いや~、本日も寒いですね。冬は寒いほうがいいですけど。
さて、本日は再びSMAPのお話から入らせていただきます。解散騒動もようやく落ち着きそうな雰囲気をみせていますが、このまま『なかったこと』にしてしまってもいいのでしょうか?いいのかもしれませんねw。
あなたにとってSMAPとは?
僕にとって、SMAPとは・・・。う~ん、昔はかなり興味を持ってみていましたね。僕と同年代の青年たちが「何か面白いことをやっている」みたいな感じで。しかもカッコいい。よく合コンで『ダイナマイト』を歌ったものです。
懐かし~。
・・・おっと、オッサンの思い出話になるところでした。
今回の騒動も、『けっこういい歳になったアイドルグループの内輪もめ』どころではありませんでした。僕がツイッターをフォローしている著名人の方々もブログ記事にしていたので、その影響力の大きさに改めて驚かされました。
■ブログ記事『永江一石氏』『松田公太氏』『茂木健一郎氏』
■ツイッターコメント『堀江貴文氏』『松本人志氏』
等々 ※順不同
そうです。もはや『国が放っておかないスター』になっていたのです。しかしなぜこれほどまでに彼らは注目され、話題になるのか・・・。
おそらくそれは、一般人含め多くの人が、彼らの姿を現実社会に照らし合わせているからではないでしょうか。僕はそう思っています。よく、SMAPに社会の姿を照らし合わせていましたから。
SMAPというグループの成長過程
※以下間違っていたらすみません!
SMAPというと、6人でスタート、結成当初はあまり人気がなく、『デビュー以来11作連続1位なし』というジャニーズとしては喜ばしくない記録を樹立。
歌番組の減少が追い打ちをかけ、このままではクビになってしまうと考えていたメンバーもいたそうですが、誰の発案かバラエティに進出。これまでのアイドルの殻を破った戦略で、一躍人気者に。
そして伝説の番組SMAP×SMAPがスタート。
しかしそれもつかの間、ドラマで活躍し、歌や料理がうまく、スポーツ万能、SMAPのドラマやバラエティを引っ張っていた森且行さんが脱退。
何事も順風満帆に来たアイドルと違い、こういった売れなかった時代のエピソードが、より多くのファンの心を引き付けているのかもしれませんね。本人たちも驕ることなく努力を続けられたのかもしれません。
森且行さんの脱退
さて、僕がSMAPに社会や組織の姿を明確に反映させた1つ目の出来事が、この森君の脱退でした。
当時、中小企業ながらも売り上げを伸ばし続けている、業界ではそこそこ有名だった会社を辞めたばかりの僕は、なんとなく森君の性格が僕に似ているような気がしていました(ファンの方スミマセン!)。当時20代の僕は、サラリーマンの平均年収よりも上の、そこそこ高額な給料をもらっていました。同世代と比べるとなかなかのものです。もちろんスマップを辞めた森君と、中小企業を辞めた僕とでは比較対象にならないかと思いますが、それでも僕の中では、自分と森君の姿をどこか重ね合わせていました。
「森君もスマップの中でトップになるのは難しいかもしれないもんな~。努力以外の要素が大きく影響する芸能界は森君の性格に合わないのかもな~」「やっぱやりたいことやるべきだよな~」と。一方で「SMAPやジャニーズ事務所を辞めるなんて勇気あるよな~」と感心していました。
森君が辞めることで多少なりともマイナス要因が出るかと思われたSMAP。しかし予想に反し、SMAP人気はますます上昇し、瞬く間に日本のトップアイドルグループに成長しました。メディアが遠慮したのか、数年間はSMAPの過去のVTRにも森君は映らなくなります。
僕のような小者はもちろん、森君でさえ、個人の力などしれているのだと思い知らされました。さらには力のある組織を離脱するということは、このような扱いを受けることなのだということも。
世間ではこうささやかれていました。「森くんアホやな。SMAPに残っていたら、今頃トップアイドルグループの一員で、長者番付の上位に名を連ねるほどお金持ちになれたのに。」と。僕も心無い知人から「あの会社にいた時が、お前の全盛期やったな」などと言われたりしました。
やはり、他にやりたいことがあったり、会社で納得のいかないことがあっても、大きな組織には残るべきなのでしょうか?社畜と呼ばれようと、寄生虫と呼ばれようと、ただただ息をひそめて生きながらえるべきだったのでしょうか。
本テーマ、次回に続けさせていただきます。
次回予告:スマップ解散騒動にみる組織というしがらみ