「45歳からの人生観」カテゴリーアーカイブ

50歳を越えて百合系マンガ、アニメにハマってしまったおじさんの僕2~僕がハマった百合風(?)作品を紹介します~

前回の続き

前回の要約

幼少から40代になるまでは、ごく一般的な趣味趣向のマンガ・アニメにハマってきた僕も、40代中盤にはマンガもアニメもほどんど読まなくなっていました。

その理由は、主人公と自分を重ね合わせて見ることができなくなった、文字通りハマれなくなったからなんですね。

スポーツものやヒーローものは、「自分とは器も次元も違いすぎる」と感じ、男女の恋愛『ボーイ・ミーツ・ガール』ものについては、「もうボーイじゃないし、ガールはおじさんを相手にしないし・・・」ということで、全てが夢物語と化したからなのでした。

40代後半に、あるジャンルのアニメやマンガにハマることに

自分が主人公と同化できなくなってからというもの、通常の恋愛モノの主人公(男)は、単に憧れのヒロインを奪っていく憎いヤツにしか写らなくなりました。

ヒーローとヒロインが結ばれた・・・

ふーん。って感じ。

良いように言い換えると父親目線なのかもしれません。主人公男がいい奴なのはわかるけど、愛する娘を奪っていく憎い奴にはかわりないし・・・的な。(父親になったことはないのでわかりませんが 笑)。

それにどんなに『純愛』を唱おうとも、どんなに純情そうな主人公男だろうと、男女関の恋愛であれば男の側には少なからず、しかし確実に

エロ心

が存在するのです。

しかし女子同士ならどうでしょうか?

女子同士なら

エロ心

が無いこともありえる!

・・・かもしれないのです。なんと美しい。

これぞ純愛、ではないでしょうか!?(独身妄想オヤジの戯言です。スルーしてください)

そんなこんなで僕の場合、百合系が好きと言ってもエッチなシーンが絡んでくると引いてしまうので、あまりハードなガチものはダメです。

「本物の百合ファンじゃねーよ」と思われたかた。

はい、すみません。なんちゃってファンなのであしからず。まー百合系というより『百合要素を含んだマンガ』といったところでしょうか。ご了承ください。

僕がおじさんになってからハマったマンガ・アニメ作品

50代前後にハマったマンガ、アニメ

さて、ここまでダラダラと脇道にそれてきましたが、それではそろそろ本題の、僕が最近ハマった『百合(要素を含む)マンガ(アニメ)』を紹介したいと思います。

『響けユーフォニアム』

当ブログでも何度か紹介させていただいている『響けユーフォニアム』

主人公の『くみこ』には、後に付き合うことになる『シンイチ』という幼なじみがいます(その後すぐ、その付き合いは『一旦解消』となるのですが・・・)。にも関わらず全編通して親友の『れいな』に対する『恋心にも似た憧れ』が描かれていて、かなりキュンときます。

一方、親友のれいなにも『異性として切ないほどの恋心』を抱いた教師がいるのですが、それでも親友のくみこに対し、こちらも恋心にも似た感情があると伺えるシーンがあります。

「響け! ユーフォニアム」Blu-ray BOX

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そしてこの『響け! ユーフォニアム』の登場人物の中で、最も長期にわたり、最も強い同性への憧れ(恋心)を抱いていたのが『みぞれ』でしょう。

人付き合いが苦手で友達もいなかったみぞれを吹奏楽部に誘った、友達が多く人気者の希美。希美への切なく一途過ぎる想いが爆発するセカンドシーズン第4話は僕が最も好きなエピソードです。

おそらく、多くの視聴者も同じ想いだったのでしょう。二人のエピソードは劇場版スピンオフとして映画化されています。

それがこちら↓

『リズと青い鳥』

リズと青い鳥[DVD]

『女子高生の無駄遣い』

これは、ツイッターの相互フォロワーさんに最近教えてもらったことで知った作品なのですが、女性が主人公のマンガの中では、僕の50年の人生でNo.1といえる作品です。

基本『百合』を題材としたマンガではありません。僕としては『ギャグマンガ』と位置づけたいほど笑えます。

登場人物は全員もれなくキャラが濃く、でも純粋で優しい人ばかり。

ごくわずかな男性キャラ達も含め、全員愛おしくなります。

中でも主人公の田中(ニックネーム:バカ)さんは、最高キャラの持ち主。主要キャラの中では、一番バカで、一番ルックスも劣っていて、一番モテません。

それでも一番の愛されキャラで、その為、ストーリーも所々、うるっときたり、切なくさせられたりします。

現在のマンガ界を見渡すと、脇役がずい分華やかになったのはいいのですが、反面、主人公の陰が薄くなってますよね?

その中でも希有な、強烈な個性揃いの脇役の更に上をいく

『絶対主役』

といえるような存在です。

今回この作品を『百合系要素』として紹介させていただいたのは、作品中『姉妹愛』『祖母への愛』『女の友情』が描かれているのに対し、『男性への愛』が皆無といえるからです。※現在6巻まで販売

それと、No1美形女子高生の『リリィ』(ニックネームからして百合 (笑))が女子好きなこと、No1モテ女子の『マジメ』は女性からモテまくりで、自身も同級生の女子高生『ロボ』に恋心を抱いていること、などからです。

『徒然日和』

続いて紹介するのが『徒然日和』。こちらは前述の作品より、もう少しハッキリと百合要素を表現しているといえます。

特に主人公(?)はハッキリと親友の女の子に対し恋心を抱いていると自覚ありです。

ただし、エロとかは特になく、本当にほのぼのと日和っている物語です。※現在2巻まで発売

特に七椰と実里(↓2巻の表紙の二人ね)の関係は、「これって理想の夫婦像やん!」と思わされる雰囲気で、独身のオジサンからすると、「こんな彼女か奥さんいたら人生一生幸せやろうな~」と思わされるほどキュンキュンしますよ!

徒然日和: 1 (百合姫コミックス)

徒然日和(2) (百合姫コミックス)

いずれもキスシーンが出てくるか、それすらないかという程度ですが、その位の淡い恋心がまたよいのです。

また何となく笑えるのが、主要4人の中でもたぶんこの娘が主人公?と思う『真冬』。すごく美人ということを除けば、勉強もあまりできず、友達も少なく、性格も?な、主人公にはありえないような、『特にこれといった特徴がない女の子』なんですね。

『セインティア翔』

有名な『聖闘士星矢』のスピンオフとも言える作品です。ただのスピンオフと侮るなかれ。原作の作者『車田正美』氏の監修の元描かれたストーリーなので、内容に雑なところは一切見当たりません。原作の登場人物も大切に扱われ、裏話的なストーリーも多く、興味深く読み進められます。

また、ありがちなスピンオフや同人マンガなどと違い、イラストが美しいです。原作の登場人物を更に少女マンガ化したような絵は美しく、ストーリーを更に引き立てます。

今回この作品を『百合要素あり』としたのは、作品の主要キャストはほぼ全員女性(ほぼ少女?)で、皆アテナ(城戸沙織)への愛を胸に戦地に赴くというストーリーだからです。

聖闘士星矢セインティア翔 2 (チャンピオンREDコミックス)

『サエイズム』

こちらも『百合系』というのとは少し違いますが、サスペンス調でのめり込む作品です。

元々おとなしく引っ込み思案な性格の主人公は、引っ越しを期に周りからいじめられるように。

そんな主人公を救ったのは、学園のスーパー・ヒロインの『サエ』。二人はすぐ親友になるのだが、実はサエには恐ろしい一面が・・・。

この作品は『ミステリー』なのですが、ストーリーは全般に、美しく、勉強もスポーツも完璧にこなす絶対ヒロインの『サエ』に対する憧れ、愛、恋、などを含めて展開します。

もちろん主人公もサエに恋心を抱いたり、恐怖を抱いたりしながらストーリーは進みます。

サエイズム 3 (チャンピオンREDコミックス)

