本日は『胃内視鏡受けてみた』の第二回目です。
前回お話ししたように、個人で『内視鏡検査』を受けるうちに、会社から受けさせてもらっていた『集団健康診断』のあり方について疑問を持ったという話でした。
バリウム検査は?
バリウム検査でちょっと何かがあると『胃内視鏡検査をおすすめします』と言われる。逆にハッキリと影が映っている状態までいくと、かなり進行している状態で、早期発見とは言えず、最悪手遅れの場合もあるそう。
検便は?
検便でちょっと血が混じったりしていると『大腸内視鏡検査をお薦めします』と言われる。便潜血では大腸がんを見落とすことがよくあるらしい。
参考1)HEALTH PRESS
健康診断で行う便潜血検査では5割の大腸がんは見つからない!?
レントゲン検査は?
肺レントゲンではっきり影が映るとかなり進行してしまっているらしい。何ともなくてもレントゲンの放射線を浴びることに百害あって一利なしなん聞くこともあるし・・・。
身体測定は?
体重なんかは自宅で測れるし(今は体脂肪率も)、身長なんかは1年で伸びたり縮んだりしないしw
このようにみてみると「一体何のために受けてるんやろ」などと思いませんか? もちろん運良くこの健康診断で病気の初期段階に発見できて、病気が治ったという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それよりも、その分の料金で内視鏡検査始め、本当に必要な検査に充ててはどうかと思ったのです。
参考2)All About 健康・医療
会社の定期健康診断でがんの早期発見は可能か
参考3)日経トレンディネット・健康
「社内健診」のホント!? ウソ!?――知っておくべき「社内検診×がん検診用語の基礎
会社にとっても従業員にとっても、あまりメリットない!?
会社側は国から義務として課せられているため、会社負担で渋る従業員に無理にでも検査を受けさせないといけません。当然従業員からは感謝もされません。
参考4)MFクラウド・公式ブログ
健康診断の義務について事業主なら知っておきたいポイント
-記事より引用-
事業者の皆さんは、従業員が1人でもいると健康診断を実施しなければならないことや、健康診断の実施義務を怠ると50万円以下の罰金が科せられることをご存じでしょうか。
従業員も会社からの命令で、精度の低い検査を受けないといけません。再検査の場合も、誰かが負担しなくてはなりません。僕のように「内視鏡検査をお薦めします」程度で2次検査を受けると、当然自己負担になってしまいます。
つまり毎年のように『内視鏡検査をお薦めします』と言われていた僕は、毎年両方の検査を受けることになってしまっていたのです。会社も僕も、それぞれを負担しなくてはいけませんでした。
「どっちかを受けたら、どちらかを受けなくてもよい」とはならないものでしょうか。
参考5)キャリアパーク・ライフスタイル
「自腹なの!?」会社の健康診断の費用が自己負担になってしまう3つのパターン
市区町村で導入される胃内視鏡検査
さて、最後になりますが、僕と同じようなことを考えている人が多かったのか、学会で認められたからなのか、来春にも市区町村の胃がん検診で、内視鏡検査が導入されると決まったそうです。
参考6)朝日新聞DIGITAL
まー、定期的に精度の高い検査を受けるのはもちろん重要かもしれませんが、それよりも普段から節制し、健康を保つことが出来れば、それが一番ですよね!
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