【書評】『生きて死ぬ私』~強い要望により、絶版から復刻した茂木健一郎氏 伝説のエッセイ集~

著書:生きて死ぬ私
著者:茂木健一郎
出版:ちくま文庫

書評タイトル:生死・神・宇宙、いずれにも関心がない人は読んではいけない!

うーん。なんというか・・・。深くて、重くて、難しくて、面白くて、印象的。

自然法則・臨死体験・宗教・人の死・科学・夢(寝ている時に見るやつ)、など生死にまつわる様々なテーマについて、茂木氏が自身の体験を交え、その独特の人生論を述べていくというエッセイ集です。哲学的な感じですね。

特に印象的だったエッセイのタイトル

  • 母と仏壇
  • 生まれてこなかったもの
  • 宗教的天才
  • 去っていったものたち
  • 素晴らしすぎるからといって

初版発売は2006年。一度絶版になり、一時ネットでかなりの高額で出回っていたそうです。「読みたい!」という要望が高まり、この度復刻した、ある種『伝説』のエッセイ集です。

著者(茂木健一郎さん)について

皆さんは『茂木健一郎さん』をご存知でしょうか。僕はよく知らなかった(TVでたまに見かける脳科学者という程度の認識だった)のですが、Twitterを始めてから、やたらフォロワーさんからリツイートが流れてきたり、友人が茂木さんの本を読み漁っていたりしたことで興味を持ち始めました。その友人が僕のブログを「茂木さんの文章みたいで読みやすい」と評してくれたことで、更に興味が深まったということも否定しません(自慢)。

※それまでの僕の茂木氏に対する印象は、「安保反対運動でSEALDsと一緒に歌を歌っていたな」(・・・そういえば、なぜ歌をうたっていたんや!?)とか、生物学者の長沼毅さんのことを「若いころの茂木さんやったかな?」と間違う程度の印象しかありませんでした。

最近は書店やAmazonでも数多く茂木氏の著書を目にするようになりました。ハードカバーや大きめのものが多く、文字数も少ないため読みやすいと評判だったのですが、ビジネスマン向けか恋愛指南本的なものが多く、いずれも僕の興味の対象とは少々異なっていたため購入には至っていませんでした。そんな中、Amazonで本書を見たとき、「少し趣が違うぞ!」と興味がわき、即購入した次第です。

著書『生きて死ぬ私』について

茂木氏が33歳の頃に書いた本だったからか、僕が友人から聞いていたほど読みやすくはないと感じました。だからといって、一般的な『脳科学書や哲学書』にイメージされる『とっつきづらさ』のようなものはありませんでした。(天才ならではの?)独特の感性をお持ちであるため、理解不能な箇所もけっこうあるのですが、全般を通すと非常に興味深く、次々読み進められると思います。

章ごとにテーマが分かれているので、興味のある部分から(だけ)、読んでもいいと思います。生死や神、生命や宇宙に少なからず興味がある人は、何か考えさせられるものがあるかと思います。他方、そういったものに全く関心がない人は時間の無駄になるかもしれません。

最近になって、茂木氏のことを(深く)知るようになった僕としては、同書を執筆している若き日の茂木氏や、エッセイに時々出てくる子供の頃の氏のイメージがどうしても沸いてこなかったのですが(笑)、それはそれで話の本筋に影響を与えることなく、読み進めることが出来ました。

同著書の特徴 (レーダーチャート)

生きて死ぬ私

※【読了日時:2015年12月】   読了時点での「僕にとっての」という視点でポイント分けさせていただいたものです。

  • 被啓発度:4
    生きているものの生命について考えさせられます。
  • 読みやすさ:4
    前述のとおり読みにくい部分もありますが、全般に興味をそそられるため、すぐに完読できました。
  • 感動・感激・感銘:5
    茂木さんの熱い心が伝わってきます。
  • 役に立つ度:1
    何かの役に立つかと聞かれると・・・。※指南本ではないので。
  • 興味が沸く・面白い:5
    哲学的で、僕にとって関心の高いテーマでした。

 

次回予告:【書評】
対象書籍はメンタリストDaiGoさんの『ポジティブ・チェンジ』もしくは里中李生さんの『嫌われる男こそ一流』です。

それでは雨の中、今から飲みに行ってまいります!
 

 

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