TPPってマジヤバいの!? 4~永江一石さんや堀江貴文さん(ホリエモン)にも質問してみた~

冒頭はどうでもいい情報から。本日はTOEICの試験を受けてきました。前回分(先月受けたTOEIC)の結果も届きました。当ブログを通じて「僕のようなオッサンでも、高い英語能力を身に付けることができるのか」を検証していますので、本件についても近日中に経過報告をします。※語学学習に興味のある方は ↓ (過去の記事)もどうぞ。

【検証】語学学習なんかやってもムダ?1 ~インターネットの無料翻訳サイトの機能はあてにならない?~

さて、それでは本題に。前回まで3回に渡り、「TPPってマジでヤバイの!?」というテーマをお届けしてきました。TPP反対派の意見を中心に「何がどうヤバいのか」と。しかし僕は常に当ブログを通じて「偏った考えになったり、一方の意見や見解だけでものごとを判断してはいけない」と言い続けています。物事には必ず表と裏があります。片方の意見だけを聞くと、どうしてもその意見がもっともらしく聞こえるものです。

そこで本件に関しても反対派だけでなく、賛成派もしくは容認派の意見も聞いてみることにしました。特に普段から『政治や外交問題にも知見が深く、信憑性が高そうな人』と思う、『永江一石さん』と『ホリエモン(堀江貴文)さん』に、それぞれメルマガで質問してみることに。

「TPPには様々なリスクや隠された事実がある」「お二人ともTPP容認(賛成)意見をお持ちだということも存じている」ということを伝えた上で、以下のように質問しました。

「それでもTPPだけは、どうしても胡散臭いように思うのですが、賛成や容認されている理由をお聞かせください~。」

それに対し、両者から、丁寧でわかりやすい回答が届きました。

-永江一石さんの回答より抜粋-

TPPは多国間交渉ですから、一国の利益が全て反映されるなんて物理的にあり得ません。どの国も多少は我慢する代わりに、それより多くの利益を得るために頑張るのです。日本政府もそれを細かく判断しつつ、交渉に臨んでいます。

日本の官僚は「既得権益を守る」という点では世界一優秀ですので、いろいろな抜け道や交渉には長けています。で、自分がTPPについてブログに書いた元ネタは元経済企画庁のキャリアの友人です。陰で隠してとかあり得ないって断言してましたので、あり得ないと思います。

このグローバルな時代に鎖国しては生きていけないわけで、TPPは必須だと思うんです。肝心なのはリスクがあるから全部なしではなくて、いかにそのリスクを小さくしていくかということです。

-以上抜粋部分-

「おお!さすが永江さん!わかりやすいぜ!」

すごく腑に落ちる回答だと思いませんか?上記に加え、

「(放射脳の人達は※)なにがあるかわからない(知識もないので)から危険性のあるものはすべて止める」というのがその論拠で、1か0しか選択肢にありません。」

ー上記「 」内 メルマガより抜粋ー

とも仰っておられました。僕をはじめ、知見の浅い人はついつい「1か0か」という極論で考えてしまいます。『わからないものは怖いからやらない』と考えがちだというのも当たっています(少なくとも僕には)。

※放射脳というのは永江さんや堀江さんが言うところの、『広く知識を得ようともせず、偏った考えに凝り固まっている人』のこと。

文中に出てくる「元経済企画庁のキャリアの友人」という方については、僕も存じ上げています(Twitterでフォローしているだけですが)。そういった経歴の方が仰っているのであれば、信憑性も非常に高いように感じますよね。

それでは次に堀江さんの回答を見てみましょう。

-ホリエモン(堀江貴文さん)の回答より抜粋-

非関税障壁の撤廃はもちろんTPPの主目的の一つです。別に悪いことだとは思いません。例えば日本の弁護士が米国で仕事できたりするようになれば、それは良いことだと思うからです。国民皆保険制度に関しても既に色々と財政的な問題などありますから、TPPを良い機会として見直すのも悪いことではないと思います。

ー以上抜粋部分ー

「おお!堀江さんにしては長めの回答が!」※全文はもう少し長いものです。

「国民皆保険制度に関しても既にいろいろと財政的な問題などがありますから、TPPを良い機会として見直すのも悪いことではない」この部分が特に印象に残りました。「僕のような一般庶民には何もできないし・・・」などと思っていましたが、堀江さんが言うと、これまた説得力がありますね。

お二方とも、TPPのリスクは承知の上で、「進めてみるべきではないか?」と仰っておられます。こうしてみると、TPP容認派(賛成派)の意見にも説得力を感じます。

まとめ

さて、ここまで「TPPってマジヤバいの!?」というテーマで1~4までお話してきましたが、このあたりでそろそろまとめに入りたいと思います。

苫米地さん、堤さんなど、TPP反対派
永江さん、堀江さんなど、TPP賛成派

上記のように(著書やSNS、メルマガなどを通して)著名人の皆さんからもいろいろな意見をいただく中で、誰一人、嘘や虚偽の事実を伝えようとしている人などいないことがわかりました。そしてそれぞれの著書や回答の中で下記のような、印象的な提言をされています。

「・・・国民の投票行動でひっくり返せると思っています。それが民主主義というものです」

(上記、苫米地英人氏(著)『TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体 』より引用)

「思い切って自分たちで立候補してしまえばいい」「私たち一人ひとりが「企業ロビイスト」ならぬ、「市民ロビイスト」になって、何が起きているのかを知らせよう」「大事なことは、せっせと働きかけることを止めないこと。」

(上記、堤未果氏(著)『沈みゆく大国アメリカ』より引用)

肝心なのはリスクがあるから全部なしではなくて、いかにそのリスクを小さくしていくかということです。

(上記、永江氏 『 メルマガ回答』より引用)

国民皆保険制度に関しても既に色々と財政的な問題などありますから、TPPを良い機会として見直すのも悪いことではないと思います。

(上記、堀江氏『メルマガ回答』より引用)

本日の結論

「TPPに賛成か反対か!」という極論ではなく、様々な情報を収集し、知見を積み、止(と)めなくてはいけない部分と、そうでない部分を見極める必要があるのではないかと思いました。対して、無知、無関心、無行動、極論。こういった状態に陥ることが一番いけないのではないかと。誰か一人や、どちらか一方の考え方を聞いただけで物事を判断するのはすごく危険です。「よくわからないからやらない」という考えも危険です。自分たちが直面する問題に対して『無関心』なのも危険です。今持っているものの価値に気づかないことも危険です。『無知』だと悪い人達に搾取されます。行動しなければ何も変えることができません。

