディです。

実は僕、子供の頃は「キックオフなんか軟弱な男が読むマンガ」とバカにしていましたが、実は毎週エッチな展開が無いかドキドキしながら読んでいました。

『今日から俺は』

最近実写ドラマ化されてブームになっているようですね。こちらも『主人公が卑怯者』という斬新な設定に、すでにこの頃には時代遅れだった『不良マンガ』を組み合わせた非常に面白いマンガでした。

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30代にハマったマンガ、アニメ

『スラムダンク』

大人になってから、これほどアツくなったマンガはないかもしれません。安西先生のエピソードを知っていただけも、色々な場面でネタになりました w

SLAM DUNK(スラムダンク) コミック 全31巻完結セット (ジャンプ・コミックス)

『GTO』

GTOは先にドラマで知りました。※EXILEのアキラさんが主演していたものよりも、ずっと前の古い方です。

反町隆史さんが主人公の先生役、松嶋菜々子さんが同僚の女性教師、小栗旬さん、窪塚洋介さんが生徒役で出演していた大人気ドラマです。

俳優陣の豪華さももちろん内容もインパクト大で印象的だったのですが、マンガを先に知っていた人が「マンガがすごすぎて、ドラマは薄っぺらく感じた」と言っていたことにすごく驚かされた記憶があります。

あのドラマが薄く見えるほどの内容のマンガって一体・・・

読んでみて納得しました。

単なるはちゃめちゃマンガではなく、生徒一人一人が闇を抱えていて、それぞれに教師である鬼塚先生がぶつかっていくという物語。

それぞれのストーリーが、よく調べられた上に作り込まれた玄人も唸らせるような展開なのです。

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『はじめの一歩』

一戦一戦ドラマがあって熱中しました。涙が出そうなほど感動したエピソードもあります。

が、さすがに最近は引っ張りすぎ感が否めず・・・

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と、まーこんな感じで、ふつう2次元ヒーロー達が自分とは能力もメンタルも別次元にあることに気づくであろう30代になってもなお、幼少期のなごりか、スポ根ものを読み続けていたのでした。

40代にハマったマンガ、アニメ

無し

スポ根ものや男女の恋愛ものに響かなくなった僕

しかし40代になると、スポ根ものにさえ興味が無くなり、ついにはこれまでハマっていた『はじめの一歩』の新巻が出ても購入しなくなりました。

50巻以上買いそろえていたコミックも、ほとんどヤフオクで売ってしまいました。※『はじめの一歩』は高額で売れました!ありがたや!

自分がアニメやマンガの主人公とは違うと気づいたから

幼少の頃は、天才、または努力によってどんどん一流プレイヤーに成長していくスポーツものが大好きでした。

自分もこの主人公(ジョーや翼くん)のようになるのだ!

とドキドキ・ワクワクしながら見ていたものです。

それがだんだん歳と共に判ってくるのです。

将来プロや一流アスリートになる人物は10代までにその片鱗が現れています。

僕のように20歳前後(アラトゥエとかわ言わんか・・・)でスポーツマンガに憧れているような凡人アスリートは、一生凡人のままで終わるに違いないのです(一般論)。

ましてやケンカ最強で、みんなの人気者、どんなピンチにも屈せず周りを助けるヒーローなど、

なれるわけないやろ!

と、気づき始めるのです。・・・(「今?」「普通初めからわかるやろ!」とツッコまれそうですが。)

この気づきに伴い漫画やアニメの主人公に自分の姿を投影出来なくなりました。

恋愛もの(ラブコメディ・ラブロマンス)については?

男女の恋愛ものについては映画やドラマも含みほとんど見たことがありません。

前述のように僕が時代背景もあり硬派を気取っていたからと言うのもありますが、何よりこれらはスポーツものやヒーローもの以上に、努力や策の介入する隙がなかったからなのです。

ほぼ運まかせ・・・

または生まれ持ってのイケメンか、神のような人格の持ち主でなければ、『タッチ』の浅倉南ちゃんのような女性はゲットできないのです。

実写でいうならば、古くは織田裕二さん、キムタク、最近では山崎賢人さんあたりでしょうか。またはマンガのヒーローと自分を重ね合わせられる人ならいいのです。

俺は上杉達也だ!(タッチ)とか、俺は山崎賢人(イケメン俳優)だ!

とか・・・笑

しかし本来思春期を迎えるはずの10代にモテ氷河期を迎えていた僕にとっては、そこまでの想像力(妄想力・勘違い力とも言う)は持つ術もありませんした。

自分が恋愛もののヒーローと同化できないとなると・・・

後はどんなマンガを見てもアニメを見ても、主人公の男達に連戦連敗しました。憧れのヒロイン達が、自分ではない、その物語のヒーロー達に持って行かれるのを口惜しく見送るしかないのです。

もうおわかりでしょう。そんなこんなで、僕は普通の恋愛ものはもちろん、ヒーローものもスポ根ものも、40歳を過ぎる頃には見なくなっていたのでした。

そんなこんなで、すっかりマンガもアニメも、宮崎映画すら見なくなった僕ですが、50歳を目前に、『百合系(ソフト)』にハマることになるんですね。

いつものように長くなってしまったので、本題の『おっさんがハマった百合系マンガ、アニメ』については次回に回させて戴きます。

お楽しみに!

Eye-Catch Photo by Matt on Unsplash

 

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