『ソウナンですか?』

この作品については、現在5巻まで発売されていますが、ほとんどといっていいほど『百合要素(恋心的なもの)』はありません。

ただ、無人島に修学旅行中の女子高生4名だけが遭難してしまうという物語のため、登場人物はほとんど女子(数名の男性も登場しますが)。

そのため少なからず、女子同士の肉体的接触のシーンはあるのです。(というとすごくいやらしく聞こえますね 笑。敢えてこう書いたのは、無人島のサバイバル生活の中では、性的では無いものの、口づけやその他(活字にはできないような)女性同士の肉体的接触のシーンがあるからなんです。))

もちろん基本は女子同士の『友情』を描いた物語なのですが、感動するシーンもあり、巻を増すごとに面白くなってきている為、今回この『百合要素特集』にエントリーさせていただきました。

ソウナンですか?(2) (ヤングマガジンコミックス)

その他、多数の『はなにあらし』『付き合ってあげてもいいかな』『君が死ぬまで恋をしたい』なども良かったのですが、なんちゃって百合系ファンの僕には、少しエロシーンが過激だったり、逆にほのぼのしすぎだったり、現時点では『すごくハマった』というところまでいっていない作品も多くあります。

以上、現時点までで僕がハマった『百合要素マンガ・アニメ』の紹介でした。

Eye-Catch Photo by Krzysztof Niewolny on Unsplash

 

50歳を越えて百合系マンガ、アニメにハマってしまったおじさんの僕・前編 ~僕がおじさんになる前にハマっていた熱血ヒーローマンガを紹介~

50歳を越えて百合系マンガ、アニメにハマってしまったオジサンの僕

僕はあまりマンガは読まない方だと思います。特に40歳を越えた頃からは、ほぼ皆無。

それが最近は暇さえあれば、いや、暇を作ってでも読むようになりました。

特に百合系の漫画に・・・

百合系といってもガチなヤツではありません。キスシーンがあるかないか程度のソフトなものに限ってなのですが、何作品か一気読みしました。

今回はまず、なぜ僕がこの歳になって、レズ系・・・じゃなかった百合系の作品にハマったのかという原点とも言うべき、過去にハマっていたマンガ、アニメを紹介したいと思います。

僕がオッサンになる前にハマっていた百合系以外のマンガ、アニメ

僕がおじさんになる前に

どこかで聞いたことあるようなタイトルですね。

若い方は知らないかもしれませんが、ちょうど僕ぐらいのおっさん、おばさんとよばれる年齢の方々はお気づきではないでしょうか。

そう。ひとつはスピッツの名曲『君が想い出になる前に』。そしてもうひとつは、一世を風靡し今なお活躍を続けるイケメン俳優『江口洋介』さんの奥様『森高千里』さんの代表曲『私がおばさんになっても』に響きか似ているのですね。

まーそんなムダ話はいいとして、僕自身こんな(おっさんと呼ばれるような)歳になって、マンガやアニメの再ブームが自分自身に到来するとは思ってもいませんでした。

僕が百合系にハマるずいぶん前にハマっていた非百合系作品

なぜ50歳を越えた独身男が今さら女子同士の恋愛ものにハマったのかというと・・・

その理由は、僕がこれまで歩んできた人生(主に恋愛経験や女性経験)と、読んできた(見てきた)作品のヒストリーに大きく影響受けているように思います。

僕が子供の頃は、他の少年達に漏れず、スポ根(スポーツ根性)ものやヒーローものにハマっていました。

恋愛ものなどは「女みたいでナヨナヨして、あんなもの男が読むもんちゃうやん!」と、硬派を気取っていました。

それがまさか、50歳にして恋愛もの・・・しかも女性同士の恋愛作品にハマっているとは、子供時代の僕が見たらショック死するかもしれません。

10代にハマったマンガ、アニメ

さて、そんなことはともかく、取り急ぎ僕が若い頃に夢中になったマンガやアニメを駆け足で紹介したいと思います。

『リングにかけろ』

今考えると結構『トンデモ』マンガだったような気もしますが、最近主流のバラエティ豊かな脇役陣、必殺技や必殺パンチなどが次々登場するマンガやアニメの走りだったような気がします。

リングにかけろ1 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)

『あしたのジョー』

僕のヒーローといえばこの人をおいて他になし。矢吹丈ですね。社会に対する反抗、不良、スポーツ、女性にも権力にも媚びない、まさにこの時代のヒーローの要素を全て兼ね備えたヒーローのなかのヒーローでした。

あしたのジョー2COMPLETE DVD BOOK VOL.1 (<DVD>)

『炎の転校生』

今でこそ見かけますが、当時ではあり得なかった『マヌケなヒーロー』がこのマンガの主人公『滝沢昇』くんでした。それでも僕の読んだ漫画史の中で『最も愛すべきキャラ』だったように思います。

[まとめ買い] 炎の転校生(少年サンデーコミックス)

『湘南爆走族』

超名作中の名作と言って過言ではないでしょう。よくある不良や暴走族のケンカマンガかと思っていましたが、友情・恋・人生。まさに『青春とは』を描いた作品です。

[まとめ買い] 湘南爆走族 (電子書籍版)

『To-y』

当時としては画期的な、主人公がアーティストのマンガでした。しかも、割と日常生活を描いたままストーリーが進行していくのですが・・・。

たった10巻しかないこのマンガ。何故か20巻以上のストーリーだったように感じさせられる、思い出すと自分もその世界観の中に居たかのような、僕の中では絶対に外せないマンガです。

TO-Y 全10巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]

10代はやはり絵に描いたようなヒーローものばかりですね

20代にハマったマンガ、アニメ

『オフサイド』

よく『キックオフ』というマンガと間違えられますが、ラブコメの方ではなくガチのサッカーマンガの方ですね

[まとめ買い] オフサイド

ちなみに下記がよく『オフサイド』と言うと間違えられるラブコメ『キックオフ』。

キックオフ [マーケットプレイス コミックセット]

この『キックオフ』週刊少年ジャンプに連載されていたので、単行本を買ったことは無くても、ほぼ全編に渡り話は知っています。

学生同士の淡い恋愛を描いた、ちょっとエッチなラブコメディです。

実は僕、子供の頃は「キックオフなんか軟弱な男が読むマンガ」とバカにしていましたが、実は毎週エッチな展開が無いかドキドキしながら読んでいました。

『今日から俺は』

最近実写ドラマ化されてブームになっているようですね。こちらも『主人公が卑怯者』という斬新な設定に、すでにこの頃には時代遅れだった『不良マンガ』を組み合わせた非常に面白いマンガでした。

[まとめ買い] 今日から俺は!!(少年サンデーコミックス)

30代にハマったマンガ、アニメ

『スラムダンク』

大人になってから、これほどアツくなったマンガはないかもしれません。安西先生のエピソードを知っていただけも、色々な場面でネタになりました w

SLAM DUNK(スラムダンク) コミック 全31巻完結セット (ジャンプ・コミックス)

『GTO』

GTOは先にドラマで知りました。※EXILEのアキラさんが主演していたものよりも、ずっと前の古い方です。

反町隆史さんが主人公の先生役、松嶋菜々子さんが同僚の女性教師、小栗旬さん、窪塚洋介さんが生徒役で出演していた大人気ドラマです。

俳優陣の豪華さももちろん内容もインパクト大で印象的だったのですが、マンガを先に知っていた人が「マンガがすごすぎて、ドラマは薄っぺらく感じた」と言っていたことにすごく驚かされた記憶があります。

あのドラマが薄く見えるほどの内容のマンガって一体・・・

読んでみて納得しました。

単なるはちゃめちゃマンガではなく、生徒一人一人が闇を抱えていて、それぞれに教師である鬼塚先生がぶつかっていくという物語。

それぞれのストーリーが、よく調べられた上に作り込まれた玄人も唸らせるような展開なのです。

[まとめ買い] GTO(週刊少年マガジンコミックス)

『はじめの一歩』

一戦一戦ドラマがあって熱中しました。涙が出そうなほど感動したエピソードもあります。

が、さすがに最近は引っ張りすぎ感が否めず・・・

はじめの一歩(126) (講談社コミックス)

と、まーこんな感じで、ふつう2次元ヒーロー達が自分とは能力もメンタルも別次元にあることに気づくであろう30代になってもなお、幼少期のなごりか、スポ根ものを読み続けていたのでした。

40代にハマったマンガ、アニメ

無し

スポ根ものや男女の恋愛ものに響かなくなった僕

しかし40代になると、スポ根ものにさえ興味が無くなり、ついにはこれまでハマっていた『はじめの一歩』の新巻が出ても購入しなくなりました。

50巻以上買いそろえていたコミックも、ほとんどヤフオクで売ってしまいました。※『はじめの一歩』は高額で売れました!ありがたや!