TPPを通じて、僕は上記のことを、著者や著名人、成功者たちに教えられた気がします。

TPPに限って言うと、今後も引き続き情報を得るようにし、1人でも多くの人に、メリットとデメリットと可能な限りの真実を伝えていこうと思います。そしてその動向を注視し、リスクと思われるものがあれば、それを減退させる方法を考えます(自分一人で無理なら、共通意見を持った人と力を合わせたり、推進力のある誰かのサポートをしたり)。完全に止めさせる必要があると判断したときは、反対意見を持つ政治家に投票をするなど。
それでも、どうしても状況が好転しないのであれば・・・『自分で立候補してみる!』のもいいのかもしれませんね。

参考文献1)『TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体』 苫米地英人(著)出版:サイゾー

参考文献2 『沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉』堤未果(著)出版:集英社新書

 

  

TPPってマジヤバいの!?3 【書評】沈みゆく大国アメリカ ~ぜひ読んでほしい1冊~

著書:沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉
著者:堤未果
出版:集英社新書

書評タイトル:一億総必読書では!? ~ぜひ読んでほしい1冊~

ドキュメンタリータッチやインタビュー形式で、著者の見解が書かれている良書です。※下記内容例

『アメリカの医療保険制度の現状』
『日本の医療保険制度(国民皆保険制度)の素晴らしさ』
『現在の日本の医療現場の真実(過酷さ)』
『日米政府の思惑や資本主義社会(拝金主義)の問題点』
『今後我々がそれらとどう向き合っていかなければならならいか』

そして・・・

『日本人の持つ共同体(協同の)精神の大切さ』

僕も初めはTPPで危険視されている『国民皆保険制度の崩壊』や『アメリカ式保険制度』のことを詳しく知りたくて読み始めました。もちろんその部分についても詳細の説明がされていましたが、途中で「著者が本書で本当に伝えたかったことは別にあるのではないか」と感じ始めます。下記引用文をご覧ください。

「無知は弱さになる。持っている人がその価値をわかっていないものほど、奪うのは簡単ですからね」

「普通の人々の無関心こそが、放っておけば国を亡ぼしてしまうのです。」

「賢い患者が医療を救う」「小さく動いて大きく勝つ」

そして

「誰もがこの世に生を受け、ほんの少しの間同じ時代を生きて、そして死んでゆく。その普遍的な営みを、貴び、お互いさまの心で助け合ってゆく。それははるか昔から、私たち日本人のDNAに刻まれてきた、〈共同〉の精神だろう。」

-上記「 」内 グレー文字部分、同書より引用-

熱いものを感じました。全ての『無関心な国民』に警鐘をならす1冊といえます。僕の言葉で勝手に代弁させていただくとすると・・・

「みんなもっと色々なことに関心をもとうよ!政治にも、医療にも、隣人にも、教育にも・・・。そして関心をもったことについて、もっと学んでいこう!無知だと搾取されるばかりだから。」

「そして拝金主義、自己中心主義に侵されず、共同体(助け合いの)精神を取り戻そう!小さなことからでも行動を起こそう!それがいつか大きな勝利に結びつくかもしれないのだから。」

といったところでしょうか。医療制度やTPPのことに限らず、『人間の本来あるべき姿』的なことを思い出させてもらえる、本当に出来るだけ多くの人に読んでいただきたい一冊です。

著者(堤 未果さん)について

僕が著者のことを初めて知ったのはテレビ朝日『正義のミカタ』でのこと。当ブログの前記事でも詳しく説明させていただきましたが、TPPに警鐘をならすジャーナリストさんです。国民皆保険制度や食の安全がTPPによって危機にさらされることになるという話を、同番組内でされていました。

その際、「東京の番組ではこのような(政策に反対するようなこと)はしゃべらせてもらえない」「政府はTPPの影の部分(デメリット的なところ)を隠している」というような内容のことを話されており、「テレビでこんなこと言って大丈夫なんやろうか !?」とすごく興味が沸きました。

速攻で堤氏のTwitterをフォローし、ホームページもお気に入りに登録しました。その際、本書の存在知ることになります。僕のTPPに対する疑問もMaxに達しており「国民皆保険制度が崩壊し、アメリカ式医療制度が日本を蝕むというが、そもそもアメリカの人達はそれで生活しているんでしょ?」というあたりの事実関係が知りたくなり、Amazonで購入しました。

Twitterでのつぶやき、TV番組内での発言、そして同書の内容。そのすべてから意志と使命感の強さが感じられます。このような政治的な発言は社会的な危険を伴います。それにも屈しない芯の強さのようなものを身にまとった女性です。

同著書の特徴 (レーダーチャート)

沈みゆく大国アメリカ

※【読了日時:2015年12月】   読了時点での「僕にとっての」という視点でポイント分けさせていただいたものです。

  • 被啓発度:5
    「無知ではだめだ」「小さなことからでも行動をおこさなければ」と啓発されます。
  • 読みやすさ:3
    医療・政治・法律等、正式名や専門用語を要するため「サクサク読める」とはいかないのは、いたし方ありません。
  • 感動・感激・感銘:5
    実話に基づき話が展開します。医療現場の声、地方自治体の取り組み、著者のお父さんの話等感動しました。
  • 役に立つ:4
    医療現場の真実・日米保険制度について・反対する政策にどう立ち向かえばよいか、などが学べます。
  • 興味が沸く・面白い:5
    僕にとって極めて関心の高いテーマでした。

 

次回予告TPPに対する僕の見解まとめ

著名人(ホリエモンや永江一石氏)にTPPについて問い合わせをしていましたが、その回答が届いています。それらの紹介と共に、賛成派・反対派などの意見も取り入れたうえでの、僕の意見をまとめたいと思います。

 

 

TPPってマジヤバいの!? 2~TPPがヤバイという方々の見解を簡単にまとめてみました~

掲題のテーマ2日目です。当記事、先ほどようやく完成。日々飲み会の合間を縫って記事を作っているのでけっこう締め切りぎりぎりになったりします。

さて、本日は100%本題に沿って進めます!

