TPPってマジヤバいの!? 4~永江一石さんや堀江貴文さん(ホリエモン)にも質問してみた~

冒頭はどうでもいい情報から。本日はTOEICの試験を受けてきました。前回分(先月受けたTOEIC)の結果も届きました。当ブログを通じて「僕のようなオッサンでも、高い英語能力を身に付けることができるのか」を検証していますので、本件についても近日中に経過報告をします。※語学学習に興味のある方は ↓ (過去の記事)もどうぞ。

【検証】語学学習なんかやってもムダ?1 ~インターネットの無料翻訳サイトの機能はあてにならない?~

さて、それでは本題に。前回まで3回に渡り、「TPPってマジでヤバイの!?」というテーマをお届けしてきました。TPP反対派の意見を中心に「何がどうヤバいのか」と。しかし僕は常に当ブログを通じて「偏った考えになったり、一方の意見や見解だけでものごとを判断してはいけない」と言い続けています。物事には必ず表と裏があります。片方の意見だけを聞くと、どうしてもその意見がもっともらしく聞こえるものです。

そこで本件に関しても反対派だけでなく、賛成派もしくは容認派の意見も聞いてみることにしました。特に普段から『政治や外交問題にも知見が深く、信憑性が高そうな人』と思う、『永江一石さん』と『ホリエモン(堀江貴文)さん』に、それぞれメルマガで質問してみることに。

「TPPには様々なリスクや隠された事実がある」「お二人ともTPP容認(賛成)意見をお持ちだということも存じている」ということを伝えた上で、以下のように質問しました。

「それでもTPPだけは、どうしても胡散臭いように思うのですが、賛成や容認されている理由をお聞かせください~。」

それに対し、両者から、丁寧でわかりやすい回答が届きました。

-永江一石さんの回答より抜粋-

TPPは多国間交渉ですから、一国の利益が全て反映されるなんて物理的にあり得ません。どの国も多少は我慢する代わりに、それより多くの利益を得るために頑張るのです。日本政府もそれを細かく判断しつつ、交渉に臨んでいます。

日本の官僚は「既得権益を守る」という点では世界一優秀ですので、いろいろな抜け道や交渉には長けています。で、自分がTPPについてブログに書いた元ネタは元経済企画庁のキャリアの友人です。陰で隠してとかあり得ないって断言してましたので、あり得ないと思います。

このグローバルな時代に鎖国しては生きていけないわけで、TPPは必須だと思うんです。肝心なのはリスクがあるから全部なしではなくて、いかにそのリスクを小さくしていくかということです。

-以上抜粋部分-

「おお!さすが永江さん!わかりやすいぜ!」

すごく腑に落ちる回答だと思いませんか?上記に加え、

「(放射脳の人達は※)なにがあるかわからない(知識もないので)から危険性のあるものはすべて止める」というのがその論拠で、1か0しか選択肢にありません。」

ー上記「 」内 メルマガより抜粋ー

とも仰っておられました。僕をはじめ、知見の浅い人はついつい「1か0か」という極論で考えてしまいます。『わからないものは怖いからやらない』と考えがちだというのも当たっています(少なくとも僕には)。

※放射脳というのは永江さんや堀江さんが言うところの、『広く知識を得ようともせず、偏った考えに凝り固まっている人』のこと。

文中に出てくる「元経済企画庁のキャリアの友人」という方については、僕も存じ上げています(Twitterでフォローしているだけですが)。そういった経歴の方が仰っているのであれば、信憑性も非常に高いように感じますよね。

それでは次に堀江さんの回答を見てみましょう。

-ホリエモン(堀江貴文さん)の回答より抜粋-

非関税障壁の撤廃はもちろんTPPの主目的の一つです。別に悪いことだとは思いません。例えば日本の弁護士が米国で仕事できたりするようになれば、それは良いことだと思うからです。国民皆保険制度に関しても既に色々と財政的な問題などありますから、TPPを良い機会として見直すのも悪いことではないと思います。

ー以上抜粋部分ー

「おお!堀江さんにしては長めの回答が!」※全文はもう少し長いものです。

「国民皆保険制度に関しても既にいろいろと財政的な問題などがありますから、TPPを良い機会として見直すのも悪いことではない」この部分が特に印象に残りました。「僕のような一般庶民には何もできないし・・・」などと思っていましたが、堀江さんが言うと、これまた説得力がありますね。

お二方とも、TPPのリスクは承知の上で、「進めてみるべきではないか?」と仰っておられます。こうしてみると、TPP容認派(賛成派)の意見にも説得力を感じます。

まとめ

さて、ここまで「TPPってマジヤバいの!?」というテーマで1~4までお話してきましたが、このあたりでそろそろまとめに入りたいと思います。

苫米地さん、堤さんなど、TPP反対派
永江さん、堀江さんなど、TPP賛成派

上記のように(著書やSNS、メルマガなどを通して)著名人の皆さんからもいろいろな意見をいただく中で、誰一人、嘘や虚偽の事実を伝えようとしている人などいないことがわかりました。そしてそれぞれの著書や回答の中で下記のような、印象的な提言をされています。

「・・・国民の投票行動でひっくり返せると思っています。それが民主主義というものです」

(上記、苫米地英人氏(著)『TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体 』より引用)

「思い切って自分たちで立候補してしまえばいい」「私たち一人ひとりが「企業ロビイスト」ならぬ、「市民ロビイスト」になって、何が起きているのかを知らせよう」「大事なことは、せっせと働きかけることを止めないこと。」

(上記、堤未果氏(著)『沈みゆく大国アメリカ』より引用)

肝心なのはリスクがあるから全部なしではなくて、いかにそのリスクを小さくしていくかということです。

(上記、永江氏 『 メルマガ回答』より引用)

国民皆保険制度に関しても既に色々と財政的な問題などありますから、TPPを良い機会として見直すのも悪いことではないと思います。

(上記、堀江氏『メルマガ回答』より引用)

本日の結論

「TPPに賛成か反対か!」という極論ではなく、様々な情報を収集し、知見を積み、止(と)めなくてはいけない部分と、そうでない部分を見極める必要があるのではないかと思いました。対して、無知、無関心、無行動、極論。こういった状態に陥ることが一番いけないのではないかと。誰か一人や、どちらか一方の考え方を聞いただけで物事を判断するのはすごく危険です。「よくわからないからやらない」という考えも危険です。自分たちが直面する問題に対して『無関心』なのも危険です。今持っているものの価値に気づかないことも危険です。『無知』だと悪い人達に搾取されます。行動しなければ何も変えることができません。

TPPを通じて、僕は上記のことを、著者や著名人、成功者たちに教えられた気がします。

TPPに限って言うと、今後も引き続き情報を得るようにし、1人でも多くの人に、メリットとデメリットと可能な限りの真実を伝えていこうと思います。そしてその動向を注視し、リスクと思われるものがあれば、それを減退させる方法を考えます(自分一人で無理なら、共通意見を持った人と力を合わせたり、推進力のある誰かのサポートをしたり)。完全に止めさせる必要があると判断したときは、反対意見を持つ政治家に投票をするなど。
それでも、どうしても状況が好転しないのであれば・・・『自分で立候補してみる!』のもいいのかもしれませんね。

参考文献1)『TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体』 苫米地英人(著)出版:サイゾー

参考文献2 『沈みゆく大国アメリカ 〈逃げ切れ! 日本の医療〉』堤未果(著)出版:集英社新書

 

  

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