2日続けて『花』の話題から。昨日はパリの同時多発テロに揺れるSNSに一枚の美しい花の画像が流れてきたという話題でした。
その時思い出したのが、書道家、武田双雲氏のSNSでの言葉。
『他の花になろうとせず 自分の根っこに水をやり続ける』
ー上記『 』内および本稿タイトルの一部ー
武田双雲氏ツイート(およびFacebook)より引用
出展:武田双雲Facebook
たった一文ですが、すごく心にしみました。「他人を妬んだり羨んだり、真似をしたりするんじゃなくて、自分の個性を伸ばそう」という意味ですよね。
※画像はイメージです。本投稿内容に直接関係はありません。
ところで皆さん、武田氏のことはご存知でしょうか?僕は、氏が一時期『笑っていいとも』に出ていた時に初めて知り、以降『人気書道家』と認識していた以外、特に気に留めることもありませんでした。
しかし、先日思わぬところで、武田氏の人間味や人生観を知ることになります。
堀江貴文氏の著書『逆転の仕事論』で、武田氏のことが紹介されていたことに由来します。同著は、ホリエモンの他の著書と違い、堀江氏自身の考えや自叙伝的な話はあまりありません。8名の個性的な(自分らしく生きている)人達が、それぞれの人生観などを語るといった構成になっています。その1名に武田氏が含まれていました。
IT起業家のホリエモンが、「なぜ書道家の武田氏のコメントを取り上げているのだろう?」と疑問に思うとともに興味が沸きました。読んでみると・・・
おもしろい。引き込まれる・・・。
武田氏の章を読み、正直驚きました。ホリエモンとは真逆のイメージをまとった、やさしさと穏やかさが伝わってくる人物像。他人にコントロールされることを避け、何かにハマると周りが見えなくなるほど没頭するという自由な生き方。そのことが武田氏のような人格を生み出したのでしょうか。器の大きさが伝わってきます。実際『逆転の仕事論』の8名の中でも、最も印象的でした。
武田氏は競争や争いによる成功を否定します。目標を持つのはいいが、そのことだけに意識を向けることは現在の自分を否定することにつながる、とも仰っています。※僕の解釈です。
「宇宙レベルで物事をとらえ、人見知りもしない」という氏の考え方に触れて以来、僕も緊張というものを感じなくなりました。
そんな武田氏が発行している無料のメルマガが下記です。
メルマガは一日も欠くことなく、毎朝8:30頃に配信されてきます。9時から仕事のかたであれば、業務開始前に気持ちを落ち着かせてもらえることが出来ます。
メルマガでは著書以上に、ほんわかした言葉が送られてきます。『争わない・競わない』『無いものをほしがるより今あるものに感謝する』『目的に向かって必死に頑張るより、今を楽しむ』的な内容です。著作権の問題があるので、詳細や正確な文面は掲載できませんが、おおよそ上記のような発言をいつもされていて、癒されたり、冷静にさせてもらえたりします。
さすが書道家らしい(※)、といーますか、成功者と言われる人達の中でも他の方と一線を画す独特の思考の持ち主だと思います。(※)武田氏以外の書道家のかたを知りませんので、よくわかりませんが 笑
これまで上昇志向や競争意識にさいなまれてきた僕にとって、目から鱗が落ちるものばかりでした。
成功者と飛ばれる人の中にも、こんな人がいるのか・・・
実際、同時多発テロで衝撃が走っているTwitter内においても、氏のつぶやきは、これまでと全くかわりません。武田氏のような人ばかりになれば、世界は平和になるだろうな~と思わされます。
目標に向かって走り続けることにつかれた人、競争社会に嫌気がさした人、癒されたい人、いちどぜひ登録してみてください!おススメです!
以下は、中盤に登場した著書。
堀江貴文(著)『あえて、レールから外れる。逆転の仕事論』出版社:双葉社