「TPPはやばいのか!?」と思い始めたきっかけ

僕が初めて「TPPってやばいのでは?」と思い始めたのは苫米地英人氏の著書『TPPが民主主義を破壊する!』を読んだ時からです。「これはえらいことになってるぞ~」・・・と。「けど、なぜ世間もマスコミも騒がないんやろ?」と思っていました。認知科学者にして脳機能学者の苫米地英人氏は、数年前から「TPPは危険だ」と警鐘を鳴らし続けています。最近では、アメリカの事情に精通したジャーナリストの堤未果氏が、テレビや雑誌で苫米地氏と同様の訴え続けています。※テレビ朝日『正義のミカタ』を見られた方も多いのではないでしょうか。

苫米地英人(著)出版社:サイゾー

その後メディアでも特に取り上げられることなく、世間も騒がず、最近になっても「農業が大変になる」程度のことしか報じられませんでした。中には反対派のことを『TPPはアメリカの陰謀説だとか言っている危機感煽りたいだけの奴らがいる』と揶揄する人まででてきました(苫米地さんのことを指したのではなく反対派全般のことを)。当の苫米地さんも、あれほど影響力がある人物であるにもかかわらず、あまり反対運動をしている様子もうかがえませんでした(どこかでされているのかも)。「苫米地さんやTPP反対派の思い過ごし(考えすぎ)だったのかな・・・」と、僕の不安も次第に薄れていきます。

TPPに警鐘をならす人々

しかし、そんな中Twitter上で『TPPは絶対阻止すべき』というツイートが流れ始めます。苫米地氏もTPPに関する自身の見解を変えてはおられないようでした。

そこに堤未果氏出演回の『正義のミカタ』が放映されたのです。

『薬代に保険が効かなくなる』『ジェネリック医薬品が消滅』
『国民皆保険制度の崩壊』→『盲腸の手術に(最悪)700万円必要』
『医師が治療内容を決定できない(保険内容によって決められる)』→『アメリカでは年間約90万人が医療破産している』
『食の安全が崩壊』→『農薬まみれの果物や遺伝子組み換え食品が大量に輸入される』

など次々にショッキングな話が・・・!
※参考:TV朝日『正義のミカタ』

動画:教えて!ニュースライブ 正義のミカタ 動画 2015年10月17日 TPP大筋合意

TPP批准に付随するアメリカ(の一部大手企業や投資家)の真の狙いは、関税撤廃(自由貿易化)ではなく、『非関税障壁(国民皆保険制度や知的財産権等、お金以外で貿易を規制するもの)の破壊』にあるというのです。僕は苫米地氏の著書で読み知っていましたが、その著書とほぼ同内容のことが、テレビで問題提起されていたことに衝撃を受けました。

しかもそれは堤氏一人の憶測や妄想などではなさそうなのです。レギュラーコメンテーターの藤井聡氏(政治・経済担当)・宮崎哲弥氏(政治・経済担当)も共に、TPP、特に国民皆保険制度の崩壊の危機であると警鐘を鳴らしていたのですから(;゚Д゚)

改めて「TPPやっぱヤバいやん!」と思い始めることになります。

医産複合体(製薬会社・医療保険会社)が日本の医療制度を、金儲けの市場として狙っている!?

今の日本には『国民皆保険制度』があります。国民は皆すべからく加入が義務付けれれている保険ですが、医療費の7割を国が支払ってくれるという素晴らしい制度です。コメンテーターの宮崎氏も「国民皆保険制度は世界に冠たるものだ」と番組内で仰っていました。

対してアメリカには『国民皆保険制度』はありません(まずこれに驚きました。自国のことしか知らないって怖いですね~)。そのため米国民は、医療費を10割負担するか、民間の保険に加入しなければなりません。「じゃあ保険に入ったらいいやん!」と思うでしょ!?  僕もそう思っていました。しかしここが問題なのです。

日本では少々高額の治療費や薬代がかかっても、国が7割負担してくれるため、「けがや病気になったが、医療費(治療費)が支払えない」という人は、ほとんどいません。しかしアメリカは違います。保険に入っていても薬代は製薬会社が決定します。おのずと高額になります。保険に入っていても保険でカバーできる範囲は限られます。保険会社が内容を決定するのですから。日本の国民皆保険制度のように『基本7割負担』などしてはくれないのです。TPPの批准に伴い、このアメリカ式保険制度が日本に巣食うようになるというのが反対派の見解です。アメリカ、儲け至上主義やもんな・・・。

食の安全についても少しだけ触れておきましょう。TPPが批准されると「農薬まみれの果物や遺伝子組み換え食品が大量に輸入される」と言われています。さらに問題なのはアメリカが「『遺伝子組み換え』などの表示は不公平だからやめよう!」と要求してきていることでしょう。そうなると我々一般消費者には、何が健康で、何が危険な食物か判断がつかなくなります。

そこは強気の外交で「そんなん受けられるか!」といえばいいのでは!? とおっしゃる方もおられるでしょう。それが出来ないのです。TPPにはISD条項が含まれていますので。ISD条項とは『ISD条項を締結している相手国に投資した企業が、もしもその国の政策のため損害を被った場合、その相手国を訴えることが出来る!』。つまりアメリカの企業が日本に投資して、日本の政策のせいで儲けることが出来なかった(損した)場合、『日本の政策のせいで儲けられへんかったやんけ~!』と、日本を提訴することができるのです! ※しかもその決定権が限りなくアメリカ優位にできているというのです。これまでアメリカはISD裁判無敗!

ISD裁判を起こされた国は数億円を負担しなければならないそうです。「そんな損失を負うくらいなら、国内法を変えてしまおう」となるため、アメリカとFTA(Free Trade Agreementの略ね。この2国間FTAはISD条項を含む)を締結している韓国は、60以上もの法律を改定せざるを得なかったといいます。アメリカの言いなりなんですね~。

その他にも胡散臭いポイントが多々あります。「日本の政府が公開したTPP概要は本章の数十分の一程度に要約されたもの」「特定秘密保護法はTPPを締結させるための前振り」等。

本日はこのあたりでそろそろ締めさせていただきます。次回の予定については下記ご確認ください。

【今後の予定】

次回:『沈みゆく大国 アメリカ〈逃げ切れ!日本の医療〉』の書評

僕が最近読了した堤氏の著書です。日本の医療制度とアメリカの医療制度を対比し、詳しく述べられています。「無知であると搾取される」「今もっているもの(国民皆保険制度)も、その価値に気づかないと、それを狙う誰かに奪われることになる」等を教えられる、日本国民すべからく読んでほしい著書です。

次々回TPPに対する僕の見解まとめ

著名人(ホリエモンや永江一石氏)にTPPについて問い合わせをしていた、その回答が届いています。それらの紹介と共に、賛成派・反対派などの意見も取り入れたうえでの、僕の意見をまとめたいと思います。
  
参考文献1)『TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体』 苫米地英人(著)出版:サイゾー

参考文献2 『沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉』堤未果(著)出版:集英社新書

 

