個人事業主申請してきた
わたくしこの度個人事業主申請をしました。
※個人事業主申請とは
事業内容は以下の通り
職業:WEBデザイン・WEB解析業
・WEB解析
・SEO提案
・WEBサイト構築・ブログ構築/作成
・WEBサイトのデザイン作成・カスタマイズ
・(アフィリエイト)広告シェア
当ブログを読んでくださっている方や、リアルで僕と付き合いのある方はご存知かと思いますが、ブログ起ち上げ当初の僕はというとwebやシステムに対する知識は人並み、プログラミングなどはさわったこともないアナログ人間でした。
そんな僕が当ブログを始めたことがきっかけでシステムやセキュリティに興味を持ち、web解析に興味を持ち、プログラミングにも興味を持つに至ったのです。
3年間コツコツと勉強し、というより興味があったため、忙しい中でも苦もなく学ぶことができました。
きっかけは?
そんなある日、副業で勤めているホテルでマネージャーからサイトのSEO対策について相談を受ける機会がありました。
SEO・・・
業界と関係ない皆さんでも言葉ぐらいは聞いたことがあるかと思いますが、WEBサイトやHPなどを少しでも多くの人に見てもらえるように、ページ内の文章やコードを見直すという、あれです。
個人ブログ等ならまだしも、一般人相手に商売を行っている会社にとってはWEBサイトが、どれだけの人に見られるかというのは死活問題なんですね。
以前に比べると、このSEO対策がサイトの露出度に与える影響は低くなっているのですが、それでも各社、自社で対策したり、外部サービスに依頼したりしているところも少なくありません。
僕がお世話になっているホテルも例に漏れず、このSEO対策にそれなりのお金をかけていたようです。
そして、この日マネージャーに相談された内容というのが、
「毎年ホームページのSEO対策に結構なお金をかけていて、今年は大手のA社と契約しようと思っています。その前に確認しておきたいのですが、この依頼内容であればカズさんでもできますか?」
ということでした。
見たところ僕でも出来そうな内容だったのですが、そのころの僕はまだ自分の知識や技能に自信がなかったのと、ホテルが依頼しようとしていたA社が業界でもすごく有名な大手企業だったため、「出来ると思いますが、その大手企業のような効果は出せないと思います」と答えてしまったのでした。
結局ホテルはそのA社と契約することになったのですが、それでも僕がそのA社の業務に対する効果測定をさてもらえることになったんです。
業界のSEOサービスって実際のところ効果はあるのか?
初めて詳細を知ったSEOサービスの業務内容
で、いざA社の効果測定を始めてみると・・・
驚きました。
いや、すごかったのではなく、
えっ!?たったこれだけ?
こんな薄っぺらい仕事しかしてないんや!
ということに驚いたのです。
その企業が行ったのは概ねこんな感じ。
1) ペラッペラのサイト(というより1枚もののページ)に当該ホテルのリンクを貼っただけのものを30ページほど作り、それを外部施策とした。
2. 既存サイトの一部文章とメタタグを修正し、それを内部施策とした。
以上。
一般の方には少し聞きなれないワードがあったかもしれませんが、とにかく
「大手企業でもこの程度の仕事しかしないの?」という内容だったのです。
※支払い価格が(キャンペーン中とのことで)月1~2万円程度だったので、こんなものなのかもしれませんが。
これなら僕でも出来たな・・・と、初めて思ったしゅんかんでした。
次にホテルに営業に来たSEOサービス
前述のA社との契約が残り3ヶ月ぐらいになった頃、またマネージャーに呼ばれました。
「別のSEO対策サービスの会社(B社)がホテルに営業に来ているので同席して聞いてほしい」とのことでした。
話を聞くとこちらは前述のA社と違い、内部施策中心で、ミーティングで選出したキーワードを出来るだけ多く散りばめたページを新たに数ページ作るというものでした。
A社よりもかなりまっとうなやりかたなのですが、こちらは報酬金額の大きさに驚かされました。出来高制だったのですが成果報酬がバカ高い。
無償のキーワードランキングツール(GRC)で、『B社が選出したキーワードが、何位になったらホテルが⚫⚫円支払う』という成果判定基準です。
この成果でこんなに請求するの?
と思いました。
そして、その時初めて思ったのです。
これなら僕にもできる
いや僕の方が出来る!