自分がアニメやマンガの主人公とは違うと気づいたから

幼少の頃は、天才、または努力によってどんどん一流プレイヤーに成長していくスポーツものが大好きでした。

自分もこの主人公(ジョーや翼くん)のようになるのだ!

とドキドキ・ワクワクしながら見ていたものです。

それがだんだん歳と共に判ってくるのです。

将来プロや一流アスリートになる人物は10代までにその片鱗が現れています。

僕のように20歳前後(アラトゥエとかわ言わんか・・・)でスポーツマンガに憧れているような凡人アスリートは、一生凡人のままで終わるに違いないのです(一般論)。

ましてやケンカ最強で、みんなの人気者、どんなピンチにも屈せず周りを助けるヒーローなど、

なれるわけないやろ!

と、気づき始めるのです。・・・(「今?」「普通初めからわかるやろ!」とツッコまれそうですが。)

この気づきに伴い漫画やアニメの主人公に自分の姿を投影出来なくなりました。

恋愛もの(ラブコメディ・ラブロマンス)については?

男女の恋愛ものについては映画やドラマも含みほとんど見たことがありません。

前述のように僕が時代背景もあり硬派を気取っていたからと言うのもありますが、何よりこれらはスポーツものやヒーローもの以上に、努力や策の介入する隙がなかったからなのです。

ほぼ運まかせ・・・

または生まれ持ってのイケメンか、神のような人格の持ち主でなければ、『タッチ』の浅倉南ちゃんのような女性はゲットできないのです。

実写でいうならば、古くは織田裕二さん、キムタク、最近では山崎賢人さんあたりでしょうか。またはマンガのヒーローと自分を重ね合わせられる人ならいいのです。

俺は上杉達也だ!(タッチ)とか、俺は山崎賢人(イケメン俳優)だ!

とか・・・笑

しかし本来思春期を迎えるはずの10代にモテ氷河期を迎えていた僕にとっては、そこまでの想像力(妄想力・勘違い力とも言う)は持つ術もありませんした。

自分が恋愛もののヒーローと同化できないとなると・・・

後はどんなマンガを見てもアニメを見ても、主人公の男達に連戦連敗しました。憧れのヒロイン達が、自分ではない、その物語のヒーロー達に持って行かれるのを口惜しく見送るしかないのです。

もうおわかりでしょう。そんなこんなで、僕は普通の恋愛ものはもちろん、ヒーローものもスポ根ものも、40歳を過ぎる頃には見なくなっていたのでした。

そんなこんなで、すっかりマンガもアニメも、宮崎映画すら見なくなった僕ですが、50歳を目前に、『百合系(ソフト)』にハマることになるんですね。

いつものように長くなってしまったので、本題の『おっさんがハマった百合系マンガ、アニメ』については次回に回させて戴きます。

お楽しみに!

Eye-Catch Photo by Matt on Unsplash

 

いつも(たまにを含む)Facebookで『いいね』をくださる心優しき知り合いの方々へ。

FACEBOOKで『いいね』をくださる心優しき知り合いの方々へ。

このタイトル、嫌みでも、『いいね』をくれない人に対する皮肉でもありません。ましてやバカになど決してしていません。

今回は日頃の感謝と、お世話になっている方々に報告がありこのような投稿をするに至りました。

ご存じの方もおられるかと思いますが、2019年の初旬、僕は勢いで個人事業主申請をし、形式上独立をすることになりました。しかもIT関連業・・・

約4年前にブログを始めた頃はITど素人だった僕も、ブログを運用する中で少しはプログラムやデータベースのことに詳しくなり、『働きながら英語を学ぼう!』という目的で副業的に勤めていた宿泊施設ではシステム保守・運用や、Webサイト作成を任されるほどになりました。

信用して任せてもらえるというのは嬉しいものですね。ほどよい重圧と責任感で、業務に取り組みました。

そうこうするうちに、Webサイト作成や編集がすごく楽しくなり、最近では「趣味かよ!?」というまでの域に達しました。

「もっとどんどんWebサイトを作りたい!編集したい!」という願望が沸いてきたので、お馴染み当サイトHISSHI.JPの他に、2つのサイトを起ち上げ、ブログも既に定期的に更新中です。

で、今回お伝えしたかったのは下記。

今後、僕はFacebookでこれまでとは違ったジャンル(IT系や旅行など)のブログを多投していこうと考えています。

これらは、リアルのお知り合いに向けたものではなく、「同じ趣味や興味を持っておられる世間一般の方に、どれだけ関心を持ってもらえるか」を測る材料にしたいと思っています。

ですので少々ウザいと思われるかもしれませんが、お気を遣われず、スルーで全然結構です。

ただ、誰の投稿とか関係なく、そのタイトルやさわり部分で興味を持っていただき、その内容が本当に面白かったときは、是非「いいね」をいただけましたら、これほど嬉しいことはありません。

当サイト『hisshi.jp』も、あまり更新していないにもかかわらず、おかげさまで月4~5千PVは平均的にいただけるようになりました。

7月は過去最高の6,000 PVを軽く越えるペースです(大した数じゃないですが  笑)。

ただ、アクセスがあるのは、下記のような『情報収集目的』の投稿ばかりで、僕の人生観や人間関係など誰も興味ないんですよね。

  • メールソフトの裏技的使い方
  • 英検2次面接はどんなん?
  • コーチングってうさんくさいのか?
  • 内視鏡検査を受けた話

なので今後は、『情報系の投稿』については、新たに起ち上げた下記サイトに委ね、当サイトはこれまで以上に『おっさん(僕)の人生観や人間関係』について語るサイトにしたいと思っています。

新規サイト1)ちょっと変わった旅行・観光情報の真偽を僕が確かめに行ってレポートしているサイト
新規サイト2)50歳で独立してしまった僕が頑張ってITについて語っているブログ

Eye-Catch Photo by Con Karampelas on Unsplash

「どうでもいい」発言は本当にカッコいいのか。~些細なことや『どうでもいい』ことなど短い人生に本当は無いのでは~

「どうでもいい」発言は本当にカッコいいのか。

そんなこと、どうでもいいよ

よくドラマやリアルでも耳にするこの言葉。

僕も以前はよく使っていました。意図的に。かっこいいと思ってたから。

どんなところが?

些細なことを気にしない大きな人間のように見えるから。

または

「人生なんてこんなもん」と冷めたクールな人物に見えるから。

実際よく映画やマンガ、ロックミュージシャンなど、ワイルドで刹那に生きる(キャラ)の人達がよくこのセリフを使用しており、カッコよく見えたものです。

ほとんどアニメを観ない僕の、数少ない大好きなアニメに『響けユーフォニアム』という作品があるのですが、そこに登場するカリスマキャラクターの『アスカ先輩』も、何度かこのセリフを使っていました。

でも今になって思うのです。

果たしてこのセリフは本当にかっこいいのか?