  

TPPってマジヤバいの!? 1~本当に薬の値段が数万円になったり、入院や手術が数百万円になったりするんやろか!?~

外交のことをテーマにしておきながらバカっぽいタイトルですみません!💦💦  今回はその前にまず、昨日あった嬉しい出来事を一つ紹介させてください(ここで離脱せんといてっ!)。

昨日の朝の出来事

最近の僕は完璧な夜型になってしまい、毎朝目が覚めるのがAM8:00~8:30頃。遅い時はAM9:00なんて日もあります。それが昨日は、前夜寝る前に読んだ著書「沈みゆく大国アメリカ」の続きが気になり、朝6時ごろ目が覚めてしまいました。2度寝出来そうになかったので、著書の続きを読んでいると、AM7時頃、最近めっきり鳴らなくなっていたLINEの着信音が響きました。

昔勤めていた会社の同僚からでした。

その同僚(男)とは退職して以来一度も会っていないのですが、Facebookでたまに「いいね」をもらったりする関係は続いていました(何か表現ヘンかな!? )。その彼(彼氏って意味じゃないよw)が一週間の始まり月曜のしかも仕事前の時間帯に連絡をくれたのです。「なんやろ?おごると約束しながらも踏み倒したままの青島ビールの請求やろか・・・」などとと思いながらLINEを開くと。

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どうですか?これ!( ̄ー ̄)

あの『茂木先生』に例え称されるんですよ!

別に感想を尋ねたわけでも「コメントも求む!」って言ったわけでも、ましてや「俺をほめて!」という『承認欲求ありあり野郎』みたいなオーラを発信していたわけでもありません。にもかかわらず月曜の仕事前の時間帯に感想をもらえたということで、すごく励みになりました。しかも彼は社内でも『面白い脚本(文章)が書けると有名』で、僕も尊敬している人物だったのです。

もし僕が、「あなたの知人の誰かがブロガーもしくはYou tuberになるとしたら、誰が一番面白いと思いますか?」と聞かれたら・・・。

間違いなく彼の名前を挙げるでしょう(褒めてもらったお返しちゃいますよ!昔からガチでそう思ってます)。このブログを書く時もいつも「奴なら、もっと面白く書けるんやろーなー」と何度も、そのセンスをうらやましく思いました。その彼から「魅力があるブログ」と言われたのです・・・。

『生涯1ブロガー』としてやっていく自信と決意ができました。

 

さて、『自分大好きブログ』はこのへんにして、そろそろ本題に。(前置き6割、本題4割という、この乱暴さ・・・笑)

TPPってマジでヤバイの!?
皆さんTPPのことは詳しくご存知でしょうか?

Trans-Pacific Partnershipの略です。先日大筋合意したという、アメリカやオーストラリア、そして日本も加盟している国際的経済協定ですね。

環太平洋戦略的経済連携協定 Wikipedia

ニュースなどでは、「関税障壁が撤廃されて国内産業(特に農業なんか)がヤバイ」と騒いでいますよね?「そっか、農家の人は大変やな~」なんて思いながら見ている人も多いことでしょう(僕もそうでした)。しかし実はこれ、それどころではない『トンデモ条項である』という説があるのです。

何がヤバいのか・・・。今回は本テーマ初回ということで、ざっくり説明します。

国民皆保険制度の崩壊

『国民皆保険制度が破壊し、医療費は国民の10割負担になる!(;゚Д゚) 』→『国内外、保険会社は高額の保険を国民に提示するようになる』→『薬の値段は企業が好き放題決めることが出来る』※盲腸の手術に数百万円かかったりすることもあると言われています。アメリカでは年間数十万人の医療破産者が出ているそうです。

ISD条項の締結

TPPにはISD条項が含まれます。ISD条項とは『ISD条項を締結している相手国に投資した企業が、もしもその国の政策のため損害を被った場合、その相手国を訴えることが出来る!』。つまりアメリカの企業が日本に投資して、日本の政策のせいで儲けることが出来なかった(損した)場合、『日本の政策のせいで儲けられへんかったやんけ~!』と、日本を提訴することができるのです!(;゚Д゚) ※しかもこれまでアメリカはISD裁判無敗!

黒幕はアメリカではなく、多国籍企業とグローバル金融資本家

アメリカ国内(政治家含む)でも反対している人が大勢います。にもかかわらずTPPが推進されているのは、政治にも多大な影響力をもつ大手多国籍企業やグローバル企業が裏で手を引いているからともいわれています。しかもこの条約、秘密条項で、会議の席には政治家ではない、上記のような企業経営者などが入っていたりするのです。

ここまでだけでも「やばい!」と思いますよね。

ホリエモンや永江さん等、各界著名人に取材(問い合わせ)を開始

しかし、ここで少し冷静になり、「でも賛成派もいるんやんな?」「実際アメリカに住んでいる人は、それで生活しているんやんな」など俯瞰してみました。僕が勝手に師匠と仰いでいる永江一石氏やホリエモンもTPP容認派のようです。双方の意見を聞いてみる必要性を感じました。真意の程を確認する必要があると思いました。どんなものごとにも裏と表があるのですから。政治の世界にだって左派と右派がいます。一方だけの主張を聞いて『TPP反対!』などというと、「戦争反対!」といいながら国会前で暴れたり、「安倍さん感じ悪いよね~」といいながら暴言をはく『●EALDs』と変わりありません。

それと永江一石師匠が仰っていました。ブログ記事がバズる(多くの『いいね』や『シェア』をしてもらえる)ためには、「自分が気になっていることで、読者も気になっているであろう案件について調べて記事にする。読者は、『気になっているけど調べる時間がない』ものについて、代わりに調べてくれていているブログがあれば読む。」と。

まさに僕にとってTPPは『気になっていること』であり、『調べてみたいこと』でした。

そこで調べてみることにしました。現在、ホリエモン、永江一石氏、苫米地英人氏、堤未果氏、そしてアメリカに住む友人などに問い合わせをしています。※カッコつけて『取材』などと申しましたがSNSを通して質問しただけです。どれだけ回答いただけるか不明です。

経過・結果はもちろん当ブログで後日報告し、賛成派・反対派の意見を踏まえた上での、僕自身の見解も発表したいと思います。

次回は、TPPについて、もう少々深いところの確認と、上記知人・著名人からの回答状況を報告いたします。次々回は前述の『堤未果』氏の著書『沈みゆく大国アメリカ』の書評をお話ししたいと思います。

興味ある方はお楽しみに!