と。
実際問題アルゴリズムやSEOに詳しいだけの外部サービスよりも、業界や顧客心理に詳しい内部関係者のほうがよほど検索率をあげられる要素があると言っても過言ではありません。
僕は(宿泊業界においては)その両方に詳しいのです。上手く出来ないはずがありません。
それに海外からのサイト訪問者、お客様が多いこの業界において英語が話せる、検索クエリが理解出来ている僕のほうが幾分か良いSEO対策ができると思いました。
ならば僕がやろう!※許可が得られれば。
とはいえホテルの受付業務はそれはそれでやることが色々あります。SEO対策も片手間でできるほどチョロいものではありません。
ならば僕が個人(事業主)として提案すればよいのではないか。
このホテルに提案を却下されても、他の業界でもSEO対策が必要な企業はいくらでもあるはず・・・!
これが僕が個人事業主になろうと決意したきっかけです。
そのことをマネージャーに伝えると「それ、すごくいいですね」と言っていただけたこともあり、早速ホテルの社長に対し提案をすることにしました。
そしてこの際、同時に僕の事業の『売り』が福次的に出来上がったのです。
僕の事業の売りとは
この提案をするにあたって、僕の業務もしくは成功報酬額をあらかじめ決めておかなくてはなりませんでした。
色々考えました。他の事業をされている方の話なども思い出しました。
「初めは500円でもいいから報酬をもらうという感覚を身に付けなさい」という人もいれば「初めは出来高性がいい」という人もいました。「出来高性にすると責任感がなくなるから、初めにしっかりした金額で契約し、何としても顧客に満足感を与えなくてはという責任を持って働くべき」という意見もありました。
いずれの意見も間違っていないと思います。そこで、僕の現状の経験、スキルに加え、この仕事をすることで何を得たいのかを考えました。
お金はやっぱり欲しい。
好きな女の子にいいかっこしたい。
でも今回最も頭から離れなかったのが
『実績を積みたい』というのと、『お世話になっているマネージャーに恩返しがしたい』という2つの気持ちでした。
ITストラテジスト永江一石さんの『はじめから金儲け目的で商売を始めて、真のお金持ちになった人はいない(※)』という言葉も思い出していました。※こんなニュアンスのセリフということで、一言一句正確な言葉ではありません。
『お金は二の次でいい』️『出来高報酬制でよい』
『恩返しがしたい』️『僕がどんな作業をしたかよりも、僕がどれだけホテルに利益をもたらしたか』にフォーカスすべき。
前述のA社もB社もそうですが、『こんな作業しました』とか『検索ランキング上げました』と、いっても実際その結果訪問者や売り上げが上がらないと意味がないのです。
どんなに頑張って調査したり、ページやサイトを作っても、実際にサイトへの訪問者が増えなかったり、増えてもその要因が僕が行った作業とは全く関係なかったりすると意味がないですよね。
突き詰めていうと、どんなにいい仕事をしても、依頼者の利益がUPしていなければwinwinの関係とは言えないのです。
僕は、僕が行った作業により期待する結果をもたらし、その後依頼主の満足を得られて初めてしっかりとした報酬をいただくべきではないのかと思っています。
そのことをマネージャーに伝えると、これにもすごく賛同していただけました。
「カズさんがその姿勢で仕事を続けていれば、必ずその事業はうまくいくと思います」と。
これが僕の仕事に対する姿勢であり、事業の売りです。
当面、実績を積むまでは、基本出来高、その成果の基準も『どれだけ顧客に利益や満足をもたらしたか』で判断していただくことにします。
Today’s Recommend
僕がwebサイト作成するにあたり参考にした資料の中で、最も分かりやすいと感じたのがこの本です。
HTMLやCSSのコードについて、編集前と編集後の違いが明確で、よくある「本の記述の通り進めたのに、その通りに表示されない」ということがほとんど起こりませんでした。
特に初心者には最適だと思います。
HTML&CSSとWebデザインが 1冊できちんと身につく本
それともう1つ。
初心者に優しいといえば様々なジャンルの授業を動画で放送しているスクーさんでしょう。
中でも僕は、WordPressにおいては『めがね先生』、HTML/CSSにおいては『田中晶子先生』の授業にお世話になっています。
Eye-Catch Photo by Mark Solarski on Unsplash