もちろんこのセリフが使われる場面、状況、何に対して言っているのかで全くその意味は違ってきます。

稀に、本当にどうでもいいこと(笑)や、興味が湧かない事柄は誰にでもあります。

僕が今回取り上げるのは『どうでもいい事柄』ではなく、その発言を頻繁にする人物について、そしてこの発言が果たしてカッコいいクールなものなのかどうか、ということです。

『どうでもいい』発言を多用する人ってどんな人?

このセリフ、使わない人は全く使いません。

本当にどうでもいいなら、相手に、誰かに、それを敢えて伝える必要がないからです。

このセリフを言う人は、「自分はそんな些細なことを気にしない大きな人間なのだ」とアピールしたい(実は大したことない)人物か、「そんなつまらないことで私の貴重な時間を奪わないでほしい」という、他人の心配事など本当にどうでもいいワガママな人なのではないかと。

先日紹介した見城徹氏、藤田晋氏の著書『憂鬱でなければ仕事じゃない』にこういう一文があります。

小さなことにくよくよしろよ

「小さなことにくよくよするな」これは人生訓としては、その通りだろう。しかし、こと仕事においては、小さなことでくよくよしなければ、相手の心は摑めない。ましてや大きな仕事など、できるはずがない。

-『憂鬱でなければ仕事じゃない』より-

小さなことすらきっちり出来ない、小さな約束すら守れない、そんな人になぜ大きなことが出来るのか、そんな人に大きな仕事を任せられるのか、ということでしょう。

前述のアニメ『響けユーフォニアム』の”あすか先輩”の発言の真意も後に分かるのですが、母親との確執の中で「自分は皆のように遊び半分で音楽をやっているのではない。だからこそ他人の事に構う余裕などない。心の底からどうでもいい」という発言につながっていたとのことでした。

ところで僕はこのアニメのキャラクターでいうと『あすか先輩』より『ゆうこ先輩』が好きです。

いつも他人のことを心配して、些細なことにも大騒ぎする。でもそれは自分のことではなくいつも他人のこと。

僕はこんな人が大好きですし、自分もなりたいと思っています。一見このタイプの人はお節介で偽善的で『めんどくさい』と見られがちですが、実は本当にかっこいいのはこういう人なのではないか、と思っています。

このサイト名にある『hisshi(ヒッシ)』の意味はもちろん、『何事にも必死に取り組む』のヒッシです。

僕自信がよく他人から「ヒッシやな」と、良い意味でも悪い意味でも言われることがあることから命名したものです。

僕の場合は自分のことに必死な場合がほとんどだったんですけどね。

今後は他人のことにも必死になれる、めったなことで「どうでもいい」などと言わない、本当の意味での『かっこいい人間』になりたいと思っています。

Today’s Recommend

文中にも出てきた著書『憂鬱でなければ、仕事じゃない』を紹介します。

憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫)

それともう一つ。最近劇場版が公開されましたね。先日見に行ってきました!映画の感想についてはまた後日ブログで投稿します!

響け! ユーフォニアム(第1期)コンプリート DVD-BOX (全13話, 325分) 武田綾乃 アニメ [DVD] [Import] [PAL, 再生環境をご確認ください]

関連ブログ

Eye-Catch Photo by freddie marriage on Unsplash

 

実際のQUEENのコンサートに行ったことのある僕が映画『ボヘミアン・ラプソディ』について語る

映画『ボヘミアン・ラプソディ』大ヒットの後、現QUEENの来日が決定しましたね!

ということで今回は『実際QUEENのコンサートに行ったことのある僕が映画『ボヘミアン・ラプソディ』について語る』をお送りします。

はい。今回はただ自慢したいだけの投稿です。

僕の自慢


繰り返しますが、QUEENのコンサートに行った。これは数少ない僕の自慢のひとつです。
それとニューヨークでW松井&イチローを見たということでしょうか。(どちらも自分が成し遂げた功績ではなく、『単にスターを見た』というだけです)

QUEENについては僕がまだ中学生か高校生だったころ、大阪城ホールで行われたコンサートに行ったことがありました(確か僕の人生初のライヴ)。

さて、そんな僕が時を経て(歳をとって)、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を見に行った感想をお話ししたいと思います。

結論から言うと泣きました。感動して。

役者は皆そっくり。特にギターのブライアンが。強いて挙げるならフレディ役のラミ・マレックが小柄だったため大柄なフレディとはどうしても違和感が拭えなかったのは事実です。

とは言え、実物を見たことがある僕でさえ(またここで自慢)、完全に映画に入り込める程の出来映えでした(上から目線)。

中でもライブエイドのシーン。映画のタイトル曲『ボヘミアン・ラプソディ』でいきなり泣きました。

『ボヘミアン・ラプソディ』はオペラとロックが融合した、曲調が突然激変する、今聴いても斬新で印象的なメロディーの曲です。

そこに「母さん、人を殺してしまった・・・」と告白する衝撃的な歌詞が乗ってくるのです。

人間歳を取る度に涙もろくなるものです。特に故郷の母のことを思い浮かべたりすると・・・(僕の母は近くに住んでいますが)

それがこの映画のクライマックスでいきなり演奏されるのです。

とても泣かずにはいられませんでした。初めてこの映画を観に行った時は1人だったのですが、泣くのを堪えようとして座席がガタガタ震えるほど感動してしまいました。

ライブエイドのシーンで流れた曲は一般的にも有名?

その後ライブエイドのシーンでは、『Radio GA GA』『Hammer to Fall』『We are the Champion』と演奏され、劇場はさながらライブ会場のように、いやライブ会場以上のテンションで最高のエンディングを迎えます。

いや~、よかったよかった!

と思い劇場を後にする際、ふと疑問に思ったことが2点ありました。

1点は、ライブエイドのシーンで流れた曲の内、『Radio GA GA』『Hammer to Fall』の2曲。もちろんファンにはお馴染みのライブ曲なのですが、あまり日本のCMやドラマなどでは聞かなかったようなきがします。

当時のQUEENをご存じない若い方や、「それほどQUEENにハマってたわけでは無いけど映画には興味があった」という方にとっては、

もしかしたらあまり馴染みのない曲なのかもしれないな

と、思ったのが1点。

もう1点は、映画のフレディの歌声。

全く違和感なく感動して聞けたけど、

本人の歌声では無いよな・・・

でもファンが聴いても違和感ないって、どうやって作っているのだろう。コンピューターでフレディの声を焼き直したとかかな。とか色々疑問が浮かびました。

ググってみると、やはりフレディ本人の声ではありませんでした。

カナダ出身のマーク・マーテルさんという方が歌っているのだそうですね。

実際のQUEENのコンサートに行ったことのある僕が映画『ボヘミアンラプソディ』について語る

では最後に本題に入ります。

実際にコンサートに行った人にとっては、映画は所詮映画で、観客も(基本)歌ったり踊ったりしないし、実物が目の前にいるのとスクリーン内では違うのか、という点について。

友人たちにもよく聞かれます。『実際のコンサートは、さぞすごかったんやろうな』と。

で、はっきり言いますと、

映画の方がよかった!