参考文献1)『TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体』 苫米地英人(著)出版:サイゾー

参考文献2 『沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉』堤未果(著)出版:集英社新書

 


「コーチングって、うさんくさいのでは!?」と思いはじめていた僕が再び学び始めるようになった理由4 ~ついに完結!「コーチングって効果あるの?」に回答します~

いよいよ本テーマの最終日です。M-1グランプリを見ながら仕上げました。本日は早速本題に入ります。

コーチングはうさんくさいと思っていた僕が、再びコーチングを学び始めた理由

先日当ブログでも報告した、岸見一郎先生の講演会に参加した日のこと。最近の僕はコーチングの効果が信じられなくなっており、「今日の講演会を最後に、心理学やコーチング関係のイベントに参加するのは終わりにしよう・・・」と考えていました。しかし、その当日に僕の考えを変える大きな出来事が起こるのです。

※岸見先生講演会についての記事はこちら↓
【おすすめ】『嫌われる勇気』の著者、岸見先生の講演会に参加してきました!2

ヒデさんと飲みに行く途中の出来事

「ヒデさんって誰やねん!」という声が聞こえてきそうなので、簡単に紹介を。

岸見先生の講演会を主催されていたのが、本日の主役の一人、西村慶子さんというプロ・コーチの方。そのサポートをされていたのが、もう一人の主役、西村コーチにコーチングを教わった、コーチの宮崎孝秀さん(愛称ヒデさん)。

2人とはコーチングのイベントで縁があり、以前1度飲み会(食事会?)に行ったことがあります。この日も、岸見先生の講演会の後、ヒデさんと飲みに行くことになりました。京都での講演だったため、ヒデさんの車で大阪まで移動、車を置いてから飲みに行くことになったのですが、一般道も高速道路も予想外に渋滞しており、京都から大阪まで3時間ほどかかりました。

その間、我々が何を話していたかというと・・・

コーチングが、どれほど素晴らしいか」そして「西村慶子さんのコーチングが、どれほど素晴らしいか」という話を永遠とヒデさんから聞かされていたのです!笑

印象的だったヒデさんの話

正直はじめは驚きました。ヒデさんとは1度飲みに行ったことがあるもののコーチングの話をしたことなどありませんでした。なにせ前回ヒデさんと飲みに行った時、ヒデさんはまだコーチングを学び始めて間もない頃でしたから。それが再び会った時にはスクールの認定コーチになろうかというところまで来ていて、コーチングのことを熱く語っていたのです。

車内の3時間はあっという間に感じました。ヒデさんも「まだまだ話足りない」といった様子で、居酒屋でもコーチングの話が続きました。

ヒデさんがコーチングを学び始めてから「仕事の成績が飛躍的に上がった」という話、「ヒデさんと同期のスクール生も仕事の成績が上がった」という話、そして「ヒデさんも今後コーチングを行っていきたい」という話、などなど。

本来『コーチ養成スクール』では、コーチになるための技術を教わることはあっても、生徒自身を目標達成に導くものではありません。それが西村コーチからコーチングを学ぶと、生徒自身も目標に近づくことが出来たというのです。

ヒデさんは、その時のことを事細かに説明してくれました。仕事の内容も、成果がどのように現れたのかも、西村コーチからどのようにコーチングを受けたのか等も。もちろん西村コーチは、ヒデさんの仕事の詳細など何も知りません。それでもこれだけの成果が出たというのです。

興味が沸きました。これまで多くのコーチング関係者に会ってきましたが、実際ここまで具体的に『本人もしくは知人の人生が好転した』という話を聞いたことが無かったので。

ヒデさんは現在でも、西村コーチのコーチングを受けているそうです。「こんなに成果がでるなら、やめるにやめられない。」と仰っていました。そうでしょう。それほど良いことが起こったらやめられるはずがないですよね。

支払った分だけの価値が得られるのか

少し話はそれますが、僕が師匠と仰ぐITコンサルの永江一石さんの言葉にこういったものがあるのを思い出しました。

「自分で商売をするかどうか迷ったときの判断基準は簡単。自分が客だったら、その商品(やサービス)にお金を払うかどうか」

コーチングを受けるのにも、それなりにお金がかかります。有名どころだと100万円/回、なんていうのもあるそうです。無名の方でもコーチングで生計を立てている人なら数万円/月が普通でしょう。今の僕には出せません。毎月数万円も支払って、それ以上に満足できる見返りって、一体どんなことがあるのでしょう!?

もしお金を支払って、何も成果がなくても文句も言えないし。ライ●ップみたいに『 結果にコミット 』してもらえるのでしょうか !? などと考えてしまいます。にもかかわらず「〇〇コーチのコーチングを受けたい」という人がいるということは、それだけそのコーチに期待感や説得力があるということなのでしょう。

そういえば以前、西村コーチが独立された際、お祝いの席に参加させていただく機会がありました。新設のオフィスに入り切れない程の人が集まっていたのですが、その中の何人もの方が「西村コーチに有料でコーチングを受けていますよ。」と話されていました。もちろん『お試し』や『格安コース』などではない、プロ・コーチに支払う通常価格で、です。

僕が「支払えない」と思っていたコーチングに、これほど対価を支払っている人がいたのです。しかも皆満足気で・・・。

コーチは期待感が9割?

最近思います。コーチにお金を支払うのは『コーチへの期待感』に尽きると。形や確証のないものに何万も払うんですよ?期待感がなければできません。そして、その期待や信頼感を潜在顧客に与えるには、実力はもちろん、実績か営業力が必須です。「実力はあるけど実績がない」や「実力はあるけど営業力がないから稼げない」というコーチは嘘か言い訳だと思います。

実績や営業力こそ、コーチングで養えるものなのではないでしょうか。

もし稼ぐことが目的でなかったとしても、実力があれば実績ができ、おのずと稼げるようになるはずだと思います。

西村コーチに話を戻しますが、プロ・コーチになった今も『聴き屋』や『読書会』などを定期的に開き、自身が学ぶことにも余念がないそうです。聴き屋とは、駅前で(悩みや愚痴を話したい人から)とにかく話を聞く活動です。30分500円程で、それも市の団体に寄付しているそうです。「すごいな~」と啓発されませんか?説得力や期待感があるのもうなずけます。

影響力のある人の陰には別の影響力を持った人が存在する

「そんな西村コーチがコーチングを始めたきっかけって何やったんやろう?」と気になりました。気になりますよね・・・。

安心してください!本人から聞きましたよ!

