生検(生体細胞検査)の結果は?
さて、前回の続きとなります。
あれこれ考えても仕方が無いとはいえ、時間が経つにつれ、不安が頭をかすめるようになりました。
元来ビビりの僕のこと。
これってもしかして癌なのでは?父親だけでなく、父方の血筋の大半を癌で亡くしているし。
で、しかもかなり進行していたり、転移していたりしたらどうしよう?手術?それとも、もはや手遅れでそのまま帰らぬ人となるのか!?
・・・・・。
いやいや、ここは一旦落ち着こう。
いや、落ち着いてはいるな。
うん、もしそうなったとしても、取り乱したり、仕事が手につかなくなったり、誰かに当たり散らしたり、そういったヤツにだけはならないよう、今から気を強く持っておこう。
カッコ悪いやつにだけはなりたくない。
という思いが強くなっていました。
我が人生に悔い無し
そこでここまでの人生を振り返り見ることにしました。
人生でやり残したことは?・・・ない。
恨んでいる奴は?・・・いない。
想いを伝えておきたい人は・・・いる、かも。
まー、でも大丈夫かな。特に思い残すこともなさそうやし。
ただ、母のことはすごく心配でした。
父を亡くしたとき、普段絶対泣かない母が、何時間も泣き続けていたのが今でも鮮明に思い出されます。
もう二度とあんな思いはさせたくない・・・。
とは言うものの、人の寿命などいつどうなるかわかりません。
もしも自分がそうなったら、少しでもその悲しみを緩和できるような言動を心がけよう。
そうだ、こう伝えよう。
本当に楽しい人生でした。ありがとう。先立つ僕を許してください。と。
そして母が大好きな石原裕次郎氏の言葉
我が人生に悔いなし
と伝えよう(カッコいい?まだ良性か悪性かも判らない時にあれこれ大げさに考えてカッコ悪い?笑)
最悪の場合を想定すると良くない?
検査翌日は前述のように、うろたえすぎたりしないよう最悪の状況を想定していましたが、その『最悪の状況だけを想定する』ことは先日読んだコーチング本『アファメーション』的には良くないと書いてあったことを思い出しました。
あなたが手にするのは、欲しいと思うものではなく、手に入れることを想定したもの
-『アファメーション』より-
あかんやん!
最悪の状況だけ想定したら、最悪の状況が手には入ってしまう!
そこで最悪の状況だけでなく、『問題なかった場合』、『治療が必要な場合』、『悪性だが簡単な手術で治る場合』など、あらゆる状況を想定し、結果を待つことにしました。
2週間待たなくても結果が病院に届いていたら検査結果は聞けるの?
↑こちらはyesです。検査結果は早ければ1週間ほどで届くことがあり、その場合、(病院に行けば)結果を教えてくれます。
こう言える理由は後述しますが、まずはその経緯から。
前述のとおり初めの1週間は落ち着いており、「生検査から2週間は長いな・・・」とは思ったものの、仕事や勉強にも思いのほか集中できていました。
そんな中、1つ想定していたのは、結果がもしも悪かったら今後食事制限等が必要になるな、ということ。
そうや、今のうちに好きなものを飲み食いしておこう、
と思い立ち、この日も行きつけのバーに脚を運ぶことにしました。
が、ここで少々状況が変化することになります。
バーでは、ビール3杯と食事をいただきました。シメに最近ハマっている九条ネギのサラダをいただいたのですが、これが思いのほか辛く。季節ものだからでしょうか。いままでいただいたなかで一番辛(から)かったのです。※辛(から)かったと辛(つら)かったって漢字にてますよね・・・。
それが災いしたのか、次の日これまでにない頻度で胃がチクチクし始めたんです。
すごく痛い、と言うことはないんですが、チクチクチクチクします。検査前は1日に2、3回だったのが、この日は30分に1回のほどの頻度で痛みだしました。
これはいかん
腫れ物に刺激物をぶっこんだからか・・・、それとももしかしてやっぱりこれって癌?
などと思い始め・・・。
※バーの料理には何の問題もありません。ただこの日は僕の体調にそぐわなかっただけです。
病院に電話してみた
仕事等で忙しくしていると、ほとんど気にならなく、忘れていることも多かったのですが、胃が痛みだすと、そういうわけには行かなくなりました。
ここでも冷静に、論理的に考えてみることにしました。
薬で治るにせよ手術が必要にせよ処置が必要なら早い方がいい。なんともないなら、それも早く判った方が、今後の予定が立てやすい・・・。ブログでも紹介できるし。
この日は生検から10日目だったので、そろそろ届いていてもおかしくないな、と思い、早速病院に連絡したところ、
結果、届いていますよ。来ていただいたら結果をお伝えします。
とのこと。
「それでは本日の夕方伺います。」と伝え、早速出かける準備をしました。
次回に続く
※スミマセン。私事でこれ以上引っ張るつもりはなかったのですが、なにぶん文章が長くなってしまい・・・。後編もすぐ投稿します。
今回の紹介本
最近ネット上でよく『アファメーション』という言葉を見かけるようになりました。いまだに『アファメーション』や『引き寄せの法則』とかを見ると、「うさん臭そう」と思ってしまいますが、『強く願えば叶う』とかいう夢物語ではなく、『自分が本当に求めているものは何か』『それを手に入れるためにはどうすれば良いか』を自問自答するという意味で『アファメーション』は自らを目標達成に近づける、すごくよいツールだと思います。
強く願うだけで欲しいものを引寄せたり、眠っている間に夢が実現したりするなら、楽して好き放題生きる人ばかりになってしまいますよね。
そんなうまい話はないと思っています。
2017年11月第2稿(11/14日号)
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