というのが正直なところです。すみません。期待外れのオチで(笑)

僕は30代位までは、洋楽邦楽関わらずコンサートやライブによく通いました。

いつも思ったのは『会場が大きくなればなるほど、そしてステージから遠くなればなるほど冷める』ということです。

音は爆音でも、遙か遠くに豆粒のように見えるスター。

特に海外ミュージシャンの場合、シンディ・ローパーやデュラン・デュランなども行きましたが、言葉が通じないと言うこともあり、MCはほとんど無し。新曲のプロモーション中心で、最後あたりにお約束のヒット曲を何曲か演奏して終わり。

という流れなんですね。

僕がQUEENのライブに行ったときは、確か『Radio GA GA』や『Hammer to Hall』などが収録されたアルバムが発売されたところだったため、まだラッキーだったとは思いますが。

それに対し、映画では、まるで自分たちがステージにいるかと錯覚するほどの映像技術でストーリーが展開します。

ヒット曲だけを、まるでステージでQUEENと一緒に演奏しているかのような気分になれるのです。

しかもコンサートのように新曲プロモーションに時間を割いたり、ムダに間延びさせるようなこともありません。それどころか彼らの生い立ちや秘話、人間関係なども知った上で、最高の楽曲が流れるのです。

今回の結論

実際にQUEENのコンサートに行ったことのある僕からしても、映画『ボヘミアン・ラプソディ』は最高でした。実際のコンサートの何倍も。

他にもミュージシャンを題材にした映画がありますが、僕はそれらは見たことがないので、良いのか悪いのかはわかりません。

ただ、今後この『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットを受けて、他のミュージシャンの映画もどんどん作られることを願っています。

Today’s Recomend

今日は何と言っても『映画ボヘミアン・ラプソディ』でしょう。映画では放送されなかった実際はQUEENがライブエイドで演奏した2曲(を映画版で撮っていたものでしょうか?)を追加したDVD&Blue-Rayです。

僕もほしいです!

ボヘミアン・ラプソディ 2枚組ブルーレイ&DVD [Blu-ray]

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不満と引き替えに得たもの ~人は過去の想い出と共に生きられるか~

僕のこれまでの人生を振りかえりみると、本当に楽しく、幸せな人生だったと思います。

もっとイケメンに生まれたかったとか、お金持ちになりたかったとか、あと五センチ脚長く生まれたかったとか高望みするときりがないのですが、それでも家族や友人に恵まれた幸せな人生だったと思います。

ところが、です。

僕はいつも何らかの不安を抱えて生きてきたような気がします。

いや、若い頃はそれほど不安などはなかったのですが、その代わりに不満が多くあったと思います。

学校や社会や職場に。

歳と共にその感覚は薄れたのですが、その代わり常に不安が付きまとうようになった気がします。

常に楽しいのに何故が先行きに一抹以上の不安を感じる

50歳近くなった今でも恋しまくってます。仕事もこの歳になり本当に熱中できる仕事に出合いました。この数年を振り返るだけでも自分でも驚くような嬉しいことがいくつもありました。

では何がそんなに不安なのか。自分に自信がないからなのか、年齢的にこれ以上成長が期待できないからなのか。

思い返すと27歳になった日の朝

「うわ~、27歳のおっさんになってしまった!もう合コンやナンパとか出来ない!」

と悲しくなったことを思い出しました(自分のなかで勝手に27歳以上の大人がナンパや合コンをするのは世間的によくない、と思い込んでいたんですね 笑)

実際は30代後半まで合コンとかしてましたし、50歳近くなった最近でも飲み屋さんとかで、感じ良さそうな女子グループがいると「いっしょに飲みませんか?」と声かけたりすることもあります。

恋愛にしても35歳位の時に、

「もうこんなオッサンを若い子は相手にしてくれない」

と悲観していましたが、最近でも20代前半の女の子とデートしたり(と言っても食事か飲みに行くぐらいですが)、かなり年下の女性と付き合ったことも何度かありました。

※僕は比較的若い女性好きですが、好きになる人が全て年下というわけではありません。と、フォローしておきます。

人は過去の想い出を胸に生きていくことは出来ないのか

この記事を書いている今でも今後を考えると少し不安です。サラリーマンではないから収入について不安になるのでしょうか?50歳近くなっても独身だから、将来孤独死するんじゃないか、親も自分もいつまで元気でいられるかわからないことが不安なのでしょうか?

すべてだと思います。若い頃は「親がいついなくなるかわからない」という不安も無かったですし、仕事についても「失職したらまた探せばいい」程度に楽観視できていましたから。

結婚願望も無かったとはいえ、なんとなく40歳までには結婚してるんだろうな、と思っていました。奥さんがいて、子供がいると不安とか寂しいとか言っている場合ではなくなるのだろうと。

でも果たしてそうなのでしょうか。

サラリーマンで、結婚していて、子供がいたりすると、寂しさを感じることも無ければ、不安もないのでしょうか。

そんなことはないのでしょうね。

恐らくまた別の不安や寂しさ、または不満などがあるのではないかと思います。

結局は性格の問題?

行き着くところ、やはり性格の問題なのかもしれません。サラリーマンだろうと無職だろうと、既婚だろうと独身だろうと、健康だろうと病気だろうと、楽観的かそうでないか、自分を、自分の将来をどこまで信じられるか、で大きく違ってくるのかもしれません。

僕の場合も、常に「この先どうなるかわからない」という不安を抱えながら過ごしてきました。でも実際はほとんどの時期において楽しく、充実した時間を過ごしてきました。

「今まで大丈夫だったのだからこれからも大丈夫」と思えたら楽なのにな、とはいつも思います。

これからのことは不安だけど、これまではすごく楽しかったから、それだけでOK !と思えれば・・・とも。

その反面、こうも思います。

苫米地英人氏の著書に下記のような内容のことが書かれていたのですが、

人間が不安になるのは、危機回避のための動物的本能である、と。

それにサラリーマンをやめたのも、独身を通しているのも、色々事情があったとはいえ、結局は自分自身が選んだのではないかと、この頃思うようになりました。

不満と引き替えに不安を選んだのだ

と。

う~ん。またも名言が飛び出したところで、今回の記事を閉めたいと思います。

あ、その前にもう一つ。

ホリエモンの日めくりカレンダーにこんな言葉があったのを思い出しました。

人生の不安を消し去るのは情報

Today’s Recommend

本日は文中にも出てきた苫米地英人氏の著書を紹介します。

これを読んだことで不安やイヤな気持ちが完全に払拭されたということはなかったのですが、それでもかなり気持ち的には楽になりました。

「イヤな気持ち」を消す技術

Eye-Catch Photo by Laura Fuhrman on Unsplash

 

コーチングを学ぶと『モテる男』になるか2 ~アファメーションは恋愛にも使える!・・・かも~

コーチングでモテるようになるのか!?

はい。なりません。

コーチングでもてるようにはなりません。

 

久しぶりにこのくだりを使ってしまった・・・。

これまで僕はアファメーション(※)の1つの手法『エフィカシーを高める』ということを仕事や対人関係に活かしてきました。

その効果があったのか、実際仕事では自分でも驚くようなありがたい話をいただけるようになりました。

3年前、アファメーションを知るまではITリテラシーが一般以下だった僕が、IT系の仕事で独立するなど誰が想像したでしょう。

現在でもこの流れは続いています。

※アファメーションとは

アファメーションという言葉は、持って生まれた潜在能力、思い描いている理想、望まれる結果を自分に信じ込ませ、効果的な目標設定を行うことを意味します。

ールータイス著『アファメーション』よりー

ルータイス氏、苫米地英人氏の著書でエフィカシーは『自己効力感』『自己肯定感』などと書かれていたと記憶しています。

先日の投稿にもランクインさせたほど効果を感じています。

アファメーションは恋愛にも効果を発揮するのか

しかしこの手法も

恋愛においては効果を発揮しない

少なくとも当てはまる人とそうでない人がいると思っていました。

なぜなら僕は恋愛においては

俺ってけっこうモテるんじゃないか

と調子に乗った時は必ずといっていいほどフラれてきたからなんです。

逆に、好きになった女子に彼氏がいたり、その子が高嶺の花だったりして『自分には無理だな』と思ったときは、意外にも仲良くなったり恋仲になれるということを経験してきました。

ダメだ・・と思ったときは上手くいく、イケる!と思ったときは失敗する、という、エフィカシーを高めるという作用とは反対の結果が生まれてきたからです。

その為こう思っていました。

エフィカシーが効果を発揮するのは、

日頃からコンプレックスを持っていて、”自分はダメな人間だ”と思っている事柄についてのみ

なのではないか。と。

ところが、あることをきっかけに

そうとは限らない

アファメーションは恋愛にも使える!