西村コーチが会社員だったころ、同僚にコミュニケーション能力がすごく高い人(※)がいたそうです。気になった西村さんがその秘密を尋ねたところ『 コーチングを学んでいるから 』 というのが答えだったそうです。※平田美佐子さんという方で、現在やはりプロコーチとして活躍されています。

本物の実力や実績を目の当たりにした人達は強いですよね。1人でも身近にそういった人がいれば、次々に良い連鎖が生まれ、周りに好影響を与え、多くの人が集まってくるのでしょう。

【本日の結論】

これまで「コーチングは胡散臭いのか?」や「コーチングは稼げるの?」といったことをテーマにしてきましたが、

人それぞれ!

と言いたいです。※ありがちな結論に逃げて申し訳ありません。

稼いでいる人は稼いでいるし、高額な学費を支払って、プロの資格を持ちながら全く稼げていない人もいます。「ぼったくり?」と思われるほど高額なスクールやコーチもいれば(それだけ結果にコミットしているのかもしれませんが)、教祖様?と思わせるような雰囲気を醸し出している(演出?それとも洗脳されている?)人もいます。

しかし現在僕は思います。

「高額だろうと、宗教的だろうといーんちゃう?」と。

顧客が支払った対価以上のものをコーチが提供できるのなら。

コーチングを受けて「幸せになった!」「目標達成した!」「夢ができた!」など満足できるなら。そこには顧客自身の気づきや努力・成長なども伴うでしょう。それでも「コーチングを受けてよかった!」と思えたなら、顧客も嬉しい、コーチも嬉しい、本当の意味でWin-Winの関係が築ける、ビジネスとしても最高のものとなるのではないでしょうか。

これにて一旦の結論とさせていただきますが、当ブログが続く限りコーチングについての検証は続けていくつもりです。

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※本投稿は2016/7/15に一部修正を加えています。

西村コーチの紹介

西村慶子さんのコーチングは、それほど高額でも、宗教的でもないと思いますが(たぶん)、顧客満足を得られるコーチだと思います。下記に西村コーチのサイトURLを記載していますので、興味ある方はご覧ください。※コーチングの効果については個人差があります。僕は紹介料などは一切いただいていません。

西村コーチ Office.move

余談:世間のコーチングへの関心度 ~当サイトのPV数・セッション数共に最高を記録

先日、当ブログの別記事を西村コーチにシェアしていただけたのですが、その日のセッション数、およびPV数が当ブログ過去最高を記録。西村コーチの影響力の大きさを実感しました。

また、Googleアナリティクスで当ブログの検索キーワードを解析したところ、普段から当サイトの訪問者の多くが『コーチング』というキーワードで訪れていることがわかり、改めてコーチングへの関心の高さに驚かされました。

 

 

「コーチングって、うさんくさいのでは!?」と思いはじめていた僕が再び学び始めるようになった理由3 ~コーチングが嫌になっていた理由、聞きたいですか?~

さて、前回まで『コーチングとは』や『僕がコーチングに興味を持つようになったきっかけ』『GCS銀座コーチングスクールについての所感』などをお話してきました。今回「それではなぜ、僕がコーチングにウンザリしていたのか」をお話します。聞きたいでしょうか?あまり聞きたくないでしょうか?

※本日の投稿は次回の記事(同テーマ最終話)への伏線です。僕がグチグチと言っているだけの話ですので、興味のない方は飛ばしていただいて結構です。タイトルの核心部分ではありますが。それでは・・・

理由は2つです。

  1. 「コーチングって、うさんくさくないか?」と思い始めた。
  2. 「コーチングやってて楽しくないな」と思い始めた。

1つずつ見ていきましょう。

コーチングが胡散臭いのでは?と思った理由
  • 全体に高額ではないか?(コーチ契約もスクールも)
  • 妄信的な人がいてるよね?(GCSに・・・というわけではない)
  • マルチ商法的ではないか?(『コーチング』よりも『コーチ養成』で儲けていないか?)
  • 稼いでいるコーチ、少なくないか?
  • 効果を実感した人、少なくないか?

GCS(銀座コーチングスクール)はまだ良心的でリーズナブル(認定資格取得まで、ざっくりと25万円前後必要だったでしょうか)といえますが、他のスクールはだいたい、50万円~100万円したりもします。それでも「〇〇スクールの〇〇コーチなら、どんな悩みも解消してくれそう!絶対正しい!」と、すっかり妄信している人や、明らかに怪しげな動画を投稿している方もおられます。僕はコーチングですべての目標が達成できたり、すべての悩みが解決されるとは思っていないだけに、金額の高さや怪しげな動画で、かなり引きました!

そもそもなぜコーチングを教えるのにこれだけの料金がかかるんでしょー!?   あくまで主観ですが『コーチ』よりも『スクール』のが、圧倒的に稼いでいるのではないのか? そうだとすると『マルチ商法』と受け取れなくもないか?「あなたもこの商材(もしくは技術)を得ると、後はいくらでも稼げます。(※)」といって商材や技術を売りつけて、結局は会社(スクール)と、ごく一部のカリスマ信者だけが儲かるという・・・。いやいや、それは言いすぎか?通訳士よりも英会話スクールのほうが圧倒的に儲けているというのと同じようなことか・・・。
※僕がこれまで知り合った講師の方やスクールのスタッフの方は、そのような考えで仕事をされているのではないと信じています。が、各スクールの創業者や、他団体含む、僕の知らない講師の方がどのようにお考えなのか、本音のところは全く分かりません。

続けます。

さらには、実際に『稼いでいるコーチ』にお会いすることも、あまりありませんでした。いや、実は会っていたのかもしれません。が、日本人はあまりお金の話をしたがらないのでしょうか、「儲かってまっせ~!」という人には出合いませんでした(お金の話ばかりでスミマセン(><))。

僕がコーチングを楽しくない!と思った理由

それでも僕は、スクールでの学習を一生懸命がんばり、スクールのテキスト以外にもコーチング本を多数読み、練習も人より多くやっていました。にもかかわらず誰かににコーチングをして十分な手ごたえを得られたことがあまりありませんでした(たまにありましたが)。無料の練習でも厳しい指摘を受けたり、時には批判されたり・・・。次第にコーチングすると必要以上に気を使うようになり、練習でさえ憂鬱な気持ちになるようになりました。

「金もらってコーチングしてるんちゃうのに、何でこんなにクレームつけられなあかんねん・・・」

「お互いの合意で練習してるのに、何でこんな気を使わなあかんねん」

それならばと、セルフコーチングで自分自身の人格形成やコミュ力向上につなげようと試みました。しかし・・・。人間関係や、仕事、コミュ力が目に見えて上がるということはありませんでした。まわりのコーチや、コーチングを学んでいる人の中からも、「コーチングで人生や人間関係がよくなった」「コーチングで、人生や人格がすごくよくなった人を見た」という話をほとんど聞けず・・・。※正確には数名、そういった方がおられたのですが、あまり深く話すことができなかったので、詳細はわからずじまいでした。

そんなこんなで、どんどん不信感が募り、面白くなくなり。

と、まー、ぐちぐちと考えていました。「だからモテへんねん!」と言われそうなのでこのへんで。ただ本日の投稿は、あくまで次回、同テーマ最終日への伏線だと思い我慢してください。

つまらん話ですんまへん!

