前回までの概要
さて、いよいよ最終回を迎えた当シリーズ『ヤスカズ酒やめるってよ」
尊敬するマネージャーに「今後、外で酒を飲むのはやめます!」と宣言した2,3日後に「やっぱり外でも飲みます!」とあっさり手のひらを返し、マネージャーにそう連絡してしまった・・・
というところまでお話ししていましたね。
簡単に前回までのあらすじをまとめると、
- 僕が悪酔いして、元同僚の女性を怒らせた
- ↑このことに懲りた僕は仕事先のマネージャー(兼友人)に『今後、外で酒を飲むのはやめる』と宣言した
- 最後の飲み会の途中、イケメンバーテンダーの人生観に触れ、そして憧れの女性店員のことを思い出し「やっぱり飲むのをやめるのをやめよう」と気が変わった
- そして少し酔った勢いのままマネージャー(友人)に『外で飲むのをやめると言ったこと撤回します』と連絡した
マネージャーからの返信
僕が送った裏切りのLINEに対し、マネージャーからはこのような返信が来ました。
そうですか。一緒に決めたことを守れないことに関して誤ってくれたことを受け入れますので、もう悪かったと思う必要はありません。
僕が何というかではなく、カズさんの人生です。選ぶのはカズさんです。カズさんの自由であり、自分で選択して、自分で結果を刈り取ります。
その上で、一つだけリクエストがあります。
そのリクエストとは『明日、完全に酒が抜けた状態でもう一度気持ちに変化がないか、マネージャーに連絡する』というものでした。
と。
↓こちらがその全文スクショです。
今見ても涙が出ます。こんな素晴らしい人を簡単に裏切った自分が情けなかったです。
にもかかわらずこの時の僕は、
明日になっても考えは変わりませんよ
そんな飲まなかったし、夜10時にはマンションに戻ってたし・・・
と思っていたのでした。
※この日は元同僚女性を怒らせた時からちょうど1週間経った日でした。その為、確かにそれほど酔ってはいませんでした。
翌日LINEを見直すと・・・
翌日、完全に酒が抜けた状態で昨日僕がマネージャーに送ったLINEを見直してみました。
『これからも外飲みを続ける』という考えに変化はありませんでした。
他方『あこがれの女子がお店を辞めるまでは(命がけで 笑)通い続ける』という部分に関しては強い違和感を感じました。
確かにそのレストランバーの女性スタッフは憧れの人には違いありません。その人がいるといないとではお店の雰囲気がまるで違うんです。
でも冷静になって考えると、その女性とは、その人が店を辞めたら最後、今後二度と会うことがなくなる人なのです。
僕の人生において長期的な影響を与えるような人ではないのです。
それに対し僕が失礼なことをしてしまった元同僚の女性(当シリーズ1回目、2回目で登場した人ですね)。彼女に嫌われてしまったことのショックのほうが、何十倍も大きかったと気づいたのです。この日もまだ引きずっていたのですから。
昨日は飲んだ勢いで「行きつけのレストランバーには通い続ける」などと宣言したものの、実際それはもうどうでもよくなっていました。
それよりも、
酒をやめることで友人を失いたくない。
深酒することでも友人を失いたくない。
そう強く思ったんです。
そして気づきました。「僕はその元同僚の女性のことが好きなんだな」と。
※その人にはハッキリと「あなたは恋愛対象ではない」と言われていますが😢
とにかく、今変わらなければ一生ダメ人間のまま終わってしまう・・・
最後の望みをかけて思いついた方法
外飲みはやめたくない。でも飲み出すと止まらない。
なんとかお酒を飲んでも悪酔い、散財せずに飲み終える方法はないのか・・・
意思の力ではどうしようもないことは分かったし・・・
その時思い出したのです。
1つだけ・・・
1度だけ試しかけてやめた方法が。
もうこれしかない。その方法とは・・・
飲みにいく時にお金を持たない
という方法です。
まずクレジットカードを持たない。現金も飲み会に行く前に想定する『最高に豪遊しても翌日後悔しない最大の金額』しか持たないようにするのです。
「そんなことか」と思われるかもしれませんが、元来カッコつけの僕のこと。
さんざん飲んだ後レジで「お金が足りません」ということだけは絶対に避けたいのです。そんな醜態を晒している自分を想像するだけで恐ろしくて酔うに酔えません。
これならなんとかなるかも!と思いマネージャーに伝えました。
すると、下記のような返信が。
本当に素晴らしい人だと思いました。
もう2度とこの方を裏切らないよう生きていこうと思いました。
僕が酒をやめるとか、控えるとか言うと、いつも連絡をくれる友人
さて、前回、前々回がそうなのですが、いつも僕が『酒をやめる』とか『酒を控える』とか言うと、数名の友人がメールやFacebookを通じてコメントをくださいます。
こんな僕とでも飲んでて楽しかった、また飲みたい、と思ってくれている人がいる・・・。
本当に嬉しかったです。
何通か紹介させて頂きますね。
行きつけのバーの憧れの店員さんのためではなく、この方達の為に、命懸けで飲み続けようと思いました。
そして、これ以上『やめる』とか『やめない』とか言って『やめるやめる詐欺』と言われないよう、狼男(じゃなかった)狼少年と言われないよう、今回誓ったことを貫いていく所存であります。
元同僚の女性から連絡はあった?
さて、前回の投稿で途中までお話ししていた、数日前、僕が泥酔して怒らせてしまった元同僚の女性とはどうなったのでしょうか。※イケメンバーテンダーと飲んでいる途中に、LINEで連絡したというところまではお話していましたね。
くしくもホテルのマネージャーに今後の飲み方をコミットした日と同じ日のこと。
前述のレストランバーで一人でランチとビールを3杯いただき「そろそろ大阪の実家に帰ろうかな・・・」と思っていた時でした。
元同僚の女性からLINE通知が連絡が!
「返信が遅くなりすみません。よかったら今日お酒を飲まずにお話ししませんか?」
僕は既に少し飲んでいましたが、即返しました。
今から行きます!
元同僚女性に聞いた僕の醜聞
そしてお酒を飲まず冷静な状態で僕がその人を怒らせてしまった時のことを聞くことが出来ました。
その日、僕は酷く酔っていたそうで、高級感溢れるバーで大声で下ネタを話したり、その女性をしつこく2軒目、3軒目に誘ったり、僕があまりに酷い酔い方をしていたので、それを断ると不機嫌になったり・・・
聞いていて恥ずかしく、そして怖くなりました。ほぼ覚えていないのですから。
そういえば過去にも女性と飲みに行って泥酔し、二度と会ってもらえなかったことがあります。今までは2度と会ってもらえなかったため、その時の僕がどんなに酷い状態なのか聞くこともできませんでしたが。
この日は、お互い考えていたこと、謝らなければ行けないこと、など色々話し、最終仲直りすることができました。
一度失った信用は二度と完全には元には戻らない
と、聞いたこともありますが、それでも少なくとも今回は許してもらえたようでした。
このことも本当に嬉しかったです。
彼女(付き合っているという意味ではない)が、泥酔して醜態をさらした僕を許してくれた初めての女性かもしれません。よく許してくれたな・・・と思うと、二度と泥酔したくないと思いました。二度とあんな思い(仲良かった人に悪酔いが原因で嫌われること)はしたくないのです。
レストランバーの憧れの女性にではなく、この子に、かっこよく飲めるようになった自分を見てほしい!
そして、こんな僕でも「また一緒に飲みたい」と言ってくれる人達に、酒をやめなかった自分を見せていきたい。
命がけで飲む、でも二度と泥酔はしない!
と強く誓ったのでした。
皆様、また飲みにいきましょう!
そしてこれまでのように『悪酔いしない』しかし『ノリの良さは変わっていない』僕の姿を見てください!
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飲酒をコントロールできなくなった人たちの集まりである 『Alcoholics Anonymous(アルコホーリクス・アノニマス) 』が発行する書籍。「1杯だけなら・・・」と酒に口をつけてしまうと、次々に飲んでしまうという実体験から綴られた、核心に迫る内容が込められた1冊です。
で、今回もこちらを紹介しておきます。
世界中で禁煙に成功する人たちが続出したという『禁煙セラピー』の著者『アレン・カー』の執筆による著書。WEBで『禁酒』や『断酒』を検索していると多くのサイトで紹介されていることがわかります。
「これを読むと2度とお酒を飲みたいと思わなくなる」という口コミや「禁酒に成功した!」という多くのレビューが散見されますよ。
禁酒セラピー [セラピーシリーズ] (LONGSELLER MOOK FOR PLEASURE R)
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