と思うようになったのです。

アファメーションが恋愛にも使えると思うようになったきっかけとは

それが最近恋愛関連でもスゴく悩むことがあって・・・

LINEで相手がなかなか既読にならないとか、返信がなかなか来ないとか、客観的に見たら大したことないように思えることでも、すごく思い悩んでいる自分がいたのです。

メンタル弱っ!

と思いましたが、こればっかりはどうしようもありません。

数時間に何度もラインを開いて既読になっていないか確認してみたり、返信が来る前に追加のメッセージを送ったり・・・(客観的に見るとキモい  笑)

※余談ですが、現代日本人は一日に約100回携帯(スマホ)の画面を見るのだそうです。恋愛中の女子やオッサンはその3倍以上なんでしょうね。

で、人間って、いくつになっても恋愛や人間関係で悩むんだな、と改めて思い知らされたのです。いや、むしろ歳をとったからこそ老いていく自分に自信がなくなり、ネガティブになってしまうのかもしれませんが。

そうです。

こんなときこそアファメーションの出番なのでは。

と思ったのです。

苫米地英人さんの著書には、気になる異性が出来たときに持つべき心理をこのように表現しています。

いいと思ったら、自分から「どうですか?」といきましょう。そして、声をかけた後に「私が見極めてよくなかったら、すぐ別れますね」と宣言するのです。「私と付き合えるんだから、うれしいでしょ?あなたの価値が低いってわかったら捨てますよ」と、そういう気持ちでいたほうがいいのです。

ー苫米地英人著『悩みを幸せに変える法則』よりー

僕にはここまでのエフィカシーを持つことは出来ません。特に恋愛においては。

それに「こんな上から目線だと嫌われそう」とビビってしまう小市民です。

とはいえ四六時中「何か嫌われるようなことしたかな?」とか「他に気になる人ができたのかも」とか思い悩み、仕事も手に付かない、とかになってしまうぐらいなら、エフィカシーを高めることに意識を向けるほうがよいのではないかと思ったのです。

コーチングで学んだことのひとつに「他人の気持ちはコントロール出来ない」という考え方があります。これは本当にそうだと思います。特に恋愛においては。

ただ他人はコントロールできなくても自分自身の考え方を変えることなら出来るかもしれません。

根拠はなくとも「自分はモテる。もしこの女性が僕をふるなら、この人はきっと見る目がなかったんだ。僕をふるなんてもったいない。僕ならまた他のいい女性と恋仲になれる」と考えるように努めることは出来るかもしれません。

そう考えるといくぶんか気持ちが落ち着き、相手に返信を催促したり、返信がないのにこちらからまた連絡を被せたり、「僕何か嫌われるようなことした?」とか問い詰めたりすることが減りました(少しだけ 笑)

-2019/5/5追記-

この投稿の直後にもまた、気になっている(友人)女性と少しぎくしゃくするようなことが起きました。

「こんな苦しい想いをするぐらいならいっそ会わない方がいいのではないか。」

「色々悩まされて結局フラれるぐらいならこちらから別れ(といっても付き合っているわけではない)を告げた方がいいのではないか・・・。」

などまたもやネガティブモード全開になっていました。

しかし、ここで初めてアファメーション(エフィカシーを高める)ことを思い出し、冷静になることができました。

僕の想いは全て伝えた。(根拠は無いが)彼女にとっても僕は友人として大切な存在に違いない。それでももしもフラれるとしたら、彼女にはよほど見る目が無かった、もしくはそれ以上に大切な、本当に大切な人が出来たのだと、その事を祝福し喜んであげよう、と。

この時はもう、催促のLINEを送ることも、別れを臭わすようなLINEを送ることもしませんでした。

ただ彼女からの連絡を待つことにしました。

少し、ほんの少しだけですが、自分が大きな人間になれたように思えた瞬間でした。

今回の結論(と名言  笑)

とはいえ、やっぱり好きな相手のことはなかなか頭から離れないものですよね。特にこちらの好き度が、相手の何倍も大きい時ほど。

でもそれも恋愛の良いところなのかも。

幻冬舎創業者の見城徹氏&サイバーエージェント社長の藤田晋氏の著書に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』という作品があります。これを転用すると

苦しくなければ、恋じゃない

のかもしれませんね。

Today’s Recommend

今回は記事内にも出てきたこちら

悩みを幸せに変える法則

憂鬱でなければ、仕事じゃない (講談社+α文庫)

アファメーション

そして今回はもうひとつ。

こちら『うさんくさい臭』が出まくっているので、これまで紹介しなかったのですが、Amazonでのレビューの良さや自身の経験から最近「けっこう効果あるのでは?」と思うようになったこともあり初めて紹介することにしました。

眠りながら成功する―自己暗示と潜在意識の活用

『潜在意識』とか『眠りながら成功する』とか、ダイエット市場にも言えることですが、「努力もしないで楽に成功する」という商材が最も売れるのだそうですね。

この書籍に関して言うと、『眠りながら成功する』というのは日本で販売するにあたり付与されたセールス用キャッチフレーズであって、内容とは少し相違あるように思いました。

内容はアファメーションと同じように『ポジティブ(理想的な)イメージを強く思い描くことで、実際に自分自身をその理想型に近づけていく』といった内容です。

とは言え、『妹のために強く祈ったら病が消えた』や『強く潜在意識に語りかけたら数週間で運命の人に出会った』など、スピリチュアル的な要素が強いのも事実です。

ただなぜ今回この本を紹介したかというと。病気や恋愛などコーチングでもどうにもならなさそうなテーマに直面したとき、人間はどうしても神仏的なものに救いを求めます。

僕は、占いや血液型をはじめ神仏的なものは基本信じていません。

それでもやはり精神的に追い込まれたときなどはそういったものに関心がでます。

僕も自分自身がヤバそうな病気になったときや、知り合いが深刻な病気にかかったとき等、この本のことを思いだし読み直します。

その後よい結果になったこともあったので今回紹介することにしました。

僕の恋愛についてはどうでしょうか・・・いまだ彼女もいなければ結婚していない、ということは、その分野においてはこの本もそれほど効果がないのかもしれませんね  笑

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Eye-Catch Photo by Everton Vila on Unsplash

 

ITで食っていこうと決めた僕が、全く関係ないブログを書く理由

なぜ本業と全く関係ないブログを書くのか

今回またも『自分ネタ』を投稿します。

ブログを始めて約3年、ブログのpv数は月間4000~5000、ランキング的に言うと『通訳案内士』『コーチング』『thunderbird 同期』など情報系(商材じゃないよ)が開始当初から最近までずっと上位を閉めています。

ITストラテジストの永江一石さんがよくこうおっしゃっています。「タレントや有名人でもない限り、自分の考えやポエムのようなブログを書いても誰も読んでくれない。それよりも一定数は必ず興味があるであろう『あなたの代わりに調べてあげました』という内容を書きなさい」と。

僕もこれまでその教えに従い、出来るだけ『誰かの為になるだろう情報』をブログにするよう心掛けてきました。

・・・が。

最近は僕自身の考え的な投稿を多発しています。

理由は後述しますが、やはりというか予想通りというか、そういう投稿にはアクセスが集まらず、結果ブログ全体のPV数も下降気味です。

そうなんです。

無名のオッサンの考えなど誰も興味ないのです。

にも関わらず、なぜ僕は人間関係や人生観、恋愛観などを書き連ねているのでしょう。

それは・・・

自分が最も興味あること

それが一番興味あることだからです。

もちろんIT関連のことにも興味あります。仕事をしていて、すごく熱中できるし、やりがいや喜びを感じます。

ですがそっち系では面白いブログを書く自信がないのです。

「人生観や恋愛ネタなら面白いブログが書けるのか?」とツッこまれるとツライところではあるのですが・・・

少なくとも仕事以外のことで、いつも僕の頭の中の大部分を占めているのは『人間関係』や『恋愛』のことなのです。これは幾つになっても変わりません。

「僕と同年代の人はどうなんだ?」とか、「若い人は全然ちがうのかな?」とか、「異性だとどうなんだ?」とか「僕だけが変なのか?」とか。

そんなことをいつも考えているので、ブログネタも容易に出てきます。

もう一つの理由

それともうひとつ。

僕は3、4年前にITの勉強を始めたばかりで、ようやく仕事なりだした、という駆け出しITマンにすぎません。ITネタで業界人を唸らせようなどと、100万年早いのです。

それにIT系とかの情報系ブログで読者の心を掴むのが如何に難しいかも知っています。

よほどのことがないと読者からコメントを戴いたり交流が生まれたりすることはないでしょう。皆さん、あくまで情報を得るためにサイトを訪問しているだけで、筆者がどんな人かとかどうでもいいですもんね。

それに対し、人生観や恋愛、人間関係などの投稿を続けていれば、いつかその考え方に共感した人、または全くの反対意見の人などが、僕に興味を持ち、コメントや質問等いただけるようになる(ことがあるかもしれない)のです!

今は誰も興味ないような投稿でも、コツコツ続けていればいつか固定読者やファン、そして(あまり嬉しくはないですが)アンチなども現れるようになるのではないかと考えています。

これが僕が最近『自分ネタ』を多発している理由です。

確信を持った永江さんのブログ

さて、このブログを書いているまさに今、永江さんの新しいブログが投稿されました。

そこには(ブログではTwitterに限定していましたが)Twitterに限らずSNSやブログでファンやフォロワーを増やす為の前提条件が書かれていました。

それがこちら

1 役に立つことをいう
2 面白いことをいう
3 共感できることをいう

が基本で、これさえできていれば普通にフォロワーなんざ、集まるわけです。芸能人はなにもしなくても集まるけどね。

僕はこれまで、永江さんの考えは1か2のみだと思い込んでいたのですが、3『共感できることをいう』という項目もあったのです。

これならできるかも!

2『面白いことをいう』についてもIT情報系のブログよりは『人間関係』や『恋愛』の方が書けるのではないかと思います。

これからは『共感してもらえるような』できれば『面白い』ブログを書くよう精進してまいります。

Today’s Recommend

本日はなんと言っても永江一石さんの著書でしょう。

永江一石のネットが面白くてナニが悪い!!: ブログ3年間でバズった59エントリー総まとめ

金がないなら頭を使え 頭がないなら手を動かせ: 永江一石のITマーケティング日記2013-2015 ビジネス編

聞くは一時の恥: 永江一石のなんでも質問 なんでも回答 メルマガベストセレクト 2012-2013 永江一石のなんでも質問 なんでも回答

素人の顧客の意見は聞くな: 永江一石のITマーケティング日記2012

Eye-Catch Photo by Timothy Perry on Unsplash

 

僕が痴漢にもストーカーにもならない理由 ~性犯罪者、女性、警察の皆様へ~

今回のタイトルについて

つり的なタイトルですみません。
 
※『つり』とは、ブログや記事などで読者の興味を牽くためわざと驚くようなタイトルを付けて読ませるものの、実は中身は無い、というあれです。

今回の投稿はその『つり』に近い内容です。あしからず。
 

僕が痴漢にもストーカーにもならないと思える理由

さて、今回なぜこのような投稿をしようと思ったかというと。

1つには、あまりに些細なことで『あの人はストーカー』とか『それってストーキング』とかいう女子が多すぎるから。

もう1つには、上記のような風潮を作ってしまった犯罪者と、日本の警察体制にもの申したく。

なぜ僕が痴漢にもストーカーにもならないかというと、

まず第一に犯罪だから。

第二に僕にはそういう性癖がないから。

あと、親が泣くから。

というか、痴漢にもストーカーにもならないのが普通なんですけどね 笑

僕は一般の40代50代に比べて『女性好き』なほうだと思います。

それでも痴漢やストーカーにはならないと言いきれます。※冤罪に巻き込まれる可能性はありますが。

僕は普通のレストランやバー、高いお酒を振る舞う飲み屋さん(世間的にはキャバクラと呼ぶ)などにも、気に入った女性がいると通ったことがあります。※もちろん僕に彼女がいないときだけです!本当です!💦

反面アイドルや有名人の追っかけなどはしたことがありません。ファンクラブすら入会経験なしです。

なぜか。

好かれたい願望が人一倍強い

やっぱり相手に僕のことを好きになってもらいたいから、なのです。

僕は人一倍『愛されたい、好かれたい』という感情が強いのだと思います。※確か嫌われる勇気(アドラー心理学)では承認欲求を認めない、だったと思いますが。

少しぐらいお金や時間を使ってもいい。僕のことを、僕の存在を客としてでもいいから好きになってくれるなら少しぐらい高い店にも通います。

反対にどんなにルックスや性格も良い女性がいたとしても、僕のことを1ファンとしか思ってくれない、または存在さえも知られることのないアイドルや有名人に熱をあげることはありません。

痴漢やストーキング、覗きなどもそうです。その女性が魅力的であればあるほど、その女性に好かれたいと思います。嫌われたくないと思います。

なのでいくらその女性が魅力的でも、明らかに嫌がられるのならば、会えたとしても、裸を覗いたり、体を触ったりしても全然嬉しくないからなんです(多分ですが。そんな状況になったことがないので 笑)少なくとも、「嫌われてもいいからそういう行為がしたい!」などと思ったことはありません。

反面お金を注ぎ込んだりプレゼント攻撃をすることでデートしたりエッチな行為をしたり、またはそういうお店にいくことについては、犯罪でない範囲なら否定はしません。
 
お金をもらうことでその女性も喜んでいるわけですし、経済力も男性の魅力の一部だと思いますし(僕にはありませんが 笑)。

今回言いたかったこと

さて、冒頭の話題に少しだけてふれておきます。これを有名人やインフルエンサーが言うと炎上することになりそうですが。
 
『セクハラ』や『パワハラ』などもそうなのですがしっかりとした定義がないまま(もしくは認知されていないまま)言葉だけが独り歩きしてしまっている感があると感じました。
 
軽い日常会話のつもりで言った言葉であっても『セクハラ』、部下のことを思い叱ったつもりが『パワハラ』、そして純粋に女性を想い続けていると『ストーカー』などなど。
 
痴漢も含め、これら犯罪は憎むべきものなのですが、その裏で冤罪やセクハラ、ストーカー呼ばわりされないかとおびえ日々の生活を暮らしている男性がどれほど多いことか。
 
そしてその反面、本当の犯罪であったり、犯罪レベルの行為が行われているのも事実です。だからこそ本当は大したことでもないのに騒ぎたてる人が増えるのでしょう。
 
そして些細なことで騒ぐ人が増えると増えるほど、実際に被害にあっている人や、遇いそうな人が警察に相談しても『実際に明確な被害が出るまで動けない』という事態を生んでいるように思うのです(事件の重大性や優先順位、マンパワー的な部分もあるかとは思いますが)。
 
で、何がいいたかったというと・・・
 
痴漢やストーカー行為を行ったことがある人、してみたいと思ったことがある人へ。
 
痴漢は犯罪です。ストーカーも線引きがあるのかもしれませんが犯罪です。あなた方のせいで苦しんでいる被害者、その陰でおびえる女性、男性も多くいるのです。冤罪で人生が破綻した人も少なくないと聞きます。
 