 

  

「コーチングって、うさんくさいのでは!?」と思いはじめていた僕が、再び学び始めた理由2 ~GCS銀座コーチングスクールについてお話します~

突然ですが、皆さんは『引き寄せの法則』とかって信じますか?

僕は全く信じてません!笑

昭和のオッサンということもあってか、血液型や占いなんかも興味がなく、信じてもいません(これを言うと女の子には「つまらん男!」と一蹴されてしまうので、しばらくは興味があるフリをして話に乗っかっていましたが、それももうやめや!)。

なぜいきなりこんな話から始めたかというと・・・。実はそんな僕でも『タイミング』そして『勢い(ノリ)』というものは大切にしています。コーチングを再び勉強してみる気になったのは、この『タイミング』が大きく影響しています。

さて、本題に入りましょう。前回はタイトルにもある『コーチングとは』や『僕がコーチングに興味を持ったきっかけ』をお話ししましたね。しかし最近では、そのコーチングについて「胡散臭いな」や「ほんまに効果あんの?」と思うようになってしまっていました。そう思うようになった理由は次回、それでもコーチングはやっぱり魅力的、と思うようになった理由を次々回にお話しいたします。では本日は・・・

僕が学んでいたコーチンスクール名を発表します。

以前は名前を伏せてお話ししていましたが、僕が通っていたスクールとは・・・

GCS 銀座コーチングスクールです。

GCS 銀座コーチングスクール

良い点、悪い点もちろんありましたが、トータルして「結構よかったかな~」と、現時点では思えていますので、この度発表させていただきました
※最近Googleアナリティクスを見ていて、当サイトに検索から来られる方の多くが『コーチング』というキーワードで入ってこられていることがわかりました。やはり皆さま関心があるってことですもんね。

銀座コーチングスクール(以下GCS)は比較的価格が安く(僕の知る限りのまっとうなコーチ養成スクールの仲では最安)、全国でもかなり多くの人が学んでいるようでした。そこで、まず初めにGCSの『よかった点』と『よくなかった点』を、僕一人の経験と所感に基づきお話ししたいと思います。※現在僕は受講レベルCまで修了しています。認定コーチ等の資格は取得していません(2015/12/4現在)。

GCSのよかった点・よくなかった点とは

【よかった点】

・マニュアルが充実していた
コーチングテクニックのマニュアル(テキスト)が充実しており、資質に関わらず誰でもコーチングの基本を身に付けることができる。

・仲間が増えた
スクール生や卒業生が多いので、各種イベントや勉強会が多く、Facebookを通じての知り合いなども多数できる(『いいね』をいただく数も激増w)。※飲み友達などもできました。

・安くて短期間で学べた
比較的安価な受講料、そして比較的短時間に『認定コーチ資格』を取得することができる。※人によります。

・豊富な練習機会、練習環境があった
Facebookグループや、勉強会など、無料や安価にて参加できるイベントが数多くある。そこでコーチングの練習ができ経験が積める。

【よくなかった点】

・充分な技術習得のためには、授業時間が短いかも?
短期間・短時間で課程が終了するため、十分な技術や経験を積まないまま受講が終了したり、認定コーチになる人がいたりする。

・カリスマ的コーチが不在
営業活動にそれほど経費をかけていないからなのか、他のスクールのようなカリスマ的コーチ(「金メダリストを育てた!」や「大物政治家やスポーツ選手のコーチをしている」等。スクール内でのカリスマではなく、コーチング業界全体で有名、という意味)がいるという話を聞いたことがない。コーチとして目標とする人や尊敬する人が同じスクールにいないのは、モチベーション向上につながりにくかったといえる。

・安かろう、〇かろう???
安いということで、スクール生には、(僕も含め)志の低い方がけっこういらっしゃった。※『志』という意味では、やはり学費が100万円近くもするスクールに行く人達とは全く違うようです。「副業でちょっとやってみようかな?」とか「生活がちょっとよくなれば・・・」という人はコーチングに100万円も掛けないからです。ガチです。本気度が違います。だからといって闇雲に学費だけ上げられても困りますが・・・。

GCS関係者の皆さま、もしもこの記事に問題があればご指摘ください。修正検討いたします(非難したりディスったりしているわけではないので問題ないですよね?)。

そんなGCSのコーチングを受けていた僕ですが、一度「コーチング学ぶのやめよかな・・・」と思うようになります。次回はその理由についてお話しいたします。

 

 

「コーチングって、うさんくさいのでは!?」と思いはじめていた僕が再び学び始めるようになった理由1 ~ニューヨークの友人が社長になりました~

皆さん、コーチングって聞いたことありますか?

スポーツの世界では必ずと言っていいほど『コーチ』という人が存在しますよね。ほぼ同義なのですが、これがスポーツに限らず、ビジネスや人生感、恋愛など様々な分野に応用したものが『コーチング』なのです。僕はこの『コーチング』に以前より興味があり、昨年(2014年末)より、あるコーチングスクールに通い、コーチングを学び始めることになります。

コーチングに興味を持ったきっかけ

7-8年前のことですが、僕はMLB(メジャーリーグベースボール)が見たい一心で単身渡米、その後数ヵ月間ニューヨークに滞在することになります。その頃の僕は、日本に帰国した後の仕事など決まっておらず、特にやりたいこともなく毎日ヤンキースタジアムとその前にあったスポーツバーに入り浸っていました。「ヤンキースとブルームーン(ビール)最高!」などと言いながら・・・。そんなダメダメな僕に、スイス人の友人『MAX(マックス)』が1冊の本をくれました。この印象的な言葉を添えて。

俺はこの本で人生観が変わった。国(スイス)に帰りビジネスを立ち上げる

英語で300ページ以上の超大作。辞書を使い単語をひとつひとつ調べながら何とか読破しました。

「おお~!何となくやる気でる本やな~」

というのが当時の感想です。

時は流れ、2014年の末。帰国後すぐに仕事は見つかったものの、僕のワガママぶりが祟ってか、6年間付き合っていた恋人にフラれ、友達や同僚ともケンカが絶えず・・・。毎晩のように飲み歩き、朝帰りもしばしば(これはこれで楽しんでいましたがw)。生活は荒れまくり、それまで(幼稚園から社会人になっても)1度も病欠をしたことのない僕の体もボロボロでした。

「やっぱ、人間性に問題あるんやろうか・・・」と自己嫌悪に陥っていた時に、もう1冊の本に出合います。

先日当ブログでも紹介させていただいた岸見先生の「嫌われる勇気」です。

【おすすめ】『嫌われる勇気』の著者、岸見先生の講演会に参加してきました!

コーチングとの再会

アドラー心理学に基づき展開する物語『嫌われる勇気』は、これまでの常識や先入観とは違う、全く新しい考え方を僕の中に吹き込んでくれました。すぐにアドラーを含む『心理学』に興味を持ち始めます。

書籍を買い、読み漁り、心理カウンセラー養成の体験講座なども受けてみました。ただ・・・少し僕が求めているものとは違うような気がしました。臨床心理士の資格を取るには大学、もしくは大学院に通うなど、資金・時間・知識を要します。また、一般にマイナスの精神状態に陥った人をゼロ(フラット)に戻す、かなりストレスフルな仕事だと知りました。

心理学のことをいろいろ調べている中で、『コーチング』というものがあることも知ります。コーチングは主に「目標に向かって頑張っている人のメンタル面をサポートする」といった印象でした。オリンピックの金メダリストを輩出したり、ビジネスの世界で多くの人を出世させたり。大病を患っている人に夢を与えたり、恋愛を成就させたり。

「僕には、こっちのほうが向いている!」

と、思いました。子供の頃は、プロ・アスリートになるのが夢で、20歳を超えてからも「何とかスポーツに関わった仕事がしたい」と思っていたことを思い出しました(すっかり忘れて、日々飲み歩いているうちに、周りの友人も知人も僕がスポーツ好きだということを誰も信じなくなりましたがw)。そんな僕ですが『コーチング』という職業を知り、「今からでもスポーツに携わった仕事ができるかも!」と思うようになります。なにしろ、金メダリストや一流のビジネスマンを育てたコーチは、その世界のことについて、あまりよく知らなかったというのですから!

そして後日、知ることになります。

ニューヨークにいた時、前述の友人『MAX(マックス)』がくれた本は、世界ナンバーワンコーチと呼ばれる『アンソニー・ロビンズ』の著書『AWAKEN THE GIANT WITHIN』だったと!

コーチングを始めたことがきっかけで、Facebookもやり始めました。すると直ぐ、前述のMAXから連絡が届きます。「元気か?」と。MAXはニューヨークにいた時の宣言通り、会社の社長になっていました。僕が「あの本のこと覚えてる?」と尋ねると・・・

「Of course! (もちろん!)俺はあの本で人生が変わった!」

ニューヨークにいた時と同じセリフ・・・

さて、皆さんお忙しい中、あまり僕の話ばかり長々と続けると、「お前だれやねん!」という声が聞こえてきそうなので、本日はこの辺で。次回から計4回に渡り、僕が通っていたコーチング・スクールのこと、途中「コーチングって、どーなん!?」と思った理由、そして、ある人との出会いで「やっぱ、コーチング良いかも!」と思えるようになったエピソードをお話します。

 

 

【書評】『97%の人を上手に操る ヤバい心理術』ロミオ・ロドリゲス Jr.(著)~97%を操れるほどヤバいかどうかわかりませんが~

書評タイトル:97%を操れるほどヤバいかどうかわかりませんが

著作名:97%の人を上手に操る ヤバい心理術
著者名:ロミオ・ロドリゲス Jr.
出版社:SBクリエイティブ

ヤバい心理学

メンタリズムを知ると「モテるかもしれない」と思い・・・

『メンタリズム』という言葉は、芸能界で活躍されているDaiGoさん(ウィッシュ!じゃないほう)が『笑っていいとも』に出演されていた時にはじめて知りました。当時「うさんくさいな」と思っていたのですが、最近になってホリエモンとのババ抜き対決がガチだったという話を聞いたり、Twitterなどで名言をつぶやかれたりしていたので、かなり興味を持ち始めました。

「ガチなんやったらメンタリズムを使いこなせるとモテるかもしれんな~ 😎 」という浅ましい考えと、「何か名言が拾えるかもしれない!」という思いから、DaiGoさんの著書で何か面白いものないかAmazonで検索。DaiGoさんの本ではなかったのですが、同じページで紹介されていた同書が目に入りました。評価がすごく高かったので、著者のことは全く知りませんでしたがとりあえず購入(ロミオ・ロドリゲス Jr.って誰?)。

多くのメンタリズム実践方法が各項ごとに短く具体的に解説されているので、興味深いとともに非常に読みやすかったです。日本人ではない(?)にも関わらず、文章は翻訳家などつけず、自分で日本語で書いているようです(不自然さは全くありません)。また、タイトルや表紙から伝わってくる重苦しい雰囲気は一切なく、軽い気持ちで読み進められます。

僕は心理学やコーチングの本を読むことがあるので、聞いたことがあるような内容も多かったのですが、一般的に誤解されやすいテクニックの本質を説明していたり、その具体例が紹介されていたりしたので、「なるほど~」と納得する部分も多かったです。

例えばミラーリングなどは一般的に、『対峙している相手と同時に同じ動きをすることで、仲間意識や信頼感を植え付ける行動』と思われがちですが、実はそうではないという説明がされています。「実践で使ってみたい!」と思えるテクニックも結構ありました。

『社畜養成テク』みたいで、ちょっとウンザリする箇所もあり

ただ、メンタリズムや心理学などをガッツリ学んでいる人にとっては目新しいものはないかもしれません。また、紹介されているテクニックの多くが、「上司や取引先に気に入られるためにはどうすればいいか」や「会社で評価されるにはどうしたかいいか」のような、サラリーマン向け(しかも平社員や部下)であるため、そうでない人(上役、経営者)や、できるビジネスマンには適さないかもしれません。

恋愛のチャプターは興味深い!

恋愛のチャプターは個人的に興味深かく面白かったので今度試してみたいと思います(悪用はしません。というか、悪用と言われるほどの効果があるとは考えていませんw)。少しぐらいならモテるようになるかもしれませんが・・・ 笑

トータルして、97%の人を操れるとは思えませんが、興味深い内容ではあります。