そのエネルギーをもっと別の世の中のためになる方向に向けてください。
 
女性の皆様へ。
 
過剰に『セクハラだ』『ストーカーだ』と騒ぎ立てる前に、冷静に相手の男性の気持ちを考えてあげてください。
 
警察の皆様へ。
 
いつも国民の安心を守ろうと全力を尽くしていただきありがとうございます。凶悪犯罪や重要案件に立ち向かうこともあるかもしれません。頭が下がるばかりです。
 
ですが、取り返しのつかない事件になる前に、ストーカーや痴漢などの案件も未然に防ぐ方法を考案していただいたりすることは難しいでしょうか。相談者に寄り添ってあげていただくことは難しいでしょうか。
 
今回はふと思ったことを書きなぐってみた、みたいな投稿でした。

Today’s Recommend

今回の内容とは直接関係ないのですが、『痴漢』→『えん罪』と連想したのと、この投稿を書いているときに見ていた坂口健太郎さん主演のドラマ『イノセンス 冤罪弁護士』がめちゃくちゃ面白かったので、紹介することにしました。

このドラマ、僕は放送開始途中から録画を初め、第六話、第七話を見ただけなのですが、予想を遙かに超える面白さでした。

毎回ドキドキするし、泣けるし。視聴率を稼げないから面白い脚本を書く人もなかなか出なくなったといわれる昨今のテレビ界において久々のヒットと言えるのではないでしょうか。

脚本も「またマンガのドラマ化かな」と思っていましたが、そうではないようです。

イノセンス 冤罪弁護士 DVD-BOX

 

そして今回も文中に一瞬出てきた『嫌われる勇気』を紹介しておきます。

嫌われる勇気に下記のような一文があります。ここでは詳細について割愛しますが、興味のある方は是非著書を読んでみてください。

アドラー心理学では、他者から承認を求めることを否定します。

-『嫌われる勇気』より引用-

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 
Eye-Catch Photo by Rene Böhmer on Unsplash
 
 
 
 

 

 

愛されながら亡くなった親戚の叔父さん。その時「僕は愛されながら死ねるだろうか」と「人間がやってはいけないこと」を思った~

人が死ぬということ

また1人知り合いがこの世から去ろうとしています。

重いテーマですみません。

こんな時にブログ投稿?と思いましたが、人生観や人生そのものをテーマにしているブログなので、こんな時こそ書くべきと思い急遽内容を変更し投稿することにしました。

その人は僕の叔父にあたるのですが、僕ら兄弟が子供の頃はよく釣りや海水浴に連れていってもらったという記憶があります。

叔父は、あまり笑いのセンスがない僕達親戚連中において、1人だけ飛び抜けて話が上手く、いつも冗談を言って周りを笑わせているような人でした。

子供の頃から「面白い人になって人気者になりたい!」と思っていた僕にとって、叔父は親戚の中でも憧れの人物の1人でした。

そんな叔父の元気な姿を最後に見たのは数年前だったと思います、別の親戚が亡くなったお葬式の時でした。

元気、といってもその際すでに病気が発症していて、背骨が大きく湾曲していました。「腰が痛くてたまらない。誰かマッサージして」と言っていたのを覚えています。

その時はまだ原因が分からなかったらしいのですが、その後何軒か病院を回るなかで、何千人か、何万人かに1人がかかる奇病だということがわかったんです。※昔、三浦春馬さんが演じていたドラマで見たALSという病気なのかな・・・と思います(違うかもしれません。聞けませんでした)。

その後お見舞いに行った時には既に筋肉が落ちきっており、病院で寝たきりで、酸素マスクをしていたこともあったのか話すこともできなくなっていました。

かっこいい生きざまとは!?

その見舞いの際、非常に驚いたことがありました。

話すことも立ち上がることも出来ない状況にも関わらず、叔父は見舞いに駆けつけた僕らを見ると、筆談で冗談を書いて皆を笑わせはじめたのです。

くだらないダジャレなどではなく、普通にセンスよく笑えるものでした。

すごい!と思いました。

よく洋画などで主人公が絶体絶命の窮地に追い込まれた状況でも、冗談を言って周りを笑わせるシーンを見かけます。

でも映画を観ていた時は「これってフィクションだから出来ること」だと思っていました。

それが現実に目の前で行われていたのです。

純粋に「カッコいい!」と思いました。

僕ならとてもそんなことは出来ないでしょう。悲観的になって周りに気配りする余裕などなくなっていると思います。

叔父の様態が急変

叔父は僕の母の弟にあたるのですが、母は毎週のように叔父の病院にお見舞いに行っていました。

僕らがお見舞い行ってから何年が経ったでしょうか。この投稿を書き始める数日前、僕の母の元に、叔父の様態が急変したという連絡が入りました。

「数年病院で寝たきりに近い状態だった人の様態が急変したとなると、もうダメかもしれない」その時僕はそう思いました。

「でも、もしも治る見込みがないのなら、これ以上入院生活が長引くよりむしろいいのかもしれない。ご家族にとっても・・・」

そして母にもそう話したんです。

・・・すると母から驚くべき回答が。

「普通はそうなんやけどね。弟の奥さんはそう思ってないみたい。旦那さんがいなくなるとどうしていいかわからない。1日でも長く生きていてほしい、と思っているみたい」と。

驚きました。元気な時ならまだしも、病院で寝たきりになって3、4年。それでも尚、1日でも長く一緒にいたい・・・

どれ程の愛情の深さなのでしょう。そして叔父はどれ程愛されていたのでしょう。

僕は、僕自身の人生を省みていました。

僕は、特に秀でたも才能もないくせにワガママで自分勝手。やっと彼女が出来たと思ったら直ぐに三下り半を突きつけられる始末。

50年近くも生きてきて、他人からこんなに愛されたことなどない。

そして、この先も無いかもしれない。

そんなことを考えていました。

友人や職場の上司の中には『結婚なんかそんなに良いものではないよ』と言う人も少なくありません。

一方でこんなに愛し合っている夫婦もいる・・・。

いろいろなことを考えさせられました。

その時は来た

そして今、実家の母から連絡がありました。

叔父が永眠されたそうです。

多くの人から愛された、本当に幸せな人生だったと思います。

本当におつかれさまでした。

お見舞い、お通夜、お葬式、と参加させて頂いて改めて思いました。

やっぱり生を受けて何年かでも生きてきた以上、1人でも、2人でもいいから愛されたい。

それが出来た人って羨ましいな。

50年近くもそれが出来なかった自分が情けないし、それが出来ているすべての知り合いや友人を羨ましく思いました。

最後に

誰かが亡くなった時いつも思います。

僕の父が亡くなったときは、母が何時間も病室から離れず遺体の前で泣き続けていました。

そして今回の叔父のお葬式の時も、奥さんはずっと泣いておられました。

1人の人が亡くなるだけでも何人もの人が深い悲しみに包まれるのです。時には絶望の縁に落とされます。

普段はあまりメッセージ性の強いことは書かない当ブログですが・・・こういう時だけは言わせてください。

殺人は絶対いけません。

他人を殺すのはもちろん、自分自身を殺すのもいけません。

病気や寿命など避けられない状況を除き、一人でも悲しみにくれる人が減ることを僕は望んでいます。

Today’s Recommend

こんな時に商売がからんだアフィリエイト広告は付けるべきでは無いと思い、今回は作品の紹介のみとYouTube動画を添付させていただくことにしました。

三浦春馬さん、多部未華子さんが主演主演した前述のドラマ『僕のいた時間』、DVDがでていますので、是非見てください。

そしてそのドラマの主題歌、Rihwaさんの『春風』。ドラマの影響もあったかもしれませんが、僕はこの曲を聴くと未だに涙が出ます。

そして、恋愛の曲としても、僕が最も好きな一曲です。

 

Eye-Catch Photo by Chris Buckwald